概要
英名:Violen
パワー:18400rp スピード:6200rp
ロックマンX2に登場する「カウンターハンター」のメンバーであり、パワー重視の大柄なレプリロイド。ゼロの胴体+腕部分にあたるボディパーツを所持し、倒すと入手することが出来る。
頭部の後ろに鎖付きの鉄球を辮髪のような形で下げており、戦闘時にはこれを振りまわして相手を打ち砕く。
また、指先からマシンガンのように弾をばら撒くこともできる。
思考回路が不完全なため、性格は残虐で凶暴。
何かにつけて「パワー」に言及するいかにも脳筋な言動が特徴的。
当初は他のメンバーがエックスに対して一目置く中でも「たいしたことないぜ」と侮るような発言もしていた。
数値上では8ボスで最も高いパワーを持つホイール・アリゲイツと比較しても倍近いパワー数値を叩き出している反面、スピードは比較的低め。とはいえそれでもフレイム・スタッガーに準ずるくらいの数値で、決して侮れる数値ではない。
その戦闘力が8ボスとは一線を画すものであることが、このスペックからも窺える。
使用技など
図体に似合わないジャンプ力でぴょんぴょん跳びまわりながら、
頭に装備した鉄球攻撃、指のマシンガン攻撃のいずれかを使用する。
鉄球攻撃は攻撃力が高く、後述するように独特な軌道を持つ。
鉄球の軌道は
・ゆっくりとしたスピードで自分の頭上や前方に向かって飛ばす
・やや早いスピードで放物線を描きつつ前方でバウンドさせる
おおまかに上記2種類となる。鉄球は壁や床に当たると跳ね返るようになっており、バイオレンの立つ位置によっては思わぬ方向に攻撃が来る事もあるので、注意が必要である。
特に一つ目のパターンは跳ね返った後の鉄球の軌道にランダム性が強くなるので非常に読みづらい。逆に2つ目のパターンは軌道の性質上攻撃に死角が生じやすく位置によってはその場を動かずに回避できることも。
いずれのパターンを多用するかで難易度が大きく変化するので、ノーダメージ撃破には多少の運が絡む。
終盤で「ネオ・バイオレン」として登場する際は、空中に複数のブロックを配置するようになり、鉄球は更に複雑に跳ね返る様になる。またブロックを出現させるとき両手を掲げるようなポーズを取るがこの時は完全な無敵状態となる。攻撃を中断させられなかなか厄介。
耐久力の向上からか、メタモル・モスミーノスやネオシグマ同様ダッシュ通常弾が1ダメージしか入らず、しっかりチャージショットか弱点武器を当てる必要がある。
逆にマシンガン攻撃は低火力で回避も難しくなく、こちらを連発してくれたほうがありがたかったりする。
マシンガン攻撃は地上、空中で弾をバラまく2パターンがある。空中のほうが撃つ弾数が多いが、バイオレンと同じ高さに居れば当たらないのでこちらの方が回避が楽。
鉄球威力:6
マシンガン威力:2
本体接触威力:3
弱点武器はバブルスプラッシュ。
特にネオバイオレンに対してのチャージ版はダメージが大きく(通常版2、チャージ版4)、ボディパーツとある程度のライフがあればゴリ押しも可能。
また、乱入時限定ではあるがソニックスライサーでも2ダメージ与えられ、更に気象コントロールセンターステージではスクラップシュート(草の塊)も弱点となる。
コミックボンボンでの漫画版
ゲームでの粗野な口調とは異なり、セリフの語尾に「~なんだなあ」と付けて話すため、やや頭が弱く見える。
戦闘能力はゲームでの設定を膨らませたもので、ゲームでは鉄球を壁や床に当てる事で軌道を変えていたが、漫画では鉄球自体が推進力を持つことで自在に軌道を変更している。
圧倒的なパワーも健在でフルアーマー状態のエックスをゼロ曰く「痛々しい姿」と言うほどにボコボコにしたが、パワーと装甲を重視したために重量が非常に重く、ジャンプからの着地時には両足が重量に耐えられず長い硬直時間が発生してしまうと言う致命的な欠陥も抱えていた。その欠陥に気付いたエックスにダブルチャージで倒される寸前まで追い詰められたが、アジールによって救われている。
チャージショットの直撃に耐え、サーゲスが設置した地雷の爆発にもダメージすら負わない重装甲のためバスターでは倒せず、先に破壊されたアジールのビームサーベルに貫かれて死亡した。
関連タグ
ロックマンXDiVE:直接登場しないものの、本人をモデルにした「バイオレンスター」というバスター系武器が登場している。