概要
ナイトメア事件にて、エックスが獲得したアーマーの一種。
ファルコンアーマーを元に、ゼットセイバーとの連携を重視されたアーマー。
特殊武器のチャージもできる。
パワーアップパーツ
作中ではパーツのデータを全て集めることで使用可能になるが、どのパーツがどのような効果を持っているかは解説が無いので不明。
そのため、他のアーマーのパーツの性能から推測したものを表記する。
ヘッドパーツ
特殊武器のエネルギーの消費量を軽減。
ファルコンアーマーと同じだが、ブレードアーマーの性能上、重要なパーツの1つ。
フットパーツ
空中で上下左右の4方向にダッシュ移動できる「マッハダッシュ」が使用可能となる。
使用時に一瞬溜めモーションが入り(ボタン長押しで延長可)、出始めには攻撃判定と無敵時間が現れる。
しかし、ファルコンアーマー同様に攻撃力は微力のため、主に移動手段として用いられる。
飛距離はファルコンアーマーの(ダッシュボタンの)エアダッシュの2倍。
ついでにマッハダッシュの攻撃判定はアルティメットアーマーのノヴァストライク同様に特殊武器扱い(恐らくX5~6のギガアタックがチャージショットの強化版だからだろう)になるらしく、特殊武器なしでもハイマックスにダメージを与えることが出来る(ガードシェルバグを併用すればあっさりと沈む)。
ボディパーツ
被ダメージを半減し、「ギガアタック」が使用可能となる。
被ダメージ時にギガアタックのエネルギーをチャージし、使用すると空になる。
前作のファルコンアーマーと違い、ゼットセイバーで前方に強力な波動を2発放つ。
アームパーツ
チャージショットが敵を貫通し、プラズマが1つ発生するものになる。
スピアーチャージと比べて大型であるが、やはり攻撃力は通常のエックスのチャージショットに劣る。
プラズマもプラズマチャージのものと違い、発生数は1つだけ、一定以上の耐久力の敵に対してのみと制限も多い。
また、上方向キー+チャージショットで対近距離武器のチャージブレードも使用可能となる。
特殊武器のチャージは可能。
余談だが、アームパーツには2つのモードのセイバーを使う「ブレードモード」とバスターを使う「バスターモード」があり、ブレードモードはバスターの突起部分が開いて剣の柄のような形状になり、バスターモードは弓の形状となっている。
ブレードアーマーのデータがあるステージ
ヘッド:グランド・スカラビッチステージ
フット:コマンダー・ヤンマークステージ
ボディ:シールドナー・シェルダンステージ
アーム:インフィニティー・ミジニオンステージ
とは、いったものの・・・
より接近戦重視のシャドーアーマーの方が手軽に高性能化できるためか、国内では影が薄い。
詳細は以下のとおり
チャージショットとチャージセイバーの使い分けで遠近対応!
チャージショットはベースとなったX6のファルコンアーマーと違い敵貫通性能はあるものの威力が低め(威力がノーマルエックスのチャージショット以下である)。
チャージショットは小型メカ、中型~大型メカやナイトメアウイルスにはチャージセイバーを中心に戦うことになる(シャドーアーマーの円月輪は対象に攻撃した場合【多段ヒット】の判定が起きる)。
チャージセイバーは、ショットイレイザー効果が付与されているため一定の弾丸をかき消す事が可能。 発動の際には「上を押しながら攻撃」というコマンドも地味に少々手間なのが欠点(元から接近戦に強い剣豪の親友もいるということを忘れてはならない。
特殊武器もチャージできるぞ!
ファルコンアーマー同様特殊武器のチャージが可能。ボスキャラ相手に有効な特殊武器を使用できる。
マッハダッシュによる高い空中移動力!
二倍の速度で移動できるのだがカッ飛び過ぎて制御し辛い。使用時に一旦空中に静止して溜めモーションが入るのも少々テンポが悪く成り気味&少々手間である。
横方向の移動目的なら隠しアーマーだが少し高度も上昇し威力も高いアルティメットアーマーのノヴァストライクの方が使いやすい
発動方向を決めるための溜めモーションなので、左右と上へのダッシュは移動や障害物の突破に使い真下に向かっての高速移動は、足元にいるメットールなどの小型メカ破壊用に使うといいだろう。
対となるシャドーアーマーには【エアダッシュ機能がない】という欠点を持っている。これが大きく響く場面が存在しているので、アドバンテージが取れている(これもこれでそもそも装備の違いで詰みが発生しかねないようなステージ構造という、ゲーム的な欠陥が悪いのだが。)。
ギガアタック
前方一直線状に光波を飛ばし、対象にダメージを与える。攻撃範囲はファルコンアーマーのものより狭く、シャドーアーマーのものより控えめな攻撃力。
という具合でシャドーアーマー入手にブレードが必須の所でだけ使ったら後はもう御役御免というプレイヤーが大半であったと思われる。
Googleなどの検索エンジンに「ブレードアーマー」と入力してみよう。国内での検索予測候補に大変哀しい二文字が現れてしまう・・・。
アーマーのデザイン自体は歴代アーマーのような正統派路線を受け継いでいて普通にカッコいいのだが……。
剣を司る鎧の真価とは何か?
上記のとおりの性能だが、このブレードアーマーは【特殊武器】が揃っていくほど強くなっていく。
アーマーとして完成させた当初の戦闘能力は低めであるが、特殊武器が揃っていけばいくほど【組み合わせて攻撃を仕掛ける】ことが出来るのだ。
チャージショットとチャージセイバー、マッハダッシュに特殊武器を組み合わせるだけでも大幅に攻撃範囲と火力に差が出るため、ヘッドパーツは性能は地味だが非常に重要なパーツなのである。
そしてハンターランクが上であるならば強化パーツの装備スロットも生まれるので、強化パーツで強化していくとより活躍させやすくなる。
それらのパーツは以下の通り
バスター強化パーツ
- 【アルティメットバスター】
- バスターのチャージ無しでチャージショットorセイバーが使える。
- 【ハイパーチャージ】
- バスターのチャージ時間を半分にする。
- 【マスターウェポン】
- 特殊武器の攻撃力を強化する。
- 【エナジーセーバー】
- 特殊武器使用時のエネルギー消費量を半分にする。
- 【バスタープラス】
- バスターの通常弾の攻撃力を上げる。
- 【ラピッド5】
- バスターの通常弾の同時発射数を3→5に増やす
- 【スピードショット】
- バスターの弾速を強化する。
オートチャージ機能をONにすれば、エックスバスターor特殊武器の通常弾⇔チャージ弾の切り替えが容易に行うことができ、相手にもよるが、バスタープラス+ラピッド5+スピードショット+連射機能ONで倒す事も可能である。
アルティメットバスターは無チャージでチャージ攻撃が出来るメリットがあるが、チャージショットを撃った後にクールタイムが存在するために即座の追撃が出来なくなり、小回りが利かなくなるので空中チャージセイバーを起点にすれば若干動きやすくなる。
ハイパーチャージはチャージショット後の追撃が可能になり、小回りが利いて有用な通常特殊武器(とバグ)の使用が出来るメリットがあるが、チャージ時間が存在するためにチャージ攻撃をするのに僅かなタイムラグがある。
火力か小回りか、ステージか好みの戦い方で選ぼう。
身体強化パーツ
- 【スピードムーブ】
- 通常移動時の速度を強化。
- 【ハイパーダッシュ】
- ダッシュ移動時の速度を強化。マッハダッシュの距離にも適応される。
- 【ダブルバリア】
- 敵からダメージを受けた時の無敵時間の強化する。
- 【ハイジャンプ】
- ジャンプ力を強化し、高所エリアへの移動が容易になる。
- 【チェンジエナジー】
- 敵から受けたダメージを特殊武器エネルギーに変換する。
これらの強化パーツの組み合わせ次第で、戦闘能力の大幅強化を始め、ステージの走破、ボス戦闘をスムーズに繰り広げることが出来る。
そしてブレードアーマーのギガアタックはランダム性が強く、下手したら1発も当たらないこともあるファルコンアーマーと、距離をある程度詰めなければならず、倒しきれなければ被弾(大体ボスだろうが)リスクがあるシャドーアーマーと違って遠距離から放てる高い貫通性能を持ったシンプルな飛び道具なのでマッハダッシュと併用すれば高い攻撃範囲を持ち、雑魚・中ボス・ボスにもある程度安全に使える利点がある。
シャドーのギガアタックと比べれば低いだけでボスへのダメージはアルティメットアーマーのノヴァストライクと同じである。
要となるのはプレイヤー自身の練度を育てていく事である。上級者向けアーマーではあるが、上下のダッシュが行える唯一のアーマーでもあり使いこなせる練度までになれば終盤まで第一線で活躍ができる。
特殊武器との併用
ブレードアーマーはバスターのボタンで通常ショットの連射とチャージショット、チャージセイバーを使えるためX6では唯一特殊武器とセイバーの連携が出来るアーマー。
特にチャージセイバーは中ボスへのダメージソースとしてはバスターよりも優秀で発動すれば一定時間持続する特殊武器との相性が良く、連続攻撃で大きなダメージを与えられる。
マッハダッシュの併用すればより安全に発動し、攻撃範囲を広げることが出来る特殊武器も存在する。
【ゼットセイバー】
最初から使えるエックスのもう1つの武器であり、これを弱点とするボスもいるため、ロックマン8のロックボールに近い。
しゃがみ斬りは使えず、ゼロのような速度と攻撃力はないが地上限定のゼットバスターと違って空中でも使える利点があり、ワンボタンで満遍なく敵にダメージを与えられる。
威力は無強化セミチャージと同等だが、セイバーキャンセルを駆使することで「乱れ斬り」を使えて素早くダメージを与えられる。
空中チャージセイバーから素早く使えたり、耐久力のある敵に対してはチャージショットとプラズマの追加ダメージと乱れ斬りで(勿論運によるが)手早く倒せたりする。
後述のマグマブレード(通常)も同じことが出来るが、あれはしゃがみやダッシュによるキャンセルが出来ないため小回りはこちらが勝り、アルティメットバスターでは使えなくなる。
「乱れ斬り」はタートロイドのミサイルやヒートニックスの火炎弾、ヴォルファングの氷などを破壊しながら攻撃出来たりするので覚えておくと損はないかもしれない。
因みに「乱れ斬り」はPXZでゼロ本人がセイバーキャンセル攻撃を発言しながら攻撃している。
【ヤンマーオプション】
(通常)
他のアーマーと同じようにオプション弾の連射と通常ショットの弾幕を張れるようになる。
これは他のアーマーでも使えるが、マッハダッシュの滞空を利用すれば空中の敵を攻撃し、上方向に移動すれば上空の敵にもオプション弾を当てられるようになる。
ただし、滞空攻撃はホバリングが使えてその状態でもバスターが使えるアルティメットアーマーの方が高い。
(チャージ)
エックスの周辺に無敵状態のオプションを展開してランダム弾を発射する。
しばらく持続するのでマッハダッシュの火力の底上げが出来る。
チャージセイバーとの相性も良く、無敵状態のオプションをぶつけながらチャージセイバーを当てられるので倒せる範囲が増える。
【アイスバースト】
(チャージ)
通常のアイスバーストは精々、上方向のマッハダッシュの距離稼ぎくらいしか使えないが、チャージ版はブレードアーマーのみ横方向への攻撃を可能とし、他のアーマーとは違って僅かな無敵もあるマッハダッシュと相性が良く、攻撃を回避しながらの反撃に向いており、マッハダッシュの攻撃範囲の増大させられる。
一応下方向へのマッハダッシュを連発することで上方向よりも連続で氷柱を短い間隔で発射出来るようになる。
【マグマブレード】
(通常)
空中チャージセイバーの後で放つことで即座にマグマブレードを繰り出すことが出来る。
どちらも空中で停止するので連射機能を使えばほぼ確実に命中し、エックスの空戦火力を高める。
地上では即座に使えないのが難点か。
(チャージ)
エックスがいる位置から広範囲に飛んでいく火炎弾。
エックスがジャンプや上方向マッハダッシュをすればより広範囲に火炎弾が飛んでいく。
アルティメットバスターを装備して連射をオンにすればマッハダッシュで高度を調整しながら狙った場所を集中攻撃出来る。
【メタルアンカー】
(チャージ)
ブレードアーマーは上方向の移動手段があるので比較的安全圏でチャージ版を発射することが出来るが、これはアルティメットバスター装備と連射機能をオンにすればやりやすい。
【グランドダッシュ】
(チャージ)
岩を発射する時に動きが止まるのでアルティメットバスター装備なら空中チャージグランドダッシュ→チャージセイバー→チャージショットでの攻撃が出来る。
ハイパーチャージの場合はチャージ時間がある関係上、チャージショットが通常ショットになるので攻撃速度と瞬間火力が下がる。
【メテオレイン】
(通常)
至近距離でないと当たらないので2発連続発射してからのチャージセイバーかチャージショットで連続でダメージを与えられる。
上方向に飛んでいくのでついでに上空の敵にもダメージを与えることが出来るが一番の利点は兵器開発所の中ボスにメテオレイン→空中チャージセイバー→メテオレインの繰り返しであっさりと沈められる。
【ガードシェル】
(通常)
盾を前方に構え、セイバーとプラズマを盾と重ねることでヒット数が増大する。
特に無敵時間のない雑魚や中ボスにはかなり有効であり、ブレードアーマーの火力を大きく引き上げる。
これを使うならハイパーチャージを装備しよう。
マッハダッシュの攻撃判定にも対応しており、マッハダッシュと併用すればアルティメットアーマー程ではないがハイマックスをあっさりと撃破出来る。
(チャージ)
四隅に貝殻を発生させ、特殊武器ボタンを押すとそれぞれから対角線上に向けて弾を発射出来る。
最大8回攻撃分任意のタイミングで攻撃が可能で時間経過で解除されないメリットがあり、セントラルミュージアムのトーテムにはかなり有効。
発射された弾に当たった敵にチャージショットかチャージセイバーをしよう。
【アローレイ】
(チャージ)
マッハダッシュで移動して比較的安全圏からのチャージアローレイでボスにダメージを与えられる。
アルティメットバスターを装備すれば連続で使える。
まさかの立体化
2022年4/25、コトブキヤのロックマンプラモデルトークライブにてまさかの立体化が決定。
長年国内ではアクセルなみかそれ以上に立体化に恵まれなかった上、ロックマンXDiVEでも(配信当時)実装されていなかっただけに多くのファンを歓喜させた。
どうやら設定画がほぼないため、公式イラストから微妙に外見が異なっていたらしく……?
余談
- 今でこそ研究が進んでブレードアーマーの強さは見直されているものの、今まで弱いと言われていたのは分かりやすい強さではなかったためだと思われる。
Xシリーズはアーマーシステムがあるため、X6以前の強化チャージショットは基本的にノーマルの上位互換(攻撃範囲が狭いファルコンのスピアチャージですら地形・防御貫通の上に多段ヒットであり、対雑魚の火力は高め)であったため。
ブレードアーマーはマッハダッシュや様々な武器の連携に特化したアーマーであり、X6が出た当時のプレイヤーは特殊武器よりもバスターを使う傾向があったようで、このアーマーの真価が発揮されることは無かったようだ。
- 単純なバスターの火力は抑えられているが、エックスのもう1つ攻撃手段であるゼットセイバー方面の火力と性能が向上しているのは事実。
- 前作のファルコンアーマーと比較されてしまい、弱いと言われがちだが、ファルコンアーマーは特殊武器チャージが出来ず、肝心の強さがフリームーブと地形・防御貫通のスピアチャージに大きく依存しているのに対してブレードアーマーはマッハダッシュによる上下左右への機動力と一時的な無敵、複数のチャージ武器と通常・チャージ版の特殊武器が使えるため、機動力と引き換えに火力を大きく落としたファルコンアーマーと比べて機動力と火力の両立が出来ている。
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