演:川岡大次郎
概要
五色田介人の父親で、五色田ヤツデの息子。生年月日は1980年(昭和55年)5月30日、年齢は現在41歳。
妻の五色田美都子と共に博士号を持った研究者で、この世には様々な異なる世界が存在している “並行世界”存在説を提唱。
研究の過程で歴代スーパー戦隊の世界やキカイノイド達が暮らすキカイトピアを発見した。その中でスーパー戦隊を参考にゼンカイジャーの変身アイテムであるギアトリンガーやセンタイギアを開発した。
本編開始時点では妻・美都子と共に、10年前から行方不明になっている。
第4カイ!の終盤にて、仲間に加わったブルーンから「以前イジルデの研究所にそんな名前の人が居たと聞いた様な気がしまして…」と言う発言が飛び出し、介人とヤツデが驚愕する事態となった。
そして第19カイ!ではトジテンドパレス内のイジルデの研究室にて、美都子と共にコンピュータ内のホログラムとして登場。第28カイ!にてイジルデに独断で拉致され、妻共々コールドスリープさせられた状態でコンピュータで直接頭脳を解析されて、10年に渡りギア等の情報を引き出すデータベースに利用されていた事が判明する。
ステイシーの独断で美都子のみ解放され、目新しい情報を求めたイジルデが功の脳に刺激を与える事を思い付き、記憶を封じられた上で功が考えていたゼンカイザーのプロトタイプの変身者に抜擢され、ステイシーザーに続く実験兵士・ハカイザーとしてゼンカイジャーと敵対する事となる。
尚この計画は功を奏しており、実際に10年ぶりに活動出来た功の脳は活性化され、ニュークダイテストの完成に繋がっている。
第35カイで息子と10年越しの再会を果たすも、ステイシーザーによって強制的にトジテンドに連れ戻されてしまう。
第40カイ!にてボッコワウスから授けられた先々代トジテンド大王のパーツを組み込まれハカイザー・改/ハカイジュウオーに強化改造されるが、激闘の末に介人らゼンカイジャーの作戦で記憶を取り戻し、トジテンドから解放された。
只ハカイザーでは無くなったが、サイボーグとして改造された肉体はそのままであり、定期的に充電が必要なのは相変わらず。
また、帰還に際してハカイザーとしての記憶は無くなってしまったらしく、クロコダイオーの技術やキカイトピアの文化に多大な好奇心を示しており、共同戦線を張った仲間のステイシーの事も記憶に無く、彼を慮る事は出来なくなっていた。しかし、介人が気に懸け、救いたいと言う事は察して、彼を救う役割は息子にある事をしっかりと諭している。
その理由は、妻を探す為に並行世界間ゲートを新たに作り出す為であり、フリントから概要を教えて貰った事で僅か数日で完成。
介人に置き土産として46番を振られた新たなるセンタイギアを渡し、美都子探しへ向かっていった。
その後第48カイにてスシトピアで美都子を発見し、美都子と共にカラフルに帰還した。
しかし、その後「神」の手により人間界以外の全ての並行世界がトジルギアに閉じられてしまう。
「神」により人間界以外の全ての並行世界が閉じられた後、介人らゼンカイジャーの世界の住人はこれまでの出来事の全ての記憶を消し去られ、仮初の日常を過ごしていた。
五色田夫妻の記憶もトジテンドに攫われる前の物に書き換えられたが、二人は(いつものノリで)見つかるはずもない並行世界の研究を続けていた様子。
- ただし「神」は記憶の改竄はできても物理的な干渉はできないため、イジルデに改造された功博士の肉体はそのままだと思われる。
- この件について作中で言及は無かったが、うっかり自分をサイボーグに改造してしまったと記憶を改竄されたのだろうか?
五色田夫婦とヤツデ、セッちゃんは、介人と「神」の戦いを現実世界から見届け、全ての並行世界が解放された後は、セッちゃんを含めたゼンカイジャー6人で並行世界を巡る旅に出た介人達を見送った。
「ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー」では写真のみの登場だったが、「暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー」では再びハカイザーとなって息子達とドンブラザーズのメンバーと共闘する。
生い立ち
第40カイ!にて明かされた生い立ちと経歴は以下の通り。
- 1980年5月30日(0歳)
誕生
- 1984年(4歳)
幼稚園に入園。お昼寝の時間に絵本を読み漁り、先生を困らせる。
※因みにこの時読んでいた「ハンカチはもういらない!」は、『仮面ライダードライブ』でブレンが読んでいたのと同じ本である。
- 1987年(7歳)
小学校に入学。絵本で見た数々の世界に行きたいと言う想いから、自分から猛勉強を始める。
- 1993年(13歳)
中学校に入学。別世界に行けると信じて2階の窓から飛び降りて大怪我
- 1996年(16歳)
高校に入学。後の妻である美都子と出会い意気投合、並行世界の研究を始める
- 1999年(19歳)
美都子と結婚
- 2000年12月12日(20歳)
息子の介人、誕生
- 2003年(23歳)
高い高いして小さい介人を落とし、ヤツデと美都子に物凄く怒られる。
- 2011年2月20日(30歳)
美都子と共にトジテンドに拐われ失踪する
- 2021年11月14日(41歳)
第35カイにおける出来事。成長した介人と10年越しの再会を果たす
余談
- 名前の由来は秘密戦隊ゴレンジャーで主題歌を担当したささきいさお(妻は堀江美都子)
- 尚、川岡氏は仮面ライダーディケイドではTV版カブトとは別の存在の仮面ライダーカブトに変身するソウジを演じ、獣電戦隊キョウリュウジャーでも父親役として福井理香の父、福井賢一を演じた(しかしこちらは故人)。
- 生年月日が昭和55年の5月、30日は5の倍数で尚且つこの年の5月30日は週の5番目の平日である金曜日……と、何かと「5」に纏わる要素が多い。
- これは「平成12年12月12日生まれ」と「12」尽くしな息子の生年月日と対になっていると思われる。
- 因みに現実の昭和55年5月30日には関西地方でデンジマンの17話が放送された。
関連タグ
尾村豪/ドクター・オブラー:こちらもボッコワウスと同じ中の人が首領を務める組織から命からがら脱退したが、改造後の影響は残ったままと言う繋がりがある。功と異なり作風故にバッドエンドの様に見られると言う違いがある。
五色田介人(暴太郎戦隊ドンブラザーズ)/ゼンカイザーブラック:次回作に登場する別世界の息子。『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』で共演。