イジルデ「完成したぞ!我輩の新兵器、ニュークダイテスト!!」(第31カイ!)
「ニュークダイテスト、参上!!」(同上)
データ
身長/63.0m
体重/2961.0t
世界/キカイトピア
概要
イジルデがハカイザーやゼンリョクゼンカイキャノンと共に同時進行で開発した、クダイテストの強化形態。強化形態らしくクダイテストの約1.5倍のサイズになっている。
クダイテスト単体でも十分に戦えられる様戦闘に特化させたニューバージョン機で、強化前のハニカム状の「モニタニックアイ」を備えた頭部に青色のポリゴンで鉄塔のような造形に組み込まれた、鋭い単眼を持つ仮面のような物を取り付けられている。
ボディはクダイテストと比べキラキラしていて、仮面の青いラインや体に走る赤いラインは蛍光ライトの様に仄かに光る。
如何にも鈍重そうな外見とは裏腹に動きが身軽で、素早く走ってアクロバティックな動作が可能。
右腕のポリゴン状の巨大剣「クダイテソード」で相手を切り裂き、そこからトジルエネルギーを充填させた超高圧ビームを放ち、トジルエネルギーを長時間チャージすれば300m級に超巨大化して敵を圧倒する。
また、従来のクダイテスト同様、トジルギアのパワーを取り込んでダイワルドに変身することも可能。
このニュークダイテストから変身した個体はこれまでのダイワルドと異なりニュークダイテストの頭部と武器の形状を元になったワルドのデザインに合わせて変化させた様な外見が特徴。
ニュークダイテストのダイワルドは先述にもあるようにサイズがダイワルドの約1.5倍であるため、基本的にゼンリョクゼンカイオーでしか太刀打ちできない。
尚、巨大化したコスト上の問題なのか、出撃できる個体の数に限りがあるらしく、「量産は不可能」である事実が後に述べられている。
活躍(第31カイ!)
イジルデが対ゼンカイジャー用にハカイザーと共に同時進行で開発を進め、人間界でゼンカイジャーがダイギュウニュウワルドを撃破したタイミングで完成、早速戦線に完成させた2機が送り込まれる。
しかし、セッちゃんがゼンリョクゼンカイキャノン/ゼンリョクイーグルに隠された機能を発見し、ゼンリョクイーグルとジュラン達と合体した、巨大ロボゼンリョクゼンカイオーに合体。いきなり相手側の新合体形態と対峙することになる。
これに物怖じせず「一塊になった事を後悔するが良い!!」と一纏めになったので都合が良いと2機の内の1機が襲い掛かるも、歴代のスーパー戦隊の力を引き出す相手に一方的に攻められてクダイテソードを破壊され、そのまま「ゼンカイジャー・ゼンリョクファイブスラッシュ」で一刀両断され爆散した。
戦いが終わりゼンカイジャーが安堵する束の間、もう1機がゼンリョクゼンカイオーを易々と越える300m級の超巨大サイズとなって地面から出現。
「フハハッ!!油断したな。貴様らが相棒と戦っている隙に、トジルエネルギーをたっぷり充填したのだ!」
介人「デカさ全開…!!」
何と、超巨大化するためにもう一機を囮にトジルエネルギーをチャージする時間を稼いでいたのだ。
圧倒的な体格差からクダイテソードからビームを放って一網打尽にしようとするも、マジーヌが発動した「スーパー戦隊全力ミラクルパワー」で出現したリボンで拘束されてしまう。
最期は隙だらけの所を「ゼンカイジャー・オール戦隊ファイナルビックバン」で歴代戦隊ロボのオーラを立て続けに喰らい、「グアァァ…歴史の重みぃぃぃ…!!」とスーパー戦隊の長い歴史をその身に刻み込んで爆散した。
余談
- 相手に合わせてかゼンリョクゼンカイオー同様、スーツは用意されず、足元のアップ以外は全てCGで表現されている。
- 『機界戦隊ゼンカイジャー公式完全読本』p.107,116によると、ポリゴン部分のテクスチャーを変えてワルドとは違うデザインのダイワルドを複数生み出したいというオーダーの下、見た目の違いとデザイン上のコンセプトを強調するため、ポリゴン丸出しのデザインとなった。デザイン画では左腕がクダイテソードになっている他、ニュークダイテストを素体に使うワルドは基本的にはダイワルドから先にデザインされた。