『「エックス」…だと?お前たち、エックスを知っているのか?知っているのかと聞いてるんだ!』
概要
元は携帯アプリ「ロックマンユニティ」で公開された水野版エックスのフィギュアのバリエーションとして作成されたうちの一つ。海外のイベント限定での発売だったこともあり、国内での知名度はほぼなく、カードダス出身のイクスよりも劣る。
正式名称は「χ-Kai」。
設定
デザインを担当した水野氏によると、元はワイリーがフォルテの次に開発したエックスのコピーでゼロの方に開発方針が変更されたことで未完成のまま破棄されていたが『ロックマンX2』にてシグマ又はサーゲスにより発見、完成された後にカウンターハンターの四人目として迎え入れられたが、彼曰く『サーゲスに無理やり加えられた』とのこと。
外見の特徴は見ての通りエックスと似た容姿に加え、何より黒と金色に染まったボディ。胸部にはシグマのエンブレムが付いている。
後から完成したこともあって実力はエックスや他のカウンターハンターたちよりも上だと言う。
これは元々没にされた四人目の女性カウンターハンターが元ネタで水野氏本人によって設定を膨らませた(但し、カイの性別は不明)。
まさかの参戦
知る人ぞ知るキャラだったこともあって国内のファンでも一部にしか認知されてこなかったカイだが、2021年『ロックマンXDiVE』にて参戦することが決まった。
無論、国内知名度が低かったこともあって一部のファンから「イクスがついにカードダスから参戦か!?」と見間違われる事態がちらほらみられた(数年前にメガミッションの復刻版が発売されたこともあり、国内では彼の方が知名度が高かったことも一因)。
残念ながらボイスは付与されていない。
グラフィックは、水野版エックスのスキンの流用だが性能は差別化されており、キャラとしては初めてのアンコントロール持ちのキャラとなっており、武器を含めればアンコントロール持ちはガンアディオンと彼だけである。
性格
カウンターハンターなだけあり、エックスとは外見こそそっくりだが、人格においては似ても似つかない残忍さと冷酷さが現れている。
エックスのコピーとして見られることに嫌悪感を覚え、誕生したその時から、自分のオリジナルであるエックスの影が脳内でちらつき、エックスに対する執着と憎悪が強い。そのため彼を抹殺することで唯一無二の存在になろうと画策している。
プレーヤたちに対しても、エックスをおびき出すための餌として襲い掛かる。
関連イラスト
関連タグ
カウンターハンター:設定上は四人目。
イクス:同じくエックスと似た姿を持つ存在。カードダスのキャラクター。
コピーエックス:カイやイクスと同じエックスのコピー。『ロックマンゼロ』のボスキャラクターであり、作中で失踪したエックスに代わって人類の統治者となる。カイと異なり、エックスの完璧なコピーにして英雄であることを自慢げに自負している。
ダークザギ:カイと同じく、自身がコピーであるであることをコンプレックスとしている悪役。オリジナルである伝説の超人を越えることに執着する点やそのために非道な手段を講じる冷酷さも共通。