「止めろっ! まだ俺は、何もしてないバカンス!?」
「だって、侵略完了したバカンス。 あ・と・は、バカンスするだけバカ~ンス♪ バ・カ・ン・ス・トゥ~♪」
登場話:第24カイ!「侵略完了!できるか奪回?!」
データだバカンス
身長/191cm
体重/287kg
世界/バカンストピア
名物/夏休み
名産/マッスルクダック
概要だバカンス
トジテンドが人間界侵略の為に、バカンスの世界「バカンストピア」を閉じ込めたバカンストジルギアをクダックに組み込んで、トロピカルに誕生したワルド。
頭部はヤシの木を擬人化した外見で、頭頂部から伸びる青と黄色と赤のカラフルな色合いの葉っぱや、別の顔にも見えるヤシの実が目立つ。
とにかくトロピカルなイメージなもので構成され、耳はビーチパラソル、顔は蚊を機械化させた形状で、口部分から伸びたホースでトロピカルジュースを吸っている。更に首周りはハイビスカスを模した歯車の花輪を巻いていて、俯瞰するとクダイターに南国での旅装を着せた様な派手な姿をしている。
バカンストピアの力を悪用する事で、頭部のヤシの葉からバカンスパワーを広範囲に放つ事で世界の人々を休日気分にさせてしまい、あらゆる行動を放棄させてバカンスに夢中にさせる、奇怪で楽しい“夏休み”の世界を作り出す能力を行使する。
世界改変の威力も非常に強烈で、いつもはカオスな事態の傍観者でいられるセッちゃんすらバカンス気分にさせて、事態解決の糸口も完全に封じる成果を遂げてしまった。
派手な姿に違わぬ、「~バカンス」が口癖の陽気で口調の軽い遊び好きな性格だが、反面両手はクダイターのまま且つコレと言った武装も無いので、戦闘行為は全くの不得手。と思われてはいるが実はこれには裏話があり、口のトロピカルジュース部位は元々は「トロピカルー銃」と言う武装とのこと。(デザイナーのK-SuKe氏のTwitter)
活躍だバカンス
バラシタラの手で誕生して出撃後、地下駐車場に現れた所をゴールドツイカー一家に見つかり、ツーカイザーと戦っていたが、そこにセッちゃんのトジテンドの出現反応を頼りに、カラフルの留守番を任されたガオーンとマジーヌ以外の介人/ゼンカイザーらゼンカイジャーも乱入。
「やめろ!まだ俺は何もしてないバカンス!」
ツーカイザー「お前の都合なんて、知らないね!」
ブルーン「『まだ』ということは、これから何かするつもりですか!?一体何をするのですか!?」
チェンジマンギアの力で繰り出されたマグマギャラクシーで空中高く打ち上げられてしまう。
「うんっ?チャ~ンス! バカンスパワー、解フォ~~!! ワハッ!」
すると、これを好機とみて上空でバカンスパワーを広範囲に解放。
その結果直下の一同はもちろん、カラフルにいたガオーンとマジーヌ、セッちゃんまでもバカンスパワーの影響を受け、ゼンカイジャーもゴールドツイカー一家も完全に戦意を喪失。すっかりバカンス気分に浸れ込んでしまった。
介人「戦いおっわり~!!」
ジュラン「イェ~イ!!」
ブルーン「気持ちいい~!!」
フリント・カッタナー・リッキー「休みだ、休みだ、ワッショイ!ワッショイ!Fooo!!」
さらには各種企業のオフィスも仕事放棄、一般家庭の家事放棄、しまいには国会議事堂もバカンス気分で衆議院解散にまで至り、みるみると人間界のバカンス化が進行。
「やった……!勝ったバカ~~~ンスッ!!」
こうして、バカンスワルドはたったの一瞬でアッサリと人間界の侵略を完了させてしまった。
介人は市民プールで「ウルトラスーパーダイナミック全開ミラクルスーパーダイビング」(「スーパー」を2回言っているのはご愛敬)を決め、ジュランはサーフィンを楽しみ(その際「このまま茅ヶ崎まで行っちゃう?」と言っている)、ガオーンはキカイノイドの子供たちと花火大会、マジーヌはテントを張って天体観測、ブルーンはヤギの群れる牧場でウクレレを弾きながら読書、ゴールドツイカー一家はプール付き別荘で遊んでいた。
その後、侵略した人間界の使い道を決める為にクダックを率いて調査に来たクダイター(何気に第14カイ!以来、久々の登場である)が現れた時には自分もバカンスを楽しみ、あまりの事態にクダイターに叱責されるも「侵略を終えたし、後はバカンスを大いに楽しむだけ」だと言って大いに満喫していた。
しかし、バカンスを楽しんでいても中身はトジテンド。とある海水浴場にクダック達を率いて現れ、「どけバカンス!ここは俺の遊び場バカンス!!」とビーチバレーを楽しむ民間人達を強引に追い出し、コートを横取りする。
介人「おい、バカンスワルド!ビーチバレーで勝負だ! 俺たちが勝ったら、そっちが別の場所に移動しろよな!」
「ふん、良いだろうバカンス!」
すると、丁度近くでバーベキューをしていたゼンカイジャーの怒りを買い、ビーチバレーでの勝負を挑まれる。
これへ筋骨隆々な体格をした「マッスルクダック」を引き連れて勝負するも、介人とジュランのコンビネーションやガオーンの繰り出す鋭いスパイクに翻弄されて点差を付けられ、最後はサンバルカンギアを用いたフィニッシュを叩き込まれて敗北。
敢え無く負けたのが悔しくなり、今度は乱入したゴールドツイカー一家も加えての浮き輪投げでの勝負に入るが、この時は往生際が悪い強引な勝負では無く、「今度は純粋にお前らと勝負したいバカンス!」とバカンスパワーの効果があるとは言え本当に楽しく勝負をしたい情が芽生えており、勝負の後はお互いに笑顔で健闘を称えあうなどとこの頃には敵味方関係無く共に楽しく遊ぶ関係になっていた。
同じ頃、バラシタラが調査隊として送ったクダイターもクダックも誰一人戻って来ない事を訝しみ、様子見の為に人間界にやって来ていたのだが、そこには庶民に紛れてバカンスを満喫するキカイノイド兵達の姿が……。
実はこの調査隊の面々は、バカンスパワーに取り込まれて休日を満喫する人々やバカンスワルドを見て感化、この世界を自分達が休める保養地にする事を思い立ち(クダイテストもビル街に寝そべって休んでいた)、すっかり職務を放棄しバカンスを謳歌していたのだった。
バラシタラ「何っ!?な、何をしているクダイター!!?」
クダイター「あぁ、バラシタラ様!この世界は我々のリゾート地なので~す♪フッフ~!」
バラシタラ「バ、バ、バッカモ~ン!!!」
人間界の侵略は完了しは良いが、バカンスワルド本人が遊び好き、更に後から来たトジテンドの面々までバカンスに染まってしまった結果、マトモに動いているのがバラシタラのみであるカオス極まる状況が発生する事態に(元を正せばバカンスワルドを生み出したバラシタラのせいではあるが)。
その頃、当のバカンスワルドはゴールドツイカー一家、ゼンカイジャーと共に「自分達の代表者の顔が描かれたスイカを専用の棒で割れば勝ち。他チームのスイカを持って逃げ回ったり妨害しても良い(他チームのスイカを割るのはNG)」特別ルールを設けたスイカ割り競争で全力バトルを展開。
武器による妨害(※但し全員誰かを傷付ける真似はしていない)も交えての三つ巴の展開はヒートアップ、それぞれスイカを割る寸前まで行き着くが、そこで怒り狂ったバラシタラが乱入。
※イラストはイメージです。
バラシタラ「バカンスワルドォォォォ!!貴様ああ!! 」
「バラシタラ様!?」
バラシタラ「下っ端の癖に、我々より先にバカンスを満喫する等、言語道断! 粛清である!!!」
「あぁぁ……俺の夏の思い出ぇぇぁぁ~~ッ!!」
ゼンカイジャー(と、バラシタラ以外の敵味方)一同「バカンスワルドーーーー!!」
バラスピアーより放たれたミサイルが直撃したバカンスワルドはマッスルクダック諸共、さながら夏の終わりの打ち上げ花火の如く離れた所へ吹っ飛び爆散。
ゼンカイジャーとマトモに戦う事無くバカンストジルギアとマッスルクダックが持っていたスイカを残して処刑されてしまった。
しかし同時にバラシタラ以外の人々はバカンス気分から正気に返り、軍隊長そっちのけで遊び惚けていたクダック達は皆一斉にバラシタラへ平謝りした。
バラシタラ「貴様ら調子に乗りおって…!全く、頭の中までバカンスになってはお終いであるっ!!クダイテスト共!!」
クダイテスト達「はい?お呼びですか~?」
バラシタラ「“お呼びですか?”じゃないっ!!少しくらい働けーっ!!」
更にバカンストジルギアはバラシタラによって拾われた上、呼び出されたバカンス気分の抜けてないクダイテストの片方に投げ込まれ、ダイバカンスワルドを誕生させた。
その後、数日間のバカンス騒ぎですっかり散らかったカラフルの片付けに仲間達と追われる介人は、バカンスワルドの遺したスイカを見ながら、トジテンドの人々とも仲良くなれる可能性がある事に微笑んだ。
……しかし、温泉旅行から帰って来たヤツデに散らかっている店内を見られ、店番をサボった罰として「これじゃ~お土産はあげられないねぇ」とお土産を一時没収され地味にダメージを受けるゼンカイジャー一同だった。
怪人交流回かバカンス
戦隊史上でも珍しい、登場した段階で侵略計画を完遂した怪人。尚且つ、本作では初となる「敵幹部が粛清した為に、戦隊側が手を下す事無く倒された」怪人でもある。
しかも、怪人側でありながら、「人間と怪人勢力が仲良くなる形式」での侵略計画を完遂したもう色々と常識外れの怪人。
その為、彼が死亡した際には、ゼンカイジャーは新たな仲間が死亡したレベルでショックを受けていた。
そうした意味で言えばこのバカンスワルドが登場した今エピソードは、シリーズ恒例の怪人との交流回と言って差し支えないだろう。
しかし一方で、結果論ではあるが、バラシタラがやって来なかった場合、ゼンカイジャーは完全に詰んでいた可能性が高く、バカンスワルドへの対抗手段が一切無い状態に陥る所だった。
ワルドはその特性上、トジテンド側の考案した作戦に対する(立案者は気付いていない)穴や詰めの甘さ、幹部同士の足の引っ張り合いが勝敗に大きく作用するが、今回はトジテンドによる過去の所業が遠因で敗北したレトロワルドと異なり、バラシタラが短気を起こしたのが直接の原因であり、粛清理由も職務放棄や敵対する相手と遊蕩に耽っていた事(ゼンカイジャーへの裏切り、背信行為の疑い等)では無く、自分より先にバカンスに入った事への怒りと言う私的な物。
仮に癇癪を起こすバラシタラ以外の幹部が来た場合、ゼンカイジャーを如何に完全に排除するか、若しくはそのまま世界をどう支配するかに移行していたと思われる。
とは言え、他幹部を派遣しようにもステイシーは前回の対決で重傷を負い、イジルデはステイシーの治療をゲゲに一任され、ゲゲはイジルデに治療を一任した以上トジテンドパレスを離れられない(メタ的に言えば、中の人の都合もある)暗黙の三竦みが発生しており、消去法でバラシタラが来訪する羽目になったのはある意味必然とも言える。
また、調査隊として送られた戦闘員達が悉くバカンスに魅了され職務放棄してしまったのもまた事実であり、トジテンド上層部にとっても軍や労働力を機能不全に陥らせる極めて不都合な世界になってた可能性も否めない。その点では(私情を挟んでいたとは言え)「味方と言えど自分達の足を引っ張るなら容赦無く排除する」バラシタラの行為は当然の帰結とも言える。
加えて冷静にバカンスワルドの行動を見返すと、一瞬の内に抵抗勢力を無力化、侵略までも完了させると言う戦隊怪人始まって以来の快挙を達成している。
ここまで見事に侵略計画を達成した前例としてはギガブレインウェーブで全世界を一時的だが支配下に置いた大教授ビアスが挙げられるが、ビアスは自身の延命を重ねながら長い時間をかけて千点頭脳を12人分も集めねばならなかった上にレッドファルコンの無力化に失敗しているのに対し、こちらはそんな手間等無く、持っている力を一度使っただけでほぼ同様の事態を引き起こし、更にゼンカイジャーとツーカイザーの戦意を失わせ遊びに耽溺させている。
また、話の終わりにカラフルが仕事を放棄して散らかり放題だった様に、バカンスを長期で維持し続けて仕事を放棄させた結果を考えれば世界規模で詰んでいた可能性は高い(これに関しては後述する)。
翌週でイジルデはこの作戦を考案した挙句失敗したバラシタラの事を馬鹿にしたのは、「自らの手で潰した」か「侵略した後先を考えなかった」かのどちらかの理由と思われる。
過去の大ボスが長い時間と入念な準備を経て、やっと不完全に実現していた「世界征服」を片手間且つ一瞬で完了させてしまう成果を叩き出しており、ワルド怪人の恐ろしさを知らしめたワルドでもあった。同時にトジルギアの力で侵略に成功してもトジテンドにとって都合の良い世界になるとは限らない事も意味していた回と言える。
第24カイ!のサブタイトルは「侵略完了!できるか奪回?!」だが、ぶっちゃけ、敵側の自滅で何とかなっただけなので奪回「出来た」訳では無い。
これもある意味タイトル詐欺……と、言えなくも無い。
次回第25カイ「やり直せ!ゼンカイジャー・改!」ではヒドケイワルドの力によって第1カイ!の時間軸まで時が戻っている。そして歴史を変えようとするヒドケイワルドと、歴史を変えまいとするセッちゃんが奔走するのだが、視聴者からは「バカンスワルドを助けてやれよ…。」と言う声がTwitterで相次いだ。しかし幾ら惜しまれながら退場したワルドとは言え、ゼンカイジャー達が戦いを忘れ遊び呆けている世界では五色田夫妻を救う事が出来ない為セッちゃんは下手に過去を改変しようとはしなかっただろう。あるいは、ヒドケイワルドが「バラシタラ様が短気を起こしてバカンスワルドを粛清しなければ、この世界をリゾート地として侵略出来てトジテンドの勝利だった」と進言したのかもしれないが、まぁ聞き入れられなかっただろう。
さらば、バカンスワルド…。
最終カイ!では神の真の目的に対し、介人が「色んな世界と繋がったから新しい仲間と会えた」持論を展開する際、その一例としてバカンスワルド達とゲームした事が取り上げられ(ステイシー以外では唯一トジテンド関係)、彼にとっても印象深い出来事の一つだった事が窺える。神との和解後にはキカイトピアでクダック達と一般キカイノイド達による平和的共存が実現し、介人の「(トジテンド含めて)皆仲良く暮らせたら」と言う願いが叶った事になる。
余談だバカンス
- バカンスがモチーフの戦隊怪人は『獣電戦隊キョウリュウジャー』のデーボ・バーカンス以来7年ぶり。同時にデザインを担当したK-Suke氏のデザインの事を企画者104はTwitterで「バカンスモチーフ2回も担当していた」とツイートされている。
- 一番のテーマはバーカンスとの差別化で、モチーフはバカンスと切っても切り離せないヤシの木と、夏の害虫の蚊。後者は名古屋弁で「かんす」と呼ばれる事も採用理由である。頭部にメカ化したヤシの木や実を配置し、花に見立てたギアを首回りにつけ、『夏のお嬢さん』の歌詞から両耳がビーチパラソルになっている(『機界戦隊ゼンカイジャー公式完全読本』p.115)。
- 声を演じる八代氏は今作が特撮初出演となった。
- 本編の描写から「バカンストピアの人々はどうやって『バカンスの世界』を維持し続けているのだろう?」などとツッコまれたり疑問に思う視聴者も少なかったが、これについては
- バカンストピアが(警察や軍隊等による治安機構抜きで)維持できるほど平和で、食料にも困らず、怪我や病気も無くみんな働かずに遊んでいられた世界
- 劇中では花火があがっていた事から少なくとも「花火師は仕事をしている」事は確認でき、なおかつ介人達もバーベキューの用意などの「ある意味『労働』とも解せる行為」はしていたので、「バカンスのための労働」で回っている世界
などと考察されていたりする。前者だとしたらこの上なく羨ましい話なのだが…
- 通常、介人達がカラフル店内でワタワタしてる「♪諦めない歯車で~」のオープニングの件は、この回に限って「誰も居ないがらんとしたカラフル店内だけが映される」特別仕様であった。
- 後半のスイカ割りでは、流石に食べ物を粗末にすると視聴者からクレームが来かねないからか、スイカをボールの様にパスこそしたが、実際に割る事はなかった。逆に、上記のバカンスワルドが爆死した時は無傷のスイカが転がっていた。どれだけ丈夫なスイカなんだ……。
- バカンスパワーの影響を受けてバカンス気分にになったセッちゃんが口ずさんだ「アイスクリーム ユースクリーム」は、ヤツデ役の榊原郁恵氏が歌っていた『夏のお嬢さん』の歌詞の一部。
- 翌週に放送された『仮面ライダーセイバー』最終回の冒頭にて、ノーザンベースの面々がバカンスに興じているシーンが流れた事でセイバーの世界がバカンスワルドの影響を受けたと話題になった。尚、この点に関して脚本家の内田裕基氏は「バカンスワルドの仕業ではございません。石田監督ワルドの仕業です。」と釈明している。
- 因みに、視聴者のワルド投票で見事1位にまさに南国の花の如く咲き誇った。
【スーパー戦隊】「機界戦隊ゼンカイジャー」ワルド人気ランキングTOP32!第1位は「バカンスワルド」に決定!【2022年最新調査結果】
- 本編終了後のファイナルライブツアーでも再生怪人の一人として登場し、ツーカイザーと戦った際「お前、嫌いじゃなかったぜ」と言われていた(その後は他の再生トジテンドと共に倒されている)。
関連タグだバカンス
トロピカル〜ジュ!プリキュア:1時間前の南国繫がりのプリキュアシリーズで、上記のトロピカルー銃の元ネタで公式TwitterでもOPを彷彿とさせるツイートをしている
ドアワルド:こちらはバラシタラの息子であるステイシー/ステイシーザーの都合で、ゼンカイジャーと戦う前に倒されてしまったワルド。なお、バラシタラはこうしたワルドを生み出した上で、それが引き起こす混乱を観察し楽しんでいる節がある様子。
デーボ・バーカンス:彼と同じ様にバカンスを全面に出している戦隊怪人。こちらは人々を堕落させる能力に制限や下準備の必要等がある一方、サマー用品をモチーフにした様々な技を繰り出しての戦闘を熟せる。
大教授ビアス:上記の通り、このワルドの下位互換な侵略成果を残した戦隊首領。奇しくも演じるのは本作でボッコワウスの声を担当する中田譲治氏である上、彼が侵略計画の前段階で率いた組織は「天才的な頭脳の持ち主が世界を支配するべき」のイデオロギーで動く選民思想の集団だった。
グリム・リーパーマイナソー:こちらも敵側が作戦を中断してなければ、戦隊側が対処出来ずに詰んでいた戦隊怪人。
ヤタイバンキ:こちらも人々を遊び好き(お祭り好き)にして戦意喪失を狙っていたが、直ぐに洗脳出来る程の特殊能力がある訳では無く入念な時間を掛ける作戦な為、遂行中に倒され頓挫した戦隊怪人。
ドクガネジレ、花粉サイマ獣バイラ、ケルベロスマイナソー:こちらも戦隊メンバー全員を自身の能力の餌食にしたが、この3名は共通して侵略の中での大量虐殺が目的だった為大分作戦の毛並みが違う。