「全ては…俺が元の姿を取り戻すための―――道具だ!!」
「(掛け声)」
データ
別名 | 邪悪なる暗黒破壊神 |
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英表記 | The Evil God of Destruction DARK ZAGI |
身長 | 50m |
体重 | 5万5000t |
CV | ??? |
スーツアクター | 岩田栄慶 |
舞台版キャスト | 古谷大和、神里優希(SHINKA) |
概要
『ウルトラマンネクサス』にて最後の敵として立ちはだかる悪のウルトラマン。
ダークファウストやダークメフィストへと連なる黒い巨人「ウルティノイド」の一人目にして、全てのウルティノイドとスペースビーストの頂点に立つ首魁。「邪悪なる暗黒破壊神」の異名を持つ。
雑誌展開『バトルオブドリームNOA』で初登場。『ネクサス』第34話をもって映像作品デビュー。視覚的な関連性が弱かった『ULTRA N PROJECT』の3作を繋ぐミッシングリンクとしての役割を果たした。
正体・能力
M80さそり座球状星団の異星人「来訪者」がスペースビーストを駆逐するため、かつて母星をビーストから救った光の巨人「ウルトラマンノア」を模して造り上げた対ビースト用最終兵器「ウルティノイド・ザギ」が過去の姿である。
そのため「ダークサイドノア」とも呼ばれノアに酷似した姿を持つが、体色はノアと違い黒いボディに赤いラインが走っている。
また、ノアイージスに相当する器官が存在しない。恐らくノアイージスの力は来訪者の科学力を以ってしても再現できなかったのだと思われる。
時折腕を広げて野獣のように禍々しい雄叫びを上げ、怪獣を髣髴とさせる荒々しいスタイルで戦う。巨人の姿の時に見せる凶暴性の一方、狡猾な策士としての側面も持ち、『ネクサス』では18年に渡り着々と自身が復活するための計画を裏で進めていた。事実、前日譚の『ULTRAMAN』から『ネクサス』最終話までに起こった出来事は全てザギの計画の内だった。
何万年も生きてきたザギ本人からすれば極短い期間にしか過ぎなかったと思われるが、それを差し引いてもその周到さは類を見ないだろう。
ウルトラシリーズの中でも屈指の異色作である『ネクサス』のラスボスを務めただけの事はあり、ウルトラシリーズでもトップクラスの凶悪さ、人気、そして人望(後述の「ネット紳士ザギ様」を参照)を誇るキャラである。
ちなみに、エナジーコアの発光音が存在しており、PS2版で聞くことが可能(心臓の音を巨大な足音に置き換えたような音がする)。
ノアを模して造られているため、ノアが使用可能な技と同様の技をほぼ全て使用可能とされる(ただしノアイージスに相当する器官が存在しないため、ノア3大究極技を模した技は使用できないとされる)。そのため劇中未使用な技も多い。
さらには未来予知や記憶・記録の改竄、闇の巨人を作り出して意のままに操ったり、スペースビーストを支配下に置くといった様々な能力まで持っている(ただし、ザギ自身はあくまでスペースビーストを制御下に置いているだけであり、来訪者の星に飛来したスペースビーストがどこから発生したものなのかは不明)。
「ダークフィールドG」を展開する能力も持っているが、劇中では"アンノウンハンド"として登場した際に使用したのみで、元の姿を取り戻した後は使用しなかった(ゲーム版では使用できる)。
さらに、設定上は超新星爆発にも耐えうる防御力や戦いの中で無限に進化する自己進化プログラムを持っており、不死身とも言われている。但し劇中においては倒された後に復活した描写は無い。『ギンガ』で再登場を果たしてはいるが、『ネクサス』本編と同一人物かは不明。
ただ、『ネクサス』、『ギンガ』の双方に携わった脚本家の長谷川圭一氏は同一人物であることを仄めかすようなツイートをしている(発言日は4月1日だったが、劇場版『ギンガ』にダークザギが登場するという予告自体は事実だった)。
また上記の通りノア3大究極技は使用できないはずだが、ギンガでは次元移動は使用可能と思われる描写もありはっきりとしない。
なお、戦闘力に関して「ウルトラマンキングを圧倒した」といわれる事があるが、これはダークザギの初出となった『バトルオブドリームNOA』の情報に尾ひれのついたデマである。複数パターンのある同作の作中ではいずれもダークザギとキングが直接交戦した描写は無く、全パターン合わせてキングが登場したシーンは「別の宇宙へ飛ばされていくノアとザギを見送るシーン」のみである為、ザギや怪獣軍団の攻撃でキングが苦戦したという描写すら存在しない(当然キングが登場しないパターンもある)。
ステージショーや他の雑誌展開などではザギがキングを圧倒する描写がされた事もあるが、そもそもショーや雑誌展開などは扱いによって強さの演出が割と適当な部分がある(ノアやキングも他のウルトラマンと同格扱いを受けたり、ひどいときには並の怪獣・宇宙人に圧倒されてしまう事もしばしば)のであまり参考にはならないだろう。
技
下記の技以外にも、ノアイージスを用いる「ノア3大究極技」以外のノアと同様の技を使う事が可能とされる。
- ライトニング・ザギ
所謂スペシウム光線系統の技で、ノアのライトニング・ノアと逆の構えで放つ赤黒い色の必殺光線(ただし、ライトニング・ノアとは発射までのポーズが異なる)。
設定上はライトニング・ノアと互角の威力を持つとされる。
『ネクサス』最終話ではライトニング・ノアとの押し合いに敗れてモロに直撃を受ける事となり、木っ端微塵に粉砕された。
『ギンガ』劇場スペシャルではギンガクロスシュートとゼロ距離での押し合いに僅差で敗北、エナジーコアを破壊され敗北した。
小説『ウルトラマンF』でも、ウルトラマンFが放った光線との撃ち合いに敗北してエナジーコアを破壊され、敗北した。
その後、漫画『DARKNESSHEELS-Lili-』でライトニングザギでメルバを撃破するシーンが描かれ、外伝作品の漫画という扱いではあるものの、初登場から17年越しでようやく相手に命中し、撃破する様子が描かれることとなった。
- ザギ・インフェルノ
ゲーム『HEROES' VS』で初使用した。
モーションはノア・インフェルノとほぼ同じ。
- グラビティ・ザギ
ギンガに対しても牽制として何発か使用した。
- ザギ・シュート
数発でアンファンスのネクサスを吹き飛ばすほどの威力を持つ。
漫画『DARKNESSHEELS-Lili-』でもこれと思しき技を使用しているシーンがある。
- ザギ・リフレクション
これとは異なるようだが、『ギンガ』劇場スペシャルでは両手に念力のようなものを纏ってジャンナインのジャンフラッシャーを受け止め、無力化している。
- ザギ・ギャラクシー
『HEROES' VS』では、敵の頭上に巨大な暗黒の球体を召喚、落下させる技として描写された。
『ウルトラマンF』でも使用したが、ウルトラマンFに模倣・相殺されてしまった。
- ザギ・ウェーブ
『ウルトラマンF』で初披露した。
- ザギ・ザ・ファイナル
ノアのノア・ザ・ファイナルに相当する技だが、効果は大きく異なる。
劇中未使用。
劇中での活躍
『ULTRAMAN』~『ウルトラマンネクサス』
映像作品においては『ウルトラマンネクサス』第34話のラストシーンで初登場。
「アンノウンハンド」に怯える来訪者が、TLTの吉良沢参謀に対して自らの星を破滅させた黒き巨人のイメージ映像を投影。その巨人こそがダークザギだった。
来訪者の星で誕生後、ノアとの戦いを経て自身の肉体を失ったザギは、情報化させたビーストと共に来訪者達の後を追って地球へと飛来。ある人間に憑依する形で地球に潜伏しつつ、手駒としてビースト・ザ・ワンを宇宙から呼び寄せ、それを追ってきたノア=ウルトラマン・ザ・ネクストのエネルギーを奪い復活する計画を実行に移した。
ザ・ワンはネクストのエボルレイシュトロームで分解されるも、この時点のネクストの力では完全消滅させるには至らず、目論見通りザ・ワンの細胞は地球に散らばり大量のビーストを得る事に成功する。
その後はアンノウンハンドとして影で拡散したスペースビーストや闇の巨人達を操り、情報収集などをしながら復活の機会を窺っていた。また、ファウストやメフィストのダークフィールドと異なり任意の場所で展開できるダークフィールドGを駆使して間接的に戦闘に介入する事もあった。
「4番目の継承者…。その銃、似合ってるじゃないですか」
最終話でナイトレイダーの隊員・石堀光彦の正体こそがザギだった事が判明。自身に好意を寄せていた平木詩織を容赦なく銃撃し、本性を露わにした。続けざまに和倉隊長を銃撃した後、西条凪をレーテに誘導。自分が両親を殺した張本人であることを明かすなど敢えて彼女の怒りを掻き立て、凪が怒りに身を任せて変身したネクサスの光の力を奪い取り、彼女の光を闇に変換し自分に還元する事でついに復活を果たす。そして世界中にビーストを出現させ、自らも真の姿で新宿に降り立ち破壊活動を開始する。
「復活の時だああぁぁーーーッッ!!」
和倉隊長の搭乗したクロムチェスターを撃墜し、凪から光を受け継いだ孤門一輝の変身したネクサスと交戦。格闘戦では最初のうちこそ圧倒していたものの、ネクサスが転身していくごとに徐々に差をつめられていく。それでも尚ネクサスがジュネッスに二段変身して放ったオーバレイ・シュトロームに耐え抜き、更にジュネッスブルーに変身して放たれたオーバー・アローレイ・シュトロームすらも片手で払い除けるなどして対抗する。
だが人々がウルトラマンの存在を思い出し、ネクサスを応援した事で、ネクサスが本来の姿であるノアへと変身し形勢が逆転。格闘戦で終始圧倒され、最後はノア・インフェルノを受けて大気圏外へと吹き飛ばされ、必殺光線の撃ち合いにも敗れて木っ端微塵に爆散、消滅した。
なお、本来はもっと長く登場する予定で、最終話ではノアと壮絶な空中戦を展開する予定だったらしいが、放送期間短縮の影響などもあり、残念ながら実現されることはなかった(後述する『ウルトラマンギンガ』劇場版にて実現されることとなった。また、ザギが大気圏外へと吹っ飛ばされるのはこの展開の名残とも考えられる)。
防衛チームの隊員が裏切る(しかもラスボス)というのはウルトラシリーズでも異例である上、最終話の冒頭で唐突に本性を現したため、突然の石堀の豹変ぶりに驚いた視聴者は多かった(一応2話前に「石堀が一人で不敵な笑みを浮かべている」という伏線はあったが)。
書籍によると、ノアの復活はザギにとっても想定外であったものの、ザギにとってそれは「最強のウルトラマンを倒し、自らが最強の存在として更に進化する」ための喜ぶべき機会でもあったという。
また、記事冒頭の台詞にもあるように、ザギは自分が復活のために利用した全てを「道具」と吐き捨てたが、これは元々自分自身が来訪者達の「兵器」=「道具」として生み出されたことに通じている。漫画版での彼の暴走の原因も元々は彼なりに「永遠の平和を作る」という使命を全うしようとした結果であり、これらの事実も考慮して考えると彼もまた曲がりなりにも一人の「ウルトラマン」であったと言えるのかもしれない。
余談だが、彼は戦闘中終始雄叫びをあげ続けていたのだが何故かノアが現れた瞬間その声がただの雄叫びからノアの名を絶叫混じりの声で叫んでいるような声に変わっている
『ウルトラマンギンガ』劇場スペシャル
「異形の手のモノ」が送り込んだスパークドールズとして登場。
タロウをして「(直前まであのタイラントと交戦していたにもかかわらず)今までの相手とは桁が違う」「(ティガが使えないため)並の怪獣では瞬殺されるだけ」と言わしめた。
公式サイトでは「邪悪なる冥王」「赤い稲妻のごときラインをまとった暗黒破壊神」など以前より凶悪な表現がされており、『ネクサス』登場時以上に激しく暴れ回った。
実際、野獣のような雄叫び、荒々しい戦い方に加え、ネクサスでは見せなかった瞬間移動能力も披露しており、圧倒的な実力は健在。登場直後にジャンナインのジャンフラッシャーを無力化しつつ突撃し、一方的な格闘戦で圧倒。続けて現れたギンガにはいきなり頭部をつかまれて吹っ飛ばされるが、ギンガが友也と会話している隙にグラビティ・ザギを照射してダメージを与え、闇のオーラを纏って時空を超えながら凄まじい空中戦を繰り広げた。
この戦いではギンガファイヤーボールをあえて回避するなど知的な行動を見せたり、未来予知能力を駆使したのか、ギンガの瞬間移動先を読んで攻撃を仕掛けるといった芸当も行っている。
最後は至近距離でのライトニング・ザギとギンガクロスシュートの鍔迫り合いの末にダメージを受けたようで、地上に降り立った直後にエナジーコアが崩壊、爆死を遂げた。
その後、スパークドールズは異形の手のモノに回収される。
なお、ヒカル達は当初ザギが全ての黒幕だと思っていた。
登場の際、原典におけるアンノウンハンドのような禍々しい空間から降臨するという演出がなされた。また、今作ではジャンナインの首を容赦なく引き千切ろうとするなど、より攻撃的な部分が強調されていた。
また地上に降り立った直後に自身の体が実体化している事を確認してから雄叫びを上げるなど、自我をもって行動しているようなシーンも見られる。
この戦いでジャンナインは深刻なダメージを受けたようで、第8話でザラガスが出現した際にはまだ修復が完了しておらず出撃を断念している。
今作のBD/DVDの付録冊子にはダークザギの紹介文に「色んな次元にも自在に飛べる」 「かつて様々な次元を荒らし回った暴れ者」などと述べられ、クライマックスの空中戦が単なる同一の空間内ではなく次元を越えた戦いである事が強調されている。
余談だがこの映画の監督は『ネクサス』も手掛けたアベユーイチ氏であり、メタ的にみるならばこの空中戦は企画されながらも『ネクサス』最終回で実現しなかったノアVSザギの空中戦のリベンジマッチと解釈する事もできる。
“N” THE OTHER
映画『ULTRAMAN』の公式サイトで限定公開されていた小説『“N” THE OTHER』にて誕生と悪堕ちの経緯が語られる。
触れられる機会は下記のバトルオブドリームより少ないものの、 『ネクサス』の漫画版に収録された設定集では公式設定として扱われている。
公式サイトは現在非公開となっているが、DVD付属のブックレットで読むができる。
遥か昔、後に「来訪者」と呼ばれる知的生命体(外見は人間に似ていたという)の星にスペースビーストが出現、それを追ってウルトラマンノアが出現し、ビーストを殲滅して眠りについた。
しかし、「来訪者」たちの心からビーストに対する恐怖心は消えず、彼らは自らの科学力を駆使し、ウルトラマンノアの姿に似せて人造ウルトラマンである「ウルティノイド・ザギ」を自分達の守護神たる存在(兵器)として作り出した。
ザギには、他の生物を吸収することで進化するビーストに対抗するべく、自己進化プログラムが組み込まれており、これにより敵との戦いを重ねるごとにパワーアップしていくよう設計されていた。しばらくしてザギは自我に目覚め、自分が「光の巨人の模造品」として作られたことに気づいてしまう。
それを克服すべく、本来殲滅すべきビーストを逆に増殖・進化させ、遂には自らがビーストを支配する頂点となって暴走していった(椎名高志作の漫画版では別の解釈がなされており、「『永遠の平和』とは『虚無』である」「心と生命が消え去れば苦しみも悲しみも消え失せる」という歪んだ結論に至った事が暴走の原因とされている。似たような結論に達した者にダークルギエルがいる)。
こうして星にはビーストが溢れ、星は再び壊滅状態となる。ついに「来訪者」の生き残りたちはザギとビースト達を母星ごと爆破させて消滅させる事を決断。星を超新星化させて爆発させ、自らも肉体を情報化して宇宙へと脱出した。
バトルオブドリームNOA
来訪者が母星を爆発させた影響でザギ(とスペースビーストとの激戦による疲労で眠りについていたノア)は平行世界であるM78ワールドに飛ばされてしまう。
その世界で怪獣軍団を作り上げたザギは駆け付けたウルトラ戦士達を圧倒するが、彼を追ってウルトラマンノアも光の国へ到来、ノアとウルトラ戦士達の共闘で怪獣軍団を殲滅されてしまう。
手駒を失ったザギは自らノアに戦いを挑むものの、両者の戦闘能力は全く同じだったため決着がつかず、ノアはやむなく最後の切り札である究極技:ノア・ザ・ファイナルを発動してザギの肉体を異次元宇宙に封印したが、ノア自身も大きく弱体化する結果に終わった。
シリーズ外への客演
ゲーム『HEROES' VS』
本作では善悪18人の主人公の一人として登場。
各主人公が惑星ストラグルの核・ストラガイアのエネルギーを巡って戦いを繰り広げる中、ダークザギだけはウルトラマンネクサスに執着、その抹殺のみを目的に行動していた。
また、本作では他のキャラクターと遭遇してもまともな会話をせず、唸り声を上げながら襲い掛かる狂戦士のように描かれている。その為、他のキャラクターからは「野獣」などと評されているが、モノローグでは状況を冷静に分析しており、ネクサスやストラガイアに対してはテレパシーで自分の意志を語っている為、知能が無いわけではなく、会話する必要がないと考えていただけらしい。
他の主人公やそのヴィジョンを倒すことで力を蓄えたザギは、二度に渡ってネクサスと激突。二度目の戦いではネクサスがストラガイアのエネルギーにより闘争本能を解放されてパワーアップしてしまうが、死闘の末に勝利を収め、遂にネクサス=ノアを超える事に成功する。
直後に現れた黒幕・ストラガイアからは、全宇宙を闘争に満たす為に協力するよう促されるが、他者から操られる事を嫌うザギはその申し出を拒絶。18人の戦士の闘争エネルギー、戦闘データを吸収した最強の敵であるストラガイアをも殲滅してしまう(そもそも何故、ストラガイアは勝てると思っていたのだろうか?)。
その後、ザギはネクサスがまだ生き延びていた事を察知。再びネクサスと戦える事に喜びを感じながら惑星ストラグルを後にした。
今作ではガンダムシリーズにおける似たポジションのターンエーガンダムとターンXとも共演している。
なお、一部のプレイヤーからはメビウスのレベル上げ兼ネクサスとメビウス本編の恨みを晴らす用の体のいいサンドバッグとして使われているらしい。
小説『ウルトラマンF』
「紛い物だと?貴様にいったい何が分かると言うのだ!?」
第三章「暗黒破壊神」に登場。
初代ウルトラマンがゼットンの手で倒された世界に住む天才少年・少女の躁躁と鬱鬱が異世界に通信を呼びかけた結果、それに応答して出現する。
生き延びる為に人間を超えた存在へと進化する事を望む二人の要求は無視していたが、この世界にウルトラマンが存在する事を知ると取引に応じ、デュナミストとしての適性を持っていた二人をダークメフィスト、ダークファウストへと変貌させ、彼らの力を借りて大阪・新世界に降臨。文字通りの「新世界」を創る事を目的に破壊活動を行うメフィストとファウストを嘲笑しながら、自らは巨大な玉座に腰掛けてその様子を見物していた。
ザギ自身はこの世界に来た目的を「暇つぶし」と称しており、「地球を五分程度で壊滅させ、一時間もあれば人類を絶滅させる事が出来る」と豪語しながらも「脆弱なものと戦うのはつまらん」とも考えており、人類への攻撃はメフィストとファウストに任せて傍観を決め込んでいた。
一方でウルトラマンとの戦いに執着する様子を見せており、メフィストがウルトラアーマーのことを「ウルトラマンの紛い物」と評した際には、まるで自分が貶められたかの如く激怒。メフィストを蹴り倒し、声を荒げて罵っている。また、巨人兵士Fのことは当初歯牙にもかけていなかったが、彼女から「ニセウルトラマン」と呼ばれ、かつて「ノアの神」と呼ばれるウルトラマンがいた可能性を示唆されると、激昂して襲い掛かっている。
本作でも暗黒破壊神の力は圧倒的であり、ファウスト、メフィスト相手に善戦した巨人兵士Fを目で捉えきれないほどのスピードで蹴り倒し、スペシウム光線と同等の威力を持つマルス133すらも片手で払いのけてしまった。数々の怪獣を撃退してきた科学特捜隊の全兵器を投入した特攻作戦すらザギ・リフレクションで無力化し、もはや人類に打つ手は無いかに思われた。
しかし、巨人兵士Fの装備するウルトラアーマーFがバルンガ細胞の効果によってメフィストとファウストの光線を吸収し、更にザギ自身が放ったライトニング・ザギのエネルギーをも吸収してしまう。更に巨人兵士Fの肉体とメフィラス星人が埋め込んだナノマシン「メフィラスボット」がアーマーと融合変異し、ウルトラマンの偽造品(Fake)として戦っていた巨人兵士FがウルトラマンFとして覚醒してしまう。
人間を見下していたウルティノイド達は迂闊にもテレパシーで自らの思考を漏洩していたため、Fは瞬時にウルトラマンとしての戦闘に適応。ファウストはFの放ったスぺシウム光線によって瞬殺され、メフィストもザギの記憶から再現された87万度の熱線によって撃破されてしまう(これらの描写から本作のダークザギは『バトルオブドリームNOA』、或いは『ダークスパークウォーズ』の戦いを経験している事が示唆されている)。
ザギにとってもこの事態は想定外だった為、Fと精神融合して彼女の正体を探ろうと試みたが、F自身も状況を理解できていなかったので情報を得る事は出来なかった。それどころかF側にザギの情報とウルトラマンとしての因子が流れ込み、ウルトラマンFがダークザギと同等の力を得る結果に終わってしまう。
更にFからは「ウルトラマンノアはアルファにしてオメガ、あなた(ザギ)はノアのように強くなれない」、「ザギにはウルトラマンになるための因子が全て備わっていた。それに気付けなかっただけ」と指摘されてしまう。無様な偽物である自身の力を受け継いだFが真のウルトラマンになった事に苛立ったザギは、Fを殲滅すべく攻撃を始める。
戦いの最中、Fが人間を見捨てられないことを察知したザギは市街地に攻撃しようと目論むが、自らと同じ力を持つFのテレポート能力に阻まれる。両者は互いにテレポートを繰り返し、各国の都市部と秘境をワープしながら戦い続け、最終的に月面で光線の撃ち合いを繰り広げるが、ライトニング・ザギがFの放った「右肘に左拳を当てたような構えで放つ光線」に競り負けて敗北。エナジーコアを撃ち抜かれたザギは結晶のように粉々に砕け散った。
こうしてザギは滅んだが、変身を解除したフジ隊員は「闇の巨人にはウルトラマンと同様に完全な死が存在せず、ザギはいずれ復活する」と語っている。ただしそれは同時に「ザギがいつか光を受け継ぎ、真のウルトラマンになれる日が来るかもしれない」という希望でもあるという。
映像作品ではないとはいえ、本編では救いの無かったザギに一筋の光が見えたとも言える。
ウルトラマンフェスティバル
2009
第2部で登場。ザラブ星人が「復活させた」と語っている事から、ネクサス本編と同一個体だと思われる。
イーヴィルティガとのタッグでウルトラマンノア、ウルトラマンティガを苦戦させた。
彼らとの再戦でも高い戦闘力は健在だったが、観客たちの声援を受けてパワーアップしたノアたちの猛攻に押され、ゼペリオン光線とライトニングノアによって倒された。
光と闇が根幹設定に関わってくるウルトラマンティガや自分の姿に酷似したノアイージス収納状態のノアと戦えたのはある種のドリームマッチであると言えるだろう。
2018
エンペラ星人によって生み出されたコピー体で、エンペラ星人曰く「意思を持たない木偶」。
戦闘力もエンペラ星人が作り出しただけあって高く、カミソリデマーガ、ジャグラスジャグラー、イーヴィルティガと組んで一度はウルトラ戦士を敗北に追い込むが、ソラの歌でウルトラ戦士が復活した事に加え、新たに現れた湊兄弟のルーブスラッガーで逆に追い詰められる。最期はジードとタロウの「インテグレートスパーク」を浴びて倒された。
作中では初代ウルトラマンと戦う場面が多い。ネクサスのエピソード0である『ULTRAMAN』が初代のリメイクを兼ねているからであろうか?
ダークネスヒールズ
悪のウルトラマンにスポットを当てた『ダークネスヒールズ』において、メインキャラクターの一人として抜擢された。
DARKNESSHEELS_THE_LIVE
今回はとある理由で人間の姿で復活させられており、能力も本来のダークザギに比べると大幅に制限されている。
常に破壊衝動に突き動かされており、基本的に相手の話をあまり聞こうとはしない非常に凶暴な性格をしている。
ウルトラマンノアに関する事以外には驚くほど無関心であるが、その表情には時折悲しみも見られ、自分がヒーローではなくノアの模造品であった事を未だに怨めしく感じているようである。
脱走し、惑星O-50に流れ着き破壊を目的とし暴れ回るが、人間にされた影響で迷惑行為程度の破壊しか出来ず苛立ちと落胆に苦しんでいる。
自身の地雷を踏むO-50の住人パルビナ・ルイや、自身を光の環を破壊する“道具”として利用しようとするジャグラスジャグラーとぶつかり合いながらも民や部下を“道具”のように扱うO-50及び惑星テリオの人間との戦いで結果としてO-50を護り、自身の力を封じるテリオへ向かった。
しかしO-50の指導者ボダイを殺害後、破壊する対象をノアが信じる「最後まで諦めない人間の心」に絞りO-50の住人を虐殺し始めた。
その過程で、再び来訪したテリオのグレゴ軍曹が自身と同じ、心持つ被造物である事に気付き彼を破壊したいと望むようになる。
なお、グレゴ軍曹の演者はネクサス本編でダークザギのスーツアクターを務めた岩田栄慶氏であるほか、岩田氏自身も「グレゴはダークネスヒールズに因んだある存在をバックボーンに生み出した」とコメントしている。
DARKNESS HEELS -Lili-
舞台版からさらにアレンジされた姿で登場。
上半身裸で、その上に黒いジャケットのようなものを羽織っている。単行本第2巻のあとがきによると、ライダースーツがモチーフになっているとのこと(作者曰く設定イメージではレザーバイカー。また、デザインの仮案ではナイトレイダー風イメージを使う予定だった)。ギザ歯もチャームポイント。また、年齢設定も少年やおっさんなど人間設定も悩んだ結果、第2話に登場したメイスのデザインを流用されたなどジャグラーと並ぶ難航デザインと漏らしている。原作で記憶操作能力を持っていた為か、相手の頭部などに触れる事で記憶を読み取る能力を披露している。
本編では第4話でようやく登場。
本作でもジャグラスジャグラーと行動を共にしており、ヒュース・アーディの研究施設に乗り込んで護衛を全滅させ、捕らえられていたリリ・アーカイヴを拘束装置を破壊することで救出した(事前にイーヴィルティガから事情を聞かされていた模様)。
その後、巨大化してヒュース・アーディの腹心であるキリエロイド・サイロがネオバトルナイザーからモンスロードしたゴルザ・メルバのコンビと対決。メルバの放ったメルバニックレイを回避し、そのままカウンター気味に放ったライトニングザギでメルバを撃破した。
しかし、3分間しか巨大化した姿を保てなかったために直後に人間態に戻ってしまい、やってきたベリアル・カミーラ・イーヴィルティガの3人と合流。遂にダークネスヒールズの揃い踏みとなる。
その後のヒュース・アーディおよびホーリーデモンズとの最終決戦で、再び変身し、ジャグラーとタッグを組んで、主にヒュースの精神が憑依したサイロと激戦を繰り広げた。
戦いが集結した後は、リリ・アーリ親子に見守られながら、他のダークネスヒールズの面々と共に惑星フースから出立していった。
第5話では断片的にではあるが初めて変身シーン(実際には元の姿に戻っていると言った方が正しい)が描かれ、胸に出現したエナジーコアが発光し、そのまま体が巨人の姿へと変貌していくものになっているようだ。
舞台版と同様に口数は少ないが、リリからイーヴィルがジャグラーの口調を真似していた事を聞かされると思わず笑いだす(ただし、顔をそむけたので表情は窺えない)というシーンがあり、原典での振る舞いを知っているファンからすると意外とも思える一面を見せたことも。
他の媒体とは異なり、リリや民間人等に危害を加えるような事はしておらず、見た目のワイルドさに反して正統派なダークヒーローとして振る舞っていたと言える。
本編ではあまり出番に恵まれなかったが、単行本2巻では新たにザギがメインとなる描きおろしエピソードが追加されており、アイズという人造人間の少女との出会いが描かれている。
バトルスピリッツ
『ウルトラ怪獣超決戦』版
テキスト
暗黒破壊神ダークザギ
青のスピリット
コスト:7(軽減色:青2紫1)/系統:闘神・冥主
維持コスト&BP:<1>Lv1 6000 <6>Lv2 15000
効果:
Lv1・Lv2『このスピリットの召喚時』
自分か相手のデッキを上から8枚破棄する。
この効果で破棄したカード1枚と同じコストの相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する。
シンボル:青
イラスト:Hayaken
フレーバーテキスト:
ウルトラマンノアに模して造られた兵器「ウルティノイド・ザギ」が
邪悪な意思を持ち誕生した暗黒の巨人。
―ウルトラマンネクサス―
説明
コラボブースター『ウルトラ怪獣超決戦』に登場。
レアリティが「R(レア)」(真ん中程度のレアリティ)と普通であり、知名度か新しさによってレアリティが決められている事が窺える。
バトスピのカード自体の中ではこれでも強力とは言い難い性能なのだが、効果自体は「自分か相手のデッキ破壊」とまさかの自演再現となっている(自演については下記)。
『ウルトラヒーロー大集結』版
テキスト
邪悪なる暗黒破壊神ダークザギ
紫と青のスピリット
コスト:7(軽減色:紫2青2)/系統:冥主・闘神
維持コスト&BP:<1>Lv1 7000 <3>Lv2 10000 <5>Lv3 12000
効果:
【バースト:相手による自分のスピリット消滅/破壊後】
このスピリットカードをコストを支払わずに召喚する。
Lv1・Lv2・Lv3『このスピリットの召喚時』
疲労状態の相手のスピリット/アルティメット1体を破壊する。
Lv2・Lv3『このスピリットのアタック時』
自分か相手のデッキを上から5枚破棄する。この効果でマジックカードが破棄されたとき、相手のスピリット1体を破壊する。
シンボル:紫
イラスト:Hayaken
フレーバーテキスト:
スペースビーストを再生・進化させる闇の力「アンノウンハンド」の正体。
―ウルトラマンネクサス―
説明
コラボブースター『ウルトラヒーロー大集結』に登場。
レアリティが「M(マスターレア)」(上から三番目のレアリティ)と前回よりもレアリティが一つ上がっており、それに合わせて性能自体もより使い勝手が良くなっている。
バーストによって召喚がしやすくなり、召喚時・アタック時効果共にスピリット破壊の条件が緩めになり、より攻撃的な性能に変化している。
一方で「自分か相手のデッキ破壊」効果は残存しており、相変わらず自演再現が可能となっている。
余談
デザインについて
デザインはウルトラマンノアも手掛けた丸山浩。
当時のスタッフの1人がノアのフィギュアを黒く塗り潰したものを持ってきたのを見てカッコイイと思い、それを元にデザインしたとの事である。
ネット紳士ザギ様
円谷プロ公式HPでのエイプリルフール企画では普段からは想像もつかないほど知的で温厚な紳士として扱われている。本人曰くこちらが「素」であり、普段の態度は「悪の愚かさと正義の素晴らしさを子供たちに教える為の演技」だとか。そのためウルトラ戦士達、特にゾフィーを尊敬しているらしい(ちなみにゾフィーとは設定の割りに勝ち星が少ないという共通点がある。ネットでの扱いは雲泥の差だが…)。
2008年の企画『78ちゃんねる』では既に紳士キャラが固まっており、荒らし発言を窘めるなど良識的な発言を行っていた。翌年はブログ『503 Blog Unavailable』を開設して宇宙人たちの雇用問題に言及したり、自らの正義の美学について語るなどより知的な面を見せた。円谷ッターではニワカ紅茶知識を披露してウザがられているゾフィーに助け船を出そうとしたが、ザギの持つ本物の知識についていけなかったゾフィーは1秒で逃亡してしまった…。
これらの紳士ぶりから多くの怪獣達から慕われており、宿敵のウルトラマンネクサスからも「リアルとネット上での性格にギャップがありすぎる」と困惑されていた。
また円谷プロ50周年を記念して開催された「ウルトラ怪獣総選挙」では「ゆるふわ愛され破壊神」というキャッチコピーで参加。ダークザギを演じた加藤厚成氏や野々宮瑞生を演じた宮下ともみ氏に応援されるなどキャッチコピーに違わぬ愛されっぷりからか、50体中17位にランクインした。
この本編とネットでのギャップもあり、多くのファンから「ザギ様」「ザギさん」と呼び慕われている(ただし、あくまでエイプリルフールのネタである為、扱いには注意が必要である)。
なお、前述の通りザギは本来守護神としてノアを模して産み出された、出自としては善の存在である。もしかしたら闇堕ちする前の「ウルティノイド・ザギ」は本当にこのような性格だったのかもしれない。
自演ネタ
事件の黒幕でありながら、劇中では配下であるはずのビーストに殺されそうになった事があり、某格闘家を絡めたネタとして『石堀☆自演乙☆光彦』と呼ばれる事がある。
最もザギにとっては人間は器や道具に過ぎないため、死んだら別の人間に憑依しなおせばいいだけなのかもしれないが。また、石堀が殺されそうになった事で孤門隊員は自身が戦う意味を見失いかけていた為、全ては彼を闇に落とす策略の一環だった可能性もある。
また、「ウルトラ怪獣総選挙」ではダークザギを演じた加藤氏自身が応援する等、加藤氏自身もこのネタを知っている可能性がある。
キャラクターの遍歴
現在ではウルトラマンネクサスのラスボスであり、ウルトラマンノアの模造品という設定で知られているが、本来の立ち位置は大幅に異なっていた。
『ネクサス』初期の構想では「西条凪が適応者となった際、憎しみに呑まれて闇墜ちした姿」(「凪(NAGI)」のNを回転させると「ZAGI」となる)だった(凪は隊長の命令にすら背く事が多々ある程に憎しみに囚われており実質この設定はかなり終盤まで残されていた可能性が高い)。
つまり本来はノア(ネクサス)が悪堕ちした姿という設定だった。
その頃、石堀の正体はダークルシフェルというダークザギとビースト・ザ・ワンを合わせたような全く別の姿が想定されていた(凪の回想シーンで石堀の背中からビースト・ザ・ワンのようなと突起物が伸びるシーンがある)が、ネクサス自体の製作事情(放送短縮)によってダークルシフェルが廃案となり、結果的に石堀の正体はダークザギになったという経緯を持つ(この場合の雑誌展開の扱いは不明)。
ヒーローズピクトリアルでは「ルシフェルの位置づけはザギというよりもイズマエルに近いものだった」と記載されてもいるが、初期構想ではラスボスはルシフェルである事は決まっていたため、この記述は「ノアの模造品/影のような存在」という意味ではなく、「ビーストたちの集大成」という意味であると思われる。
また、同文献の中では「憐編のオープニング映像でジュネッスブルーの瞳にダークザギのシルエットが映り込んでいる」事と、「物語の進行に合わせてノアやダークザギの姿が追加される予定だった」という構想が明かされているが、廃案となった本来の構想がどのようなものであったのかは、今となっては謎に包まれている。
また、『ネクサス』放送前のウルトラマンフェスティバル2004ライブステージでは、「永き戦いの中で光と闇に分かれた存在」として描かれている。『ネクサス』前日譚的な様相を呈しているこのショーでは、「ノアのコピー」ではなく後年の『ギンガ』におけるギンガとダークルギエルのような表裏一体の関係が想定されていたようだ。
このような事から、その存在自体は企画初期からありながらも立ち位置が何度も入れ替わっている異色の経歴を持ったラスボスと言える。
『ウルトラマンF』ではいずれウルトラマンになれる日が来る事が示唆されており、もしかしたら…(なお、モデルとされるノアも正体が一切不明で、『古の超文明が生み出した存在』という説が存在している。ダークザギもかつて優れた文明を持っていた来訪者に作られた存在であったが、ザギ=過去のノアかどうかは不明。ノアは時空を選ばない活躍を繰り広げている事から、全くありえない説と言うわけでもない。もしそうなら、無限ループを起こしている事になるが)。
ちなみにダークルギエルの方は逆に「ギンガと対の存在」といった設定は当初は明らかにされておらず、続編の『ウルトラマンギンガS』で明確にされた。
名前ネタ
前述の通り、「NAGIが倒れてZAGIになる」。このZとNを繋げるとZN、つまり「ゼットン」と読めることから、初代ウルトラマンにおけるゼットン枠としてこれ以上ない名前になっている。
決してZnとは関係ない。
関連イラスト
関連タグ
ウルトラマンネクサス アンノウンハンド ︎︎石堀光彦 ︎︎ウルトラマンノア
ダークファウスト ダークメフィスト
全ての元凶 諸悪の根源 ︎︎黒い悪魔 ︎︎ラスボス
悪トラマン 人造ウルトラマン
ダークルシフェル…本来『ネクサス』本編でザギのポジションを務めるはずだったとされるキャラ。
カオスダークネス→ダークザギ→ギガバーサーク
???…次々作に登場する、演者が同じ悪役。