ライト博士「今回はさらにもう一つのアーマーを授けよう…
はるか昔に作製した試作型アーマー…ガイアアーマーを与えよう…
ガイアアーマーは防御力を…重視したアーマーなのじゃが…
その分、重くなってしまい機動力に欠ける…
武器も使えなくなってしまう
しかし、ガイアアーマーならトゲトラップの上を歩ける…
今の状況ならこのアーマーでしか…行けない場所や地形があるはず
アーマーをうまく使い分けて進んでほしい。」
概要
コロニー落下事件でエックスが獲得したアーマーの一種であり、ライト博士が試作中だったというかなり古いアーマー(そのためファーストアーマーのプロトタイプの可能性がある)。
多くのデメリットが存在するアーマーで、本来は使うつもりがなかったのかもしれないが、状況的にガイアアーマーが最適であると判断して急遽与えたようだ。
ファルコンアーマーとは対照的に、派手さを廃したシンプルかつ重厚なデザインが特徴で、さながら二足歩行の重戦車である。
見た目はどことなく本家ロックマン6の強化形態のパワーロックマンを彷彿とさせる。
パワーと装甲を重視し、トゲトラップを無効化して移動できるという掟破りな性能を備えているが、エアダッシュ不可・ダッシュ速度低下・バスター射程制限・特殊武器使用不可・強化パーツ装備不可と制約は多い。
作中では、ガイアアーマーでないと取得できないアイテムがいくつか存在する。
動きが鈍重化する上にバスターに射程制限が加わるので被弾しやすくなり、基本的にエックスに恩恵が薄いライフアップの恩恵を強く受ける。
パワーアップパーツ
ヘッドパーツ
頭上のトゲトラップや釣り天井のトゲのダメージを無効化する。
なお、ゲーム中では何故かこのパーツのみライト博士から一切説明されていない。
フットパーツ
足元や壁のトゲトラップを無効化し、壁に張り付いた際にずり落ちずにその場に留まることができる。
また、ダッシュで特定のブロックを押すことができる。
ただ上記の通りに機動性は劣悪なため、ステージの道中進行にはしばしば大きな支障をきたす(特にコイツの面はほぼ無理ゲーと化す……絶対に突破不可能なわけではないらしい)。
ボディパーツ
受けるダメージを半減し、「ギガアタック」が使用可能となる。
被ダメージ時にギガアタックのエネルギーをチャージし、使用すると空になる。
発動するとエックスの正面に多段ヒットする巨大な緑色の光球を発生させる。
攻撃発生が遅く、攻撃範囲も非常に狭い上にボスに対してダメージは期待出来ないので基本的に緊急回避に使われる。
ファルコンアーマーの画面全体をランダムに攻撃するギガアタックとは対照的な性能になっている。
アームパーツ
チャージが1段階まで(セミチャージで最大)になり、特定ブロックを破壊する「ガイアショット」が使用可能になる。
更にショットイレイザー効果も付与されるが、代わりにバスターの弾速と射程が低下する。
チャージガイアショットはプラズマチャージショット並の大きさで、通常弾がセミチャージ相当のものに変化。
チャージ段階が引き下げられたことでフルチャージショットの連射が利き、その速度は他アーマーのハイパーチャージ装備より早い。
雑魚に対しては特筆するほどの威力は出せないが、ボスに対しては「バスタープラス」を装備したチャージショット並みの威力を出せる。
雑魚に対してはチャージガイアショットからのガイアショット連射かガイアショット連射で対処しよう。
この「高速チャージによるチャージショット連射」はガイアアーマー最大の特徴とも言え、ボス戦では弱点武器を上回るペースで敵体力を削ることができる。
大地を司る鎧が持つ真価とは何か?
ガイアアーマーにはパーツスロットがないため、これ以上の強化はできない。
しかし、ガイアショットはチャージ一段階でフルチャージショットを発射できるようになっていて、更にショットイレイザーが付与されている。
これは最初から【ハイパーチャージ】・【ショットイレイザー】・【(ボス限定の)バスタープラス】が組み込まれているに等しい。
ゲームシステムのオプション機能でオートチャージをONにすれば、高火力のチャージショットを連続して撃つことができるようになる。
フットパーツにはトゲ無効効果や壁ずり落ち無効効果があるのでランダ・バンダW戦で、猛威を振るうことができる(ただし道中配置されたドリルやレーザーシャッターには通用しない)。
このアーマーの強みと弱み
対となるファルコンアーマーが火力が低く、“やり過ぎ”なくらい機動力に特化させたアーマーであるが、ガイアアーマーはその正反対で鈍重で単体火力に秀でた強化アーマーである。
ガイアアーマーは強力ではあるがその反面ファルコンアーマー同様に強烈なデメリットを抱えており、性能故に仕方ない部分もあるとは言え、Xシリーズ特有のアクション性を損なってもいる。
【強み】
最大の強みはステージのトゲ無効と圧倒的なチャージ速度によるボス特効のチャージガイアショットによるごり押し性能である。
従来のエックスでは走破出来ないトゲ地帯を上下左右問わずに無効化し、X5の問題ボスであるタイダル・マッコイーンの押し出しにもダメージで済ませる堅牢さを誇り、零空間2のボスであるランダ・バンダWを簡単に倒せる。
ボスに対しては速いチャージによるチャージガイアショット連射で最終盤のボス連中のライフをゴリゴリと減らすことが出来る。
【弱み】
ガイアアーマーの弱みは機動力が低すぎること。
圧倒的なボス戦火力とトゲ無効のために機動力がノーマルエックス以上に鈍くなっている。
他のエックスならばかわせるような攻撃もガイアアーマーだと避けるのも一苦労。
対雑魚への火力はそこまで高くなく、ボス戦では強いが道中は苦労する性能である。
ガイアアーマーのデータがあるステージ
ヘッド:ダーク・ネクロバットステージ(要ウィルレーザー)
フット:スパイク・ローズレッドステージ(要ファルコンアーマー)
ボディ:スパイラル・ペガシオンステージ(要ファルコンアーマー)
アーム:バーン・ディノレックスステージ(要ファルコンアーマーorライドアーマー)
ロックマンXDiVEにて
2022年4月6日のメンテナンス後にSランクキャラとして実装。
原作同様に壁に張り付ける他、ダッシュが他のキャラに比べて遅い・・・・が、二段ジャンプやエアダッシュができるなど明らかにパワーアップしている。
恒常キャラの中でもかなりの強キャラに入り、スキルの「ガイアショット」はチャージとリロードが異常に早く、もう一つのほうである「ギガアタック」発動中は無敵+状態異常無効化とスピードを除けば欠点がほとんどない(それでもバリア持ちには劣るが)。
また、アームパーツも「マッドボイラー」というバスター系武器として実装された。原作にはなかった毒状態付与の効果が追加されている。
原作のX5では全てのパーツのプログラムを揃えないとアーマーを装備できない仕様だったので、単体パーツとして使えるのは本作が初となる。
関連イラスト