ランダ・バンダW(Rangda・Bangda W)は、カプコンから発売されているゲーム・ロックマンX5に登場する、ボスである。
概要
零空間ステージ2~哀愁~に登場するボス。
ロックマンXで登場したシグマ制作の壁面型メカニロイドであるランダ・バンダの強化型で、シグマと結託したDr.ワイリーが開発を行ったと思われる。
デザインがインディアン風になり、鼻部分がソルボーカ(火の玉のようなもの)になったほか、両側面のシャッターが閉じた際に両側の壁からもトゲが出るようになっている。
ただし、以前のランダ・バンダにあった「シャッターを完全に閉じられない」という欠点は全く改善されていない。
ちなみに、この壁から出るトゲであるが、両側から各々上半分と下半分のどちらかで出るという仕様上、両側とも上半分からトゲが出るという事例も含めて4通りある。
上記の場合、ソルボーカにわざとぶつかってダメージによる無敵時間を作り出し、トゲが引っ込んだら壁に張り付くぐらいしか対処法は無い
もしくは、下半分のトゲの無い壁から壁蹴りで真ん中に移動し、引っ込み始めたらすぐにまた
壁に戻るという方法もあるらしいが(あまりに難しい為か、壁のトゲの当たり判定は意図的に小さく設定されているらしい)。
しかし、トゲに触れても平気なガイアアーマーを最大限に生かせる相手と言えるボスでもあり、これを使いこなせていれば連続チャージショットで圧倒する事が可能となっている。
このボスとの戦闘BGMは、ロックマンXのシグマステージのボス戦のアレンジ版である。原曲にサイコな雰囲気を加え、妙に不安感を煽ってくる気味の悪い曲となっている。
前ボスのシャドーデビル戦BGMも、ロックマン(初代)のワイリーステージのボス戦のアレンジ版で、不気味な曲が続いていく展開となっている。
使用技
レッドアイ
赤の目が、連続でエネルギー弾を左右に放ちながら回転してくる。
ブルーアイ
青の目が、エックス、ゼロに目掛けて体当たりをしてくる。
グリーンアイ
緑の目が、連続して弾を発射する。
この弾は破壊可能。
ヘビーシャッター
左右の壁が、シャッターの如く迫り、エックス、ゼロの動きを制限してくる。
ソルボーカ
中央の火の玉が、エックス、ゼロに対して体当たりを仕掛けてくる。
ナロウプリックル
シャッターの中でトゲを生みだし、更にエックス、ゼロの動きを制限する。
弱点武器
レッドアイ
エックス:トライサンダー
ゼロ:電刃
ブルーアイ
エックス:グランドファイア
ゼロ:断地炎
グリーンアイ
エックス:クレッセントショット
ゼロ:三日月斬
ソルボーカ
エックス:ジェルシェイバー
ゼロ:飛水翔
ソルボーカは必ず最後に破壊すること。
先に破壊すると、シャッターは閉まったままになってしまうので注意。
ただ、壁からトゲが出るのは閉じる毎に1回だけであるため、ソルボーカを先に倒しておけば
以降壁からトゲが出る事は無くなる(勿論閉じた状態で戦う事になるので難易度はほぼ変わらないが)。
その他
ロックマンXDiVEのストーリーモードでも、本家ランダ・バンダより先駆けて登場。
……なのだが、設定の解説文はどう見ても本家の方である。
ViAにも「壁が半分しか閉まらない悲しい奴」とディスられていた。
ちなみに今作では(世界観の都合上もあり)喋る。
ボスとしては序盤の相手だけあってか非常に弱体化しており、
・左右の壁からトゲも出ない
・地面のトゲと壁の間に隙間ができたので、そこが安置化(ただしソルボーカは回避しないとダメ)
・そもそもトゲが即死ですらなくなっている
といった調整がなされており、本家の強さを知っていると戸惑う事必死かも。