概要
1972年4月26日生まれ。ブルーベアハウス所属。
一時期、芸名を『加藤厚生』『加藤アツヲ』にしていた時期があった。
ウルトラシリーズを知る者の間ではそれなりに著名な人物。
その理由は、これまでに出演した平成ウルトラシリーズ3作品において、どの作品においても視聴者の印象に残るインパクトの強い役柄を演じてきた為である。
ウルトラマンネクサスでは防衛チームのレギュラー隊員にして主人公の仲間ながら、実は物語の諸悪の根源だったというこれまでのウルトラシリーズになかった衝撃的な形で登場したラスボス 石堀光彦/ダークザギを演じた。
その2年後に放映されたウルトラマンメビウスでは、ウルトラマンを怪獣同然に異端視するエゴイストゴシップライター 蛭川光彦を演じ、その劇中における悪行(詳しくは本人の項目を参照)と煮え切れないフェードアウトの仕方が視聴者の間で大きな物議を醸してしまう事となった。(演じた加藤氏自身も、蛭川については放映当時、自身のブログにおいて「男の風上にも置けないような最悪野郎」と否定的なコメントを残している。一部のファンからは後述のダイルの件でも「メビウスの時の天罰」「やっと鬱憤が晴れた」等の誹謗中傷に近いコメントや感想が番組HPだけでなく加藤氏のブログにも送りつけられたという。)
その約2年後には大怪獣バトルNEOに、主人公レイのライバルの一人 レイオニクス・ハンター・ダイル(※メイン画像のキャラクター)として出演。ここではじめて、最終的に改心し、主人公サイドと和解する(もっともその後に死亡してしまうのだが…)という光落ちキャラを演じ、特に退場回における迫真の演技が好評を得ることとなった。これにより、ウルトラファンの間で根付いてしまっていた上記の蛭川のイメージをある程度払拭することに成功している(そもそもプロット制作の段階ではダイルは改心、主人公陣営との和解する予定のない完全な悪役であったが、演者に選出された加藤氏が上記の蛭川を演じた影響でウルトラシリーズファンから『ウルトラマンの疫病神』とかなり批判的な評判を受けている事を知った制作サイドの配慮によって、急遽前述のキャラ設定に変更されたという裏話がある)。
これらの役の中でも、特に石堀/ダークザギに対する想い入れが強く、今現在でも自身のブログやFacebookなどにおいて、度々ネクサスの事を話題に上げ、当時の思い出を振り返っている程。
『ネクサス』のメインライターを務めた長谷川圭一氏が、『ウルトラマンX』のネクサス客演会を関係者と視聴した際にも、他の『ネクサス』の出演者たちと一緒に出席して当時の思い出話に花を咲かせていたようである。
主な出演作
テレビドラマ
『ウルトラマンネクサス』- 石堀光彦/ダークザギ
『ウルトラマンメビウス』- 蛭川光彦
『大怪獣バトルNEO』- レイオニクス・ハンター・ダイル
『相棒』
『仮面ライダーゼロワン』- 天津一京
他多数
映画
『シン・ゴジラ』- 警察庁危機管理担当要員