セッちゃん 「もう1つ分かった事があるチュン!何と、5人皆で合体出来るチュン!」
介人、ジュラン、ガオーン、マジーヌ、ブルーン 「ええーっ!?」
セッちゃん 「合体コードは、“全力全開合体”チュン!」
介人 「よーし!」
5人 「全力全開合体!」
ゼンリョク!
ゼンカァーーイ!
介人 「皆!こっちこっち!」
マジーヌ 「おおっ!?ここっすか?」
ブルーン 「支えましょう!」
ガオーン 「どうなるんだろうね、ジュラン?」
ジュラン 「いやこれテンション全開っしょ~!」
ガオーン 「皆で合体、ワクワクするね!」
ジュラン 「マジ、それよ!」
マジーヌ 「ヤッホー、ジュラン!」
ゼンリョクーゼンカイオー!
介人 「行くよ!」
5人 「ゼンリョクゼンカイオー!」
セッちゃん 「やったー!うわー!カッコ良い!」
イジルデ 「何だと!?そんな機能が!」
スペック
【全高】 | 65.0m(肩上まで75.8m) |
---|---|
【全幅】 | 84.0m |
【胸厚】 | 18.3m |
【重量】 | 7300t |
【スピード】 | 450km/h |
【出力】 | 3150万馬力 |
概要
第31カイ!から登場するゼンカイオーの最終形態。
胴体にゼンリョクイーグル、右腕にジュランティラノ、左腕にガオーンライオン、右脚にマジンドラゴン、左脚にブルーンダンプを構成して「全力全開合体」して完成する。
ジュラガオーンが左右が逆転して両腕、ブルマジーンが両脚にそれぞれ変形、ゼンリョクイーグルの翼の部位にマジンドラゴンの翼が合体する。
コクピットにはゼンカイザーのみだが、4人の意識がそれぞれのセンタイギアのビジョンとなって投影されている。
ジュランソード&シールド、ガオーンクロー、マジーヌスティック、ブルーンピッカーを合体させた長刀「ゼンリョクゼンカイソード」を武器として用いた近接戦闘や格闘戦を行う他、ガオーンライオンから放つ光線や背部から発射可能なミサイル等、中~遠距離戦も可能。
そのスタイルは近年の最終ロボの中ではかなりスマート(特に胴体)だが、その全高の割には相当身軽で、敵の攻撃を走って回避する程の機動力を有している。
また、ゼンカイオー2機を一撃で合体解除させたハカイジュウオーの攻撃にハカイザー奪還まで持ち堪える等、防御力も他のロボより抜きん出ている。
「ゼンリョク!」の部分は銀河万丈氏、「ゼンカァーーイ!」の部分は銀河氏とレニー・ハート氏のデュエット(?)となっている。
合体シークエンスは、ボクシングのスタジアムにありそうな液晶モニターが付いた巨大な野球場の床に歴代戦隊のロゴが散りばめられ、中央には7色のディスコ風に光る床が設置されているステージに、待機音はサンバ調のホイッスルとゴングが鳴り響くと言う、これまでの(ツーカイオーを除く)ゼンカイジャーのロボの合体シークエンスをてんこ盛りにした物になっている。
元々、ゼンリョクゼンカイキャノンを巨大化させて合体している為、合体した状態でも引き続きゼンリョクゼンカイキャノンの機能が使用可能。ゼンカイザーやメンバーが念じて胸部のダイヤルを回す事で、それぞれの象徴するスーパー戦隊のパワーを引き出し、巨大戦力を呼び出して戦う事が可能。
この巨大戦力はビークルだけに留まらず、合体ロボの能力も引き出せるため、巨大戦でもセンタイギアを使用可能になったとでも言えば分かりやすいかもしれない。
この際、ゼンカイザー以外のメンバーも自身と共通するスーパー戦隊の力を引き出す事を担当する場合がある。また、ゼンリョクゼンカイキャノンの機能を経由してマジーヌ自身の魔法も引き続き使用可能なようであり、手数は非常に多彩。
使った能力は以下の通り。
使用したパワー | 担当するメンバー | 能力 |
---|---|---|
スーパー戦隊全力マシンパワー | ゼンカイブルーン | ゴーカイガレオン、スピードル、レッドレッシャー、レッドダイヤルファイター、魔進ファイヤの幻影を出現させて一斉攻撃を仕掛ける(第31、40カイ!) |
スーパー戦隊全力ジュラシックパワー | ゼンカイジュラン | ジュランティラノ、ガブティラ、ティラミーゴの幻影を出現させて一斉攻撃を仕掛ける(第31カイ!) |
スーパー戦隊全力ミラクルパワー | ゼンカイマジーヌ | リボン状のエネルギー(ゴーグルファイブのゴーグルリボン?)を出現させてニュークダイテストを拘束する(第31カイ!)、魔法陣を出現させ、ハカイジュウオーを市街地から別の場所に移動する(マジレンジャーの魔法「ゴール・ルーマ・ルジュナ」と同じ)(第40カイ!) |
スーパー戦隊全力パトロールパワー | ゼンカイザー | パトストライカー(ゴーカイジャー版)、ガンパード、ポリスレッシャー、トリガーマシン2号の幻影を出現させて一斉攻撃を仕掛ける(第32カイ!)、ビクトリーロボの「連続ラダーボンバー」を使用する(第35カイ!) |
スーパー戦隊全力シークレットパワー | 〃 | マジックダイヤルファイターの幻影を出現させ、巨大な五色田ヤツデが大根おろしに合う料理を配膳して来る(第37カイ!) |
後述の事情もあってかスーパーゼンカイオージュラン及びスーパーツーカイオー(武器)同様、撮影用のスーツは無いらしく、合体から戦闘に至るまで全てフルCGアニメーションで構成されている。
これは後続のスーパー戦隊作品への技術蓄積を意図した物であり、モーションキャプチャーを使用しているとのこと。
尚、何故か「スーパー戦隊全力ビーストパワー」は使われなかった。
必殺技
- ゼンカイジャー・ゼンリョクファイブスラッシュ
跳躍からのゼンリョクゼンカイソードによる唐竹割り。
クダイテスト程度ならば一刀両断にできる。
- ゼンカイジャー・オール戦隊ファイナルビッグバン
歴代巨大ロボのオーラを召喚し、自身の連撃に合わせて一斉突撃を仕掛ける。
召喚するロボは1号ロボをベースに他の全てのメカが合体する(海外版のパワーレンジャーシリーズでは、「ウルトラゾード」と呼ばれる)巨大戦力をメインとして召喚する様で、原作で終盤で登場する最強ロボとは限らない。
また、スーパー合体のロボが存在しない戦隊の場合は、1号ロボや2号ロボ等を格納する巨大戦闘母艦(所謂基地ロボ)を召喚する。
内容は以下の通り。
その他の作品への登場
『スーパーロボット大戦DD』
『ゼンカイジャー』放送時にゼンカイオージュラガオーンが期間限定参戦をしてから約3年の時を経て2024年6月にゼンカイジャーの参戦した期間限定イベントが復刻及び恒常イベント化。
その際にジュラガオーンの新規武装として「ゼンリョクゼンカイソード」が追加。その演出限定だがゼンリョクゼンカイオーが登場することとなった。
攻撃演出ではジュラガオーンを経由せず直接ゼンリョクゼンカイオーが登場する。その際に合体バンクの終盤、「45」のロゴが開いて顔が現れる部分以降が再現される。
この武装追加により、これまでユニットとしてはジュラガオーンのみ参戦していたために音声収録がされてなかったマジーヌ・ブルーンの二人の音声が追加され、5人の掛け合いが楽しめるようになった。
余談
- 『ゼンカイジャー』では満を持して登場となった初期メンバーの全合体であり、視聴者もこの全合体を望む声が多かった。
- スーパー戦隊シリーズでは初期メンバーの全合体は1号ロボかその次の段階の強化ロボのケースが多かったが、中盤以降の初期メンバーの全合体が強化(最強)ロボである事は珍しい。
- また、本来はゼンリョクゼンカイオーの登場は予定には無かった物であると東映公式やバンマニからは語られており、奇しくもこれは元祖スーパー合体ロボのスーパーライブロボと似た経緯である。
- DX玩具では、ゼンリョクゼンカイソードを手で保持出来ず専用のジョイントで持っている様に見せ掛ける措置が取られている他、左腕のガオーンライオンが左足側面のブルマジーンの腕と干渉する為、元々この様な構造になる=ゼンリョクゼンカイオーになる事が想定されていなかった事が窺える(それでも余剰パーツ無しなのは流石と言った所か)。
- また、本来合体遊びを前提にしていない玩具設計の為、手足の変形及び合体手順が戦隊ロボ玩具内でもかなり複雑でありゼンリョクゼンカイキャノンのweb取扱説明書の半分以上が合体手順説明(地味に戦隊玩具の説明書としては全24ページの長いボリューム)となっている。
- 合体にツーカイオーが参加していない為、「全合体では無いのでは?」と指摘される事があるが、一応、ツーカイザー及びゴールドツイカー一家は「ゼンカイジャーと同盟関係の派閥」でありゼンカイジャーのメンバーでは無い為、間違いでは無い。
- 実際に、ゼンリョクゼンカイオー登場までツーカイザーはゼンカイジャーの名乗りには一貫して参加しておらず、それ以降も孤高を貫いている(このスタンスはイベントを除き、本編後も一貫している)。
- また、『スーパーヒーロー戦記』にて仮面ライダーセイバーが変身する形態のスーパーヒーロー戦記に変身する際もゴールドツイカー一家の戦力は明確にゼンカイジャーとは別に分けられている。
- 更に、次回作の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の変身アイテムであるドンブラスターと虎的盾鑼でも、ゼンカイジャーとツーカイザーは別のチームとして認識されている。
- もっと言ってしまえば、フリントが製作した上で改良を加えたゼンカイジュウギアで合体するゼンカイジュウオーを除き、基本的にはゴールドツイカー一家の戦力は五色田夫婦の設計に無い戦力である為、そもそも合体自体が構想に無かっただろう事から合体の対象外である事は必然だったのかもしれない。
- ジュラシックとは「ジュラ紀の~」と言う意味だが「ジュラシックパワー」で召喚されたゼンカイジュラン(ジュランティラノ)、ガブティラ、ティラミーゴのモチーフであるティラノサウルスは白亜紀の恐竜である(ジュラ紀の恐竜で有名所はアロサウルスやステゴサウルス等)。
- 尤も某映画で同じ様な事やっているので今更だが。
関連タグ
スーパーライブロボ:昭和初兼昭和最後のロボ同士の合体ロボ。
スーパーターボロボ:平成初のロボ同士の合体ロボ。
グッドクルカイザーVSX:同じくフルCGで描かれた戦隊ロボ。
キングキシリュウオー←ゼンリョクゼンカイオー→トラドラオニタイジン極