概要
サンバルカンの母艦。バルカンベース及びニューバルカンベースから発艦、黒い雷雲を裂いて現れる。
前部発進口に動物のような顔を持ち、目と口で表情の変化を見せ、展開して鋭い牙でかみつく。
この発進口からサンバルカンロボを構成するコズモバルカンとブルバルカンを出撃させる。
コズモバルカンとブルバルカンのコクピットがそのまま操縦席を兼ねている様子。
主な武装として2門のミサイル砲、救助用クレーン、バリヤー破壊ビーム、バルカンスーパーミサイルを装備する。
劇場版では、その巨大な口を開き、巨大化した機械生命体・ハナビモンガーに噛みつき攻撃を放ち、見事に撤退させる。
余談
巨大な顔部分が強烈なインパクトを放つため見逃されがちだが、後部の二つの艦橋部には鷲、顔およびキャタピラ部の爪は豹、口と牙は鮫と、サンバルカン三人のモチーフを全て取り入れたデザインでもある。
後年の『マシンロボ クロノスの大逆襲』では悪役であるギャンドラーの母艦「バリガールX」にデザイン及び玩具が流用された。
ジャガーバルカンの黒バージョンといったところであり、さすがにコズモバルカンやブルバルカンは搭載していない(プロトラックレーサー、タフトレーラー兄弟(タイタンボーイ)との扱いの差に涙を禁じ得ない)。
ただしバリガールXの玩具は、ジャガーバルカンと比較するとギミックや造形が簡略化され、各部品の形状などもかなり異なる。
ちなみに流用前玩具で収納できた、サンバルカンロボのブルバルカンは、バリガールXでは収納しきれず、ハッチが閉まらない(コズモバルカンのみなら収納可能)。
のちに星獣戦隊ギンガマンに登場する、鋼星獣ギガバイタスのデザインに継承された。