自分は、命令を実行するのがイレギュラーだとは思わない。我々はどちらも間違っていないと言う事だな…。
概要
異名:鋼鉄の甲弾闘士
鉄壁の防御力を誇る装甲を纏う。武人肌の堅物で、イレギュラーハンター部隊の指揮権を全てシグマに掌握された事から彼を上官と判断。
「上官の命令は絶対」として反乱に参加する。蜂起後は兵器の原料(恐らくエネルゲン水晶)の採れる鉱山を占拠した。
8ボスで唯一フルチャージバスターでも1ダメージしか入らないが、ダッシュ撃ちは他のボス同様2ダメージ与える事が出来る。
攻撃の軌道が単純で、トライアンドエラーの積み重ねで上達を実感しやすい。よって比較的楽な部類のボス。
イレギュラーハンターXにおいて
CV:三宅健太
蜂起した理由などは原作と同様。
「狂ったシグマの命令に従うのか」というエックスの問いに対し、「(命令した)隊長が狂っているか(命令を受けた)自分が判断する必要はない」「(シグマを隊長と認めて)命令に従うのは自分の意志だ」と持論を返している。
しかし、冒頭のアルマージのセリフから、エックスの考えにも理解は示している模様。
また、VAVAに「ただ命令に従うしかできないデクの棒にそれができるのか?」と皮肉られた際は、「命令に従うこともできない…、哀れだなVAVA」と返している。
ちなみに、倒された際は「いい戦いだった・・・」とセリフを残す。
こちらは防御力がフルチャージバスターで2ダメージとイーグリード、ナウマンダー、カメリーオと同等になっている。
旧作からデザインが一新され、鎧が体をより広く覆うようになり、盾のデザインもダンゴムシのようなデザインから赤い発光体が3つ付いたデザインになった。腰のベルトのデザインも変化した他、耳もよりモデルのアルマジロに近くなっている。
岩本佳浩の漫画において
一人称が「某(それがし)」となっており、レプリロイドを斬り裂くことのできる唯一の妖刀「紫炎」を携えるなど、原作の武人肌は健在…というより、見紛うこと無き「武人」となっている。
スティング・カメリーオを倒したエックスにバスターを修理した上で果し合いを申し込むなど、Σの命令を無視して正々堂々とエックスに戦いを挑んでいる。
エックスとの戦いの後、自身の爆破(Σに対する忠誠の証として、ボディ内部に裏切りと同時に起動する爆弾が仕掛けてあった)からエックスを守る為、体内の起爆装置ごと先述の「紫炎」を使って「切腹」した。最終的にVAVAの攻撃からエックスを庇って戦死する。
池原版の漫画では
シグマの命令を全く疑わずゼロをイレギュラー認定し最初から最後までエックス達と敵対する等ナウマンダーとは逆に非常に悪役らしくなっている。
ロックマンゼクスアドベントでは
レギオンズ本部ではドリルに乗ってガラスを割りつつ突き進む仕掛けや採石場に至ってはモルボーラーを思わせるクラッシュインパクトDDがギミックとして存在するなど彼のステージがオマージュされている。(ボスはいずれも無属性。)
なお、クラッシュインパクトDDの同形機は前作で登場している。
ロックマンXDiVEでは
ストーリーモードの2ステージ目に彼のステージが実装されている。
しかし、ステージボスはバグの影響なのかメガ・スコルピオに差し替えられ、現在のところアルマージ本人は登場していない。
使用技
ローリングシールド
- SFC版
- 反射角度が一定で、壁を交互に登り降りするか、画面中央と画面端へ交互に移動するだけでやり過ごせる。
- ローリング中は無敵だが、エレクトリックスパークで装甲を破壊した後は通るようになる。
- イレギュラーハンターX(イレハン)
- 画面全体を「ロ」の字型に高速旋回するパターンと、ジグザグに跳ね回るパターンが追加。
- 原作にあったパターンも強化され、同じ方法では回避出来なくなった。
- また、ローリングシールドの最中に弾を撃ってくるようになった。
- どのパターンもセミチャージ以上を当てると途中で解除させることが出来る。VAVAの場合はキャノン系が必要。
- 原作同様、エレクトリックスパークを当てておくと無敵性能を剥がせる。
漫画版では回転的装甲(ローリングシールド)と表記されている。
レーザー
- 額の兜を開き、光弾を発射する。
- 前方にしか撃てないため、壁に張り付いていれば安全。
- この技を発射する際はガードモーションを取らないため、普通に攻撃を当てに行くのか、後述のように敢えてガードさせるのかで最適な攻撃タイミングが変わる。
ガーディング+ギガクラッシュ
- 攻撃を防ぎ、アルマージの周囲8方向へ弾を拡散させて反撃する。
- セミチャージ以上でこの技を誘発し、ダッシュ撃ち→垂直ジャンプ(回避)→降り際にセミチャージ…という流れで、ローリングシールドに移行させなければハメのような状態に持っていける。
- イレハンではダッシュ撃ちをフルチャージショットに変えてもギリギリ間に合う。
- エレクトリックスパークで装甲を破壊すると使わなくなる。
弱点武器
エレクトリックスパーク
※スパーク・マンドリラーから入手。
高圧電流による衝撃で装甲を剥がすということだろうか。
岩本佳浩のコミカライズによると、体内に高性能かつ精密なセンサーを搭載していたため、高圧電流に弱かったとのこと。
この攻撃を受けると装甲が剥がれ、ローリングシールド中の無敵性能とガーディング+ギガクラッシュを封じることができる。
また、確定でレーザーを撃つ為垂直ジャンプで回避→もう一発当てる……でハメが成立する。
イレハンのVAVAモードでも、マンドリラーから入手できるロケットパンチ系が弱点。
また、同じくマンドリラーを倒すことで使用可能になるエネルギー弾系のピースアウトローラーで鎧をはがすことができるが、エネルギー弾系兵装を入手するにはアルマージを倒す必要があるため、初戦で鎧をはがすのは不可能。
サイバーミッションでも、エレクトリックスパークが弱点。
獲得武器
ローリングシールド
- 通常
- 地面を転がる球状のエネルギー弾を発射する。
- 壁に当たると一度だけ跳ね返る。
- 一部の敵の弾をかき消せる。
- チャージ
- エックスの周囲にバリアを張り、一部の敵の弾から身を守る事ができる。
- バリアは一度に一定以上のダメージを受けない限り効果が持続する。
- 展開中は体当たりで、敵にダメージを与えることができる。
- アニバーサリーコレクション(アニコレ)では、ベタ移植のはずが何故か制限時間が設けられている。
どちらもヘッドパーツを装備すると威力が上がる。
ランチャー・オクトパルドの弱点であり、SFC版・イレハン共に難易度がかなり変わる。
そしてラスボスのウルフシグマに通用する、数少ない攻撃の一つ(他に効く攻撃はスパイラルチャージショットのみ)。
イレハン
- 武器性能
- チャージ版が強化され、バリアを張ったまま別の特殊武器で攻撃できるようになった。
- ウルフシグマ戦
- 命中時にシグマが踠くようになったため、手に居座り続けようとすると、爪の接触ダメージを貰う場合がある。
- 無敵時間も伸びていることから、ダメージ効率はゼロブラスターにやや引けを取る他、波動拳が効くようになったので存在意義が霞んでいる。
- VAVAモード
- 倒すとエネルギー弾系(初期兵装はデッドスターハグ)が解禁される。
- また、バルカン系のジップザッパー、ロケットパンチ系のエゴイスティックピル、カッター系のマルーンドトマホーク、ナパーム系のテリトリアルパウが使用可能になる。
- エネルギー弾系は、オクトパルドの弱点。
サイバーミッション
- メタモル・モスミーノスの弱点。
余談
アルマージステージには「バットン」「波動拳」という2つの隠し要素がある。後者はアーマーパーツと同じ形状のカプセルから入手。
波動拳は「ボスクラスを一撃で倒す」というアホくさい威力や、今までシリアスな雰囲気を漂わせていたライト博士が、BGMはそのままにはっちゃけたコメントをしだす事で有名。
出現条件が下記のように非常に手間のかかるものなので、このステージのBGMが耳にこびり付いて離れなくなったというプレイヤーは多いはずである。(こちら)
下手をするとゲーム中で一番長く聴いていた曲なのでは……もっともこのステージのBGM自体はかなり人気が高い。
ちなみにアルマージ本人は8ボスで唯一、波動拳を「防御」できる(勿論防御させずに当てれば一撃)。
バットン
- 元祖ロックマンシリーズのザコ“バットン”が一体だけ紛れ込んでいる。
- 場所はステージ開始地点すぐの坂を下った先。
- 1UPを頻繁にドロップするので、画面スクロールで何度も出現させれば、簡単に残機を最大値(9)まで稼げる。
波動拳
- 前提条件
- 8大ボスを全て倒している。
- アーマー・ライフアップ・サブタンクを全て入手している。
- カプセル出現方法
- 前提条件を満たしている状態で、アーマー・アルマージステージのゴール手前のガケの上へ向かう。
- 確定で置いてある回復アイテムを拾い、エスケープ。
- この作業を5回繰り返すと、上記回復アイテムの奥にカプセルが出現する。
- 誤解
- 実は、上記のカプセルの出現方法は長年にわたり誤解されていたものであった(前提条件は正しい)。
- 正確にはボス部屋への入り口である一番目のシャッター前に5回辿り着くことで出現する。
- つまりエスケープは不要。
- わざとシャッター前の奈落に落ち、同じ事をリトライポイントから3回繰り返して、次のリトライで崖の上へ向かうと一番効率が良い。
- ゲームオーバーにならないように、残機が最低でも6必要なので注意。
- 幸い残機は、上記のバットンから簡単に稼げる。
- イレギュラーハンターXでの波動拳
- スタートからカプセルの場所までノーダメージで踏破すれば出現する。
- 前提条件は同じ。
- 繰り返す作業がなくなり、煩わしさが激減した。
- ちなみにライト博士のセリフも変更され、原作のようなはっちゃけた内容ではなくなった。
- だが道着と鉢巻はしっかり着込んでいるのでシリアスな笑いを誘う。
- その他
- 波動拳は入手状況をパスワードに記録できない(原作)。
- イレハンはセーブ可能。
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