概要
パワー6200rp、スピード3600rp。
異名:鋼鉄のリベンジャー
カブトムシ型レプリロイドで、かつてはイレギュラーハンター第17部隊に所属していた。ロックマンXに登場した8大ボス・ブーメル・クワンガーの弟であり、兄を破壊したエックスを恨み、復讐する絶好の機会としてドップラーの反乱に加わり、空軍の空母を奪取した。ブラックホールを操る能力を持つ。
カードダス版『ロックマンX メガミッション2』ではリミテッドに融合され、ヘラクレスオオカブトがモチーフのリミートレプリロイド『グラビティー・ビートブード・L』に変化している。
使用技
バグホール
両手から各一個ずつ放つ小型ブラックホール。
壁に当たるとバウンドしながら巨大化、威力も上がる性質があり、狭いボス部屋と弾速と合わせて回避困難な技である。
2発撃たれた場合は、壁の丁度真ん中辺りに張り付いてやり過ごす必要がある。
また、戦闘終盤になると天井を覆うほどの大型ブラックホールを作り出す。
これは常に吸引力が上方向に働いており、うかつにジャンプすると激突して大ダメージを食らう。
突撃
巨大な角を利した突撃攻撃。
直線的な軌道ではあるものの、スクリュー・マサイダーの必殺技と同じく全身無敵になる。
彼の場合、最初から無敵の突撃のみを仕掛けてくる。
また、上記の巨大バグホールを出した状態でこの技を食らうと、カチ上げられて巨大バグホールにぶつけられる。
獲得武器
バグホール
通常は小型ブラックホールを発生させる球体を発射し、球やブラックホールそのものには攻撃能力は無いが、ブラックホールが3秒間画面内の敵を振動で攻撃し、その後敵の残骸や弾を吸い込んで手元に戻ってくる。敵や弾を吸い込んで、ハイパーチャージのエネルギーが回復する。
しかしダメージを与えられるのは、小型の特定の敵と一部のボスに限られる。
チャージ版は球体を真上に飛ばし、画面全体の敵を上空に打ち上げる。ただし効果が望める敵は、やはり通常版の影響を受けるものに限られる。また敵のボディそのものを消滅させてしまう為、この攻撃で敵を倒した場合アイテムの入手は事実上不可能。
特定の足場を上に持ち上げるのも出来る。基本的に技を発動すると、エックスは終了するまでポーズを取ったまま静止したままだが、何らかの方法でダメージを受けるorスタートボタンで武器選択メニューを開くと、技の効果は継続したまま活動できるようになる。
エクスプローズ・ホーネックに有効。
初心者が苦戦しやすいホーネックを完封出来る。
チャージ版を使う場合、ホーネックが怯んだと同時に武器チェンジすると演出がキャンセルされ、即座にホーネックが落下して大ダメージを与えられるので時間短縮になる。
弱点武器
レイスプラッシャー(シャイニング・タイガードから入手できる)
漫画版
戦闘空母ビーグ・ビートルを所有している。ゲーム同様に兄クワンガーを破壊したエックスを恨み、復讐のため僅かに残ったチップを使って復活させた兄と共謀。兄のデータをゼロのボディに移植しようとしたり、町を破壊してエックスを精神的に追い詰めた。
後に本当はどんな困難にも臆さず、自分が傷つくのも恐れない決意を持ち前を見続けるエックスに憧れを抱いており、兄の方が悪い事実も理解はしていたのだが、兄への思慕から彼の落ち度を認めきれず悩んでいたところを、ドップラーに付けこまれてワームを与えられた経緯が判明する。
最終的にエックスが撃破したのはブラックホールと化したクワンガーだったため、ビートブード自身は落命していないが、エックス視点ではビートブードの目の前でクワンガーを再び倒す、ビートブード視点では仇に2度も兄を倒される結果となり、お互い気まずさが残ったまま物語は終了しその後の行方は不明と、後味の悪い結末となってしまった。
余談
デジタルモンスターの「カブテリモン」の初期案はグラビティ・ビートブードのデザインの無断転載だった。読者募集企画であり、コンプラ意識や著作権の意識が薄かった時代ゆえの話である。
関連イラスト
関連タグ
ヘラクリウス・アンカトゥス:モチーフも同じで兄弟の設定も共通している。ただしこちらは兄である。
グラビティーマン:ロックマンシリーズの重力属性のボス繋がり。
サターン、ギャラクシーマン:ブラックホール系の特殊武器が手に入るボス繋がり。
グラビテイト・アントニオン:同シリーズの重力を扱う虫型ロボット繋がり。