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サードアーマー

さーどあーまー

サードアーマーとはカプコンから発売されたロックマンX3に登場する武装の一種である。
目次 [非表示]

概要編集

ドップラー軍団と戦うため、エックスが新たに入手したアーマー。

セカンドアーマー同様にフットパーツとアームパーツを揃えると梯子の昇降が高速化し、全パーツを装備すると武器エネルギーの消費量が軽減される。


パワーアップパーツ編集


ヘッドパーツ編集

ステージ開始時に簡易マップとアイテムの位置を表示する「アイテムレーダー」機能が搭載される。

ステージセレクト画面で、各ステージに隠されたアイテム名が表示されるようになるため、初見時や特殊なパスワード使用時、久しぶりにプレイする時に役立つ。


フットパーツ編集

X2から続投のエアダッシュに加え、上方向へダッシュ移動する「ヴァリアブルエアダッシュ」が使用可能になる。

上方向へのエアダッシュは二段ジャンプとして使える効果であり、発動時は一瞬の溜めが存在するため、滞空時間を延ばせる。

特殊武器のトライアードサンダーと併用することで上方向への体当たりが可能になる。


ボディパーツ編集

常時ダメージを半減し、被ダメージ時にその後のダメージを3/8に軽減する「ディフェンスシールド」が発生し、連続で攻撃を受けるような状況でのダメージを抑える。

シールドは1回攻撃を受けるか一定時間経過で消失する。


アームパーツ編集

チャージが2段階追加され、「ダブルチャージショット」と「クロスチャージショット」が使用可能になる。

チャージ時間は前作の物と変わらないが段階での色(フルチャージは茶色)がしっかりと区別され、チャージ完了が分かりにくかった前作よりも改善されている。

ダブルチャージ1発目は、小さなエネルギー球を束ねた専用弾となっていて、発射直後は弾速が非常に遅く、敵に命中すると斜め上下に分裂して追撃する特性を持つ。


【ダブルチャージショット】


X2と仕様の異なるチャージショットを撃ち出す。

ボスに対して使用する場合、二発目のショットに無敵時間を貫通する特性がないため、連続で撃ち込んでも意味がない。

また、一発目の初速が遅いため、命中させるにはある程度接近することも必要。


【クロスチャージショット】


フルチャージ後、2つのチャージショットを重ねることで、攻撃範囲の広いクロスチャージショットに変化する。

クロスチャージは中心のエネルギー弾とその上下2つに連なる小型の拡散弾で構成される。

攻撃範囲は広くなるが、弾の速度が若干緩やかになり、威力の高い中央の弾は当てづらくなる。

使い所の難しいチャージショットであるものの、ミサイルを薙ぎ払う、追いかけて盾に使う、置き技として機能する等の利点はある。


ビームサーベル編集

隠し武器に該当し、特定の条件を満たすことでゼロと引き換えに入手できる。

X2以前の必殺技のようにライフゲージ量は参照せず、地上・空中どちらでも使用可能な高威力チャージ攻撃で使い勝手が良い。

アームパーツの有無で性能が変化し、無しの場合はゼロのように近距離のみ、有りの場合はサーベルの衝撃波を飛ばすことができる。

この衝撃波も威力が非常に高く、ボスに命中すると複数の斬撃が発生して大ダメージを与える。

また、サーベルを入手するとフルチャージ時の発光がゼロと同じ緑色に変化する。


強化チップ編集

X3ではパワーアップパーツに更なる機能強化を施す「強化チップ」が登場し、4つの強化チップはある特殊な状況を除いて1つしか入手できない。

通常のアーマーパーツは青色のカプセルから入手するが、強化チップは赤色のカプセルから入手する。

チップはパーツの機能強化に用いられるため、ベースとなるパーツを装備していない場合は入手できず、パーツ未装備でカプセルを発見しても、ライト博士からパーツを装備してから来るように言われる。


ヘッドチップ編集

ライフ回復機能が備わり、エックスが静止しているとライフが自動で回復し、ライフ満タン時はサブタンクのエネルギーが補充される。

長時間放置しておくだけで全サブタンクを満タンにすることも可能。


ボディチップ編集

ディフェンスシールドが強化(ダメージ1/4)され、色が青から赤に変化する。

シールドでダメージが1/4に軽減されるのは最初の1発だけというバグがあり(移植版やアニコレでも未修正)、以後はシールドによるダメージの軽減効果が消失する。

実質的にディフェンスシールドが弱体化するが、後述するハイパーチップでは強制的に組み込まれる。


フットチップ編集

ヴァリアブルエアダッシュを2回連続で使用可能になる。

ダッシュジャンプからヴァリアブルエアダッシュを1回行うことも可能。

回避の難しい攻撃も避けやすくしてくれる上に歩行速度も若干上昇する。

機動力を大幅に強化できるため、4つの強化チップの中ではもっとも利便性が高い。


アームチップ編集

ダメージを受けた時にそのエネルギーを蓄積し、エネルギーが満タンに達することでチャージショットを最大14発連続で発射する「ハイパーチャージ」が使用可能になる。

エネルギー満タン時しか発動することができず、途中で武器を切り替えた場合はエネルギーを溜め直す必要がある。

X2のギガクラッシュに相当する機能で、チャージ時間の長いフルチャージショットを連射できるようになるのは非常に強力。

更にビームサーベルを入手している場合は凄まじい攻撃力を発揮できる。


ハイパーチップ編集

入手条件は上記リンクを参照。

エックスの姿が金色に変化し、上記4つのチップ機能を併せ持ったフルスペック状態となる。

ただし、ボディチップのバグはそのままであるため、防御性能だけは弱体化する。

このチップのみパスワードでは記録できない(携帯アプリ版はセーブ可能)。

らくがき


おすすめの特殊武器編集


サードアーマーの強化チャージショットは癖が強いので、慣れないうちは特殊武器を活用したい。

X3の特殊武器もまた癖が強いが、使いこなせれば強力なものが揃っている。


【フロストシールド】


前方に氷の弾を発射し、敵や壁に当たるとまきびしになる。

弾速が遅いがライフ回復を落としやすくなるのでサードアーマーのディフェンスシールドがあれば簡単にはやられなくなる。


【トライアードサンダー】


(通常)


エックスの周囲に電撃を展開する。

しばらく攻撃判定が残るのでヴァリアブルエアダッシュとの相性も良い。

PXZシリーズではエックスのクロスチャージショットと共に必殺技と複数技に組み込まれていたりエックスの立体物でも出されていたりなど、次回作の特殊武器であるライジングファイアと並んでエックスの代表的な特殊武器として扱われている。


(チャージ)


地面を殴って振動させ、地を這う二発の電気球を発生させるエックスの特殊武器では数少ない拳を介した技。

攻撃力が非常に高く、作品の雑魚敵はほぼ一撃で撃破できる(鎧付きなど例外はある)。

攻撃範囲は画面全体に及んでおり、X2のギガクラッシュに近いが、接地しているか地面ギリギリで浮いている敵限定であり、空中の敵には通用しない。

ただし、こちらは地上でないと攻撃が行われず、空中で発動すると接地するまで行動不能になってしまう。


【スピニングブレード】


(通常)


エックスの斜め上下に発射され、そのまま後方に飛んでいく独特の軌道の特殊武器。

威力が高く、至近距離で連発すれば耐久力のある敵も容易に倒せてしまう。


(チャージ)


威力の高いヨーヨーのような大型の丸鋸が一定距離に放たれる。

方向キーを押すことでエックスの周囲を周るため、攻撃範囲は広い。


【レイスプラッシャー】


(通常)


拡散する光弾を連射する特殊武器。

全弾命中させれば耐久力のある敵でも倒せてしまう。

バスター代わりの武器としても優秀。


【アシッドラッシュ】


(通常orチャージ)


これで敵を倒すと武器エネルギー回復が出やすくなり、X3では武器エネルギー回復のサブタンクがないので多用する特殊武器の回復のために重宝する。


【パラスティックボム】


(チャージ)


チャージすると蜂型の爆弾が敵目掛けて飛んでいく。

威力は低いが回避に専念しつつ攻撃出来るので機動力の高いサードアーマーとは好相性。



サードアーマーのパーツがあるステージ編集

  • パーツ
パーツステージ備考
ヘッドスクリュー・マサイダーステージ要アームパーツ+トライアードサンダー
フットフローズン・バッファリオステージ
ボディエレキテル・ナマズロスステージ要アームパーツ+バグホール
アームシャイニング・タイガードステージ要フットパーツ+トルネードアーム
サーベルドップラーステージ2

  • チップ
パーツステージ備考
ヘッドエクスプローズ・ホーネックステージ要フットパーツ+ライドアーマーH
フットアシッド・シーフォースステージ要アームパーツ+フロストシールド+ライドアーマーF
ボディシザーズ・シュリンプァーステージ要ライドアーマー
アームグラビティー・ビートブードステージ要ライドアーマー
ハイパードップラーステージ1

岩本佳浩版編集

前2作とは異なり、順番にパーツを入手するのではなく、各パーツを一括で入手する。


8大ボスとの戦いを終えた後のナイトメアポリス戦で敗北し、ゼロと共に処刑されそうになった際、エックスとゼロに助けられた8たちがドップラー軍の施設から入手してきたパワーアップデータチップをマーティが届けてくれたことで強化復活を果たす。この日はクリスマスであったために「地球は新たな救世主を得た」と語られた。


カイザーシグマとの戦いで一度は消滅したエックスであったが心のプログラムにより、ハイパーモード状態で復活。胸部の球体は地球を表す演出もされた。カイザーシグマの攻撃を一切寄せ付けず、パンチ一発でカイザーシグマとシグマ城を破壊。


戦い終えた後、ファーストアーマーと同じくエックスの手で外され、ヘッドパーツのみがシグマ城跡地に残される。


ちなみにチャージショットはクロスチャージショットではなく、普通のチャージショットを強力にしたようなものになっていた。クロスチャージの描写が困難、もしくはX2で似たことをエックスとゼロでやってしまったからだろうか?



XDiVE版編集

2020年10月14日のアップデートにてSランクキャラとして実装。

本作では「Xマックスアーマー」という名義で登場している(英語・中国語表記では「サードアーマー」名義)。

スキルはクロスチャージショットとハイパーチップであり、原作と比べてかなり強くなっている。

紹介演出では極稀に竜巻旋風脚を披露する。しかし……


2021年6月以降からの扱いが原作同様不遇にされている。

日本版限定で開催された超壊れガチャ「Xアーマーシリーズカプセル」では唯一除外され(同じフェス限であったアルティメットアーマーはあった)、モンスターハンターライズとのコラボイベントのステージの仕掛けの翔虫装置では何故か作動しない(対処方法はサードアーマーもといマックスアーマー以外でプレイしろとのこと)。


立体化編集

バンダイから発売された『メガアーマー』シリーズで登場。公式では「X3マックスアーマー」という名称で商品化しており、2020年、コトブキヤから発売されたプラモデルでも「マックスアーマー」名義で発売している。

また、商品開発に携わっていた栗原昌宏氏によると、通常のエックスと区別するために付けた商品名であり、仮にX1やX2のアーマーが発売されていたら「X1マックスアーマー」「X2マックスアーマー」になっていたと語っている()。


余談編集

  • 攻撃的な性能であったセカンドアーマーと比較して、機動力・防御力・攻撃範囲を重視した防御寄りの性能になっている。クロスチャージショットが前作ダブルチャージより扱いづらいため評価は芳しくなく、ヘッドパーツのレーダー機能もステージ開始直後の強制表示なのでテンポを削ぐ。ボディパーツのシールドは防御力向上効果のみであり、前作のギガクラッシュのような派手さもない。強化チップが前提の若干控えめな性能であるが、前作よりアクションの幅は増しており、ハイパーチップとビームサーベルを入手したフルスペック状態のエックスは、シリーズでも屈指の性能を誇る。


  • クロスチャージショットは2つのチャージショットを合体して放つ派手なチャージショットであるためか、PXZシリーズではエックス&ゼロの必殺技or複数技の初撃に使われたり、イレギュラーハンターXのVAVAモードラスボス戦のエックス&ゼロがクロスチャージショットの前身のような攻撃をしたり、XDiVEではX3とイレギュラーハンターXの性能を1つにしたような性能で登場したりしたため、登場の機会は多め。

  • 「サードアーマー」という名称はゲームでは『ロックマンX アニバーサリー コレクション』で初めて使用された。

  • 一部書籍媒体であった「バグホールで雑魚敵や弾を吸収するとハイパーチャージのエネルギーが回復する」という話はデマである。ハイパーチャージのエネルギーは敵弾を受けることでしか回復できない。

関連イラスト編集

ロックマンX3の3アーマークロスチャージバスターッ!エックスロックマンX3

マックスアーマーBLUEMegaman X3 - Hyper Max Armorクロスチャージショット

関連タグ編集

ロックマンX3 エックス トーマス・ライト ハイパーチップ

ファーストアーマー セカンドアーマー フォースアーマー アルティメットアーマー

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