概要
カウンターハンターとの戦いで、エックスが新たに獲得したアーマー。
シグマの反乱の際に使用したファーストアーマーは、事件後にカプセルへ返還されており、セカンドアーマーはその実戦データを基に改良が施されている。
ゲーム中では、フット及びアームパーツを揃えると梯子の昇降が高速化し、さらに全パーツを装備すると武器エネルギーの消費量が軽減される。
前作のファーストアーマーは、基本性能の底上げ程度に留まっていたが、セカンドアーマーは攻撃力・機動力が大幅に向上している。
ソウルイレイザーでは、全パーツを装備することでセカンドアーマーの姿に変化し、波動拳と昇竜拳の入手が可能になる。
ただし、グラフィックこそセカンドアーマーであるが、性能はX1~X3のアーマーを組み合わせたようなものに変更されている。
また、ソウルパーツの装備可能数が減るため、全パーツを装備するかはプレイヤーの判断による。
パワーアップパーツ
各ステージのパワーアップカプセルから入手する。
ヘッドパーツ
X2
隠された通路やアイテムを見つけ出す「アイテムトレイサー」機能が備わる。
ゲームシステムの都合で武器エネルギーゲージが存在するが、エネルギーの消費はない。
設定によると、ファーストアーマー時よりパーツ内部が精密に作られているため、頭突きや落下物に対する防御効果は失われている。
ソウルイレイザー
エックスとゼロ共に頭突き攻撃「ヘッドクラッシュ」が使用可能になり、ジャンプで特定のブロックを破壊できるようになる。
なお、ソウルイレイザーの場合「アイテムトレイサー」機能はない。
フットパーツ
X2
空中でダッシュ移動する「エアダッシュ」が使用可能になる。
なお、前作のフットパーツ機能である地上ダッシュは、ノーマルエックスの状態で使用可能。
ソウルイレイザー
X3と同じく、横方向または上方向へ移動する「ヴァリアブルエアダッシュ」が使用可能になる。
また、壁蹴り時に特定のブロックを破壊できる(ゼロの場合はブロック破壊のみ)。
ボディパーツ
X2
被ダメージとノックバックを軽減し、エックスの全身からエネルギーを放出する「ギガクラッシュ」が使用可能になる。
ギガクラッシュのエネルギーは、敵のエネルギー弾・砲弾などを被弾することで蓄積され(敵本体との接触ダメージは不可)、発動すると全エネルギーが空になる。
画面全体攻撃で威力は高く、作品中の雑魚敵は一撃で破壊できる。
ただし、ギガクラッシュは多段ヒットの扱いであり、ボスの無敵時間を貫通できない。
このためボス戦ではほとんど威力を発揮することができず、一部の例外を除き有効活用は難しい。
ソウルイレイザー
常時ダメージを半減し、「ギガクラッシュ」が使用可能になる。
被ダメージ時にギガクラッシュのエネルギーをチャージし、使用すると空になる。
ゼロは被ダメージ軽減効果のみ。
アームパーツ
X2
チャージが2段階追加され、2発のチャージショットを連射する「ダブルチャージショット」が使用可能になる。
エックスの発光がピンク色に変化した直後はセミチャージ+専用弾、さらに一定時間待つとフルチャージ+専用弾となる。
ピンク色以降は発光色が変わらないため、フルチャージ完了は体感で推し量らなければならない。
ダブルチャージ2発目の専用弾は、中心のエネルギー弾とその周りを回転する2本のエネルギー弾で構成される。
専用弾はボスの無敵時間を貫通する特性があり、他のX作品のように無敵時間の切れ目を狙う必要はない。
ダブルチャージショットは、無敵時間に阻まれやすかった前作「スパイラルクラッシュバスター」の欠点を解消しており、ボスに対して効率良くダメージを与えることができる(ボスによっては弱点武器より強力)。
フルチャージに時間がかかる、地上撃ちで足が止まる、2発目の射撃に隙があるなど、ダブルチャージ固有の欠点はあるが、絶大な攻撃力と特性から非常に強力なチャージショットと言える。
ソウルイレイザー
チャージ段階が1段階追加されてダブルチャージが使用可能になる。
また、フルチャージで放つことで、前方の斜め上下4方向へ同時に発射する拡散弾(ワイドショット)に変化する。
弾速に優れるが弾が小さいため、狙って当てるのは難しく、視認し難いという欠点もある。
ゼロの場合は、特殊武器「ファイナル」が追加される。
昇龍拳
よくぞ ここまできた!!
エックス!
こんかいのわざは これだ!
ほれ! さっさと はいるのじゃ。
ライフゲージが満タンの時、右・下・右下+ショット(コマンドは右向き時)で発動。
腕に炎を纏わせて飛び上がり、強烈なアッパーカットを放つ。
発動後は着地するまで完全無敵。
元々の威力が高いうえ、敵との接触中連続でダメージを与えられるため、ボスクラスの敵を一撃で倒すことも可能である。
ただし、接触時間が短すぎると撃破に至らず、着地後の硬直に被弾する可能性が高い。
ボスに使用するときは、位置取りとタイミング、何よりコマンドをミスらないことが重要。
セカンドアーマーのパーツがあるステージ
パーツ | ステージ | 備考 |
---|---|---|
ヘッド | クリスター・マイマインステージ | |
ボディ | メタモル・モスミーノスステージ | 要スピンホイール |
アーム | ホイール・アリゲイツステージ | 要フットパーツorストライクチェーン |
フット | ソニック・オストリーグステージ | 要スピンホイール |
昇龍拳 | カウンターハンターステージ3 | 要セカンドアーマー+サブタンク4個+ライフアップ8個 |
ソウルイレイザー
- エックス
パーツ | ステージ | 備考 |
---|---|---|
ヘッド | シャイニング・タイガードステージ | 要ファイアウェーブ |
ボディ | エレキテル・ナマズロスステージ | |
アーム | ランチャー・オクトパルドステージ | |
フット | バーニン・ナウマンダーステージ | 要ヘッドパーツ |
波動拳・昇龍拳 | ベルカナステージ |
- ゼロ
パーツ | ステージ | 備考 |
---|---|---|
ヘッド | ソニック・オストリーグステージ | |
ボディ | ワイヤー・ヘチマールステージ | |
アーム | エクスプローズ・ホーネックステージ | 要ドリルクラッシュ |
フット | スクリュー・マサイダーステージ | 要ライトニング |
岩本佳浩版
ヘッド→フット→ボディ→アームの順で入手。
アームは前作のファーストアーマーと同じく、ゼロとの友情を表現するためにも用いられた。
洗脳されたゼロとの戦いにおいて、ヘッドパーツを切り裂かれた後、残りのパーツも零距離アースクラッシュで破壊されてしまうも「俺が強くなれたから、アーマーを授かったんだ」とアーマーなしでも挑み、ゼロのシグマチップを破壊して、正気に戻すことに成功。
シグマとの戦いでは、失ったボディパーツの代わりにライトがマザーに隠していたプログラムを用いて、1発分のダメージ(ゼロバスター)を数百倍にして放出するハイパーギガクラッシュを放ち、シグマそのものでもあるシグマ基地を破壊した。
XDiVE版
2020年4月23日のアップデートにてSランクキャラとして実装。
システムの都合上、ダブルチャージショットが扱いづらいものになってしまったが壁を貫通するため、使い方を見極めれば通信対戦でも十分活躍できる。
さらに原作ではダメージを受けなければエネルギーが貯まらず、ほとんど出番のなかったギガクラッシュが自動でエネルギーが貯まるように仕様に変更されたため、全体攻撃手段として使いやすい。
ボス戦も連続でダメージが入るようになったため、手に入れた人はガンガン使ってみよう!!
余談
- ソウルイレイザー版のはこちらのアーマーのグラフィックだが性能自体は次回作のサードアーマーに近い。
- ダブルチャージショットがXシリーズ最強のチャージショットであるという意見は多い。攻撃力とボスの無敵時間を貫通するという特性がとにかく強い。開発側も強力すぎたと認識していたようで、後継のサードアーマーやフォースアーマーの連続チャージショットは、無敵時間を貫通しなくなっている。ただし、サードアーマーにはチップによる強化と隠し要素、フォースアーマーのストックチャージは4発撃てるので攻撃力自体に大差はない。後に同等性能のダブルチャージが使えるのは、ZXシリーズのロックマンモデルXが出るまで待つことになった。
- 昇龍拳が手に入るステージのボスは、当ててみろと言わんばかりに必殺技を使える条件が揃っているため、戦闘が始まった瞬間に一撃必殺される事例が後を絶たない。「アジフライは昇龍拳の練習台」という認識が定着しきっていることはファンの間では有名。
- 隠しカプセルのライト博士は、昇竜拳についてろくに説明してくれず、妙にせっかちな印象を受ける。ストリートファイターなどの格闘ゲームを遊んだことのないプレイヤーは困惑したことだろう。