スペック
全高 | 41.4m |
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重量 | 432t |
歩幅 | 14.5m |
走行速度 | 400km/h |
概要
フラッシュマンの使用する巨大ロボの一つで、スーパー戦隊シリーズ初の2号ロボでもある。
フラッシュタイタンのうち、前部の赤い牽引車が「タイタンゴー・フラッシュターン!タイタンボーイ」のコードにより人型へと変形した戦闘形態であり、操縦はフラッシュキングと同様に額の集合式コックピットより行われる。
そのフラッシュキングに比べると機体のサイズは一回りほど小さく、それに比例するかのようにパワーの面でも劣っており、タイタンボーイ単独で獣戦士を撃破するだけの手段も持ち合わせていない。一方でその小サイズゆえのフットワークの良さや機動力を活かし、身軽な動きで相手を翻弄する戦術を得意とする。
この戦術で相手を散々に消耗させた後、後部トレーラー部分と合体して完成するグレートタイタンによって止めを刺すのが、タイタンボーイ使用時の基本的なパターンである。
武装
ラジアルボンバー
トレーラーのタイヤを使用した爆弾で、投擲やボウリングの要領で転がし、相手へとぶつける。タイヤ内部には4枚の刃も収められており、これを展開することで手裏剣状のラジアルカッターとしても使用可能である。
ボーイキャノン
両肩に装備されたキャノン砲。
備考
前述の通り「シリーズ初の2号ロボ」として登場したタイタンボーイであるが、放送当時東映は初登場回の放送直前までその存在を秘匿しており、視聴者のド肝を抜く格好となった。
またバンダイとしては、シリーズの人気の焦点であった合体ロボをもう一体投入する体制を取ることで、『バトルフィーバーJ』以来の基本路線であった「ビッグスケールの母艦」から、安定定番の軸足の一方を置き換えるという意味合いもあった。この「置き換え」の作業はその後も『超獣戦隊ライブマン』までの、実に3年に亘って行われていくこととなる。
元々マシンロボとして開発されていた(詳細はフラッシュタイタンの記事も参照)ことから、本作終了後にはそのマシンロボのテレビアニメである『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』(1987年)の関連商品として度々リデコされており、フラッシュタイタンそのものをリデコした「タフトレーラー」の他、タイタンボーイ単独でリデコされた「プロトラックレーサー」が発売されている。
関連タグ
テトラボーイ タックルボーイ ライナーボーイ:いずれも名前に「ボーイ」の語句を含んだ戦隊ロボ達。加えて身軽な動きを活かした戦術を得意とする点でも共通項を有する
郵便ポスト:タイタンボーイの赤いカラーリングと胴体の形状から、しばしばファンの間で連想・揶揄されることが多い対象である
フリップフラッパーズ:Studio3Hz制作のテレビアニメ。作中フラッシュマンのパロディで、タイタンボーイをパロディ化した「ヤピコボーイ」というロボットが登場。こちらもパワーアップ形態である「グレートパコヤ」へと合体する他、前述のファンの間での傾向を汲んでなのか、デザイン画には「郵便ポスト」との記述も確認できる
KIRIN:日本の飲料メーカーの一つ。2015年秋に発売された缶コーヒー「SUPER FIRE」のCM「一瞬で、冴える。」登場篇にて、両目が光るタイタンボーイのアップシーンが引用されている。公式に許可を取っての引用であるようで、画面の右下にもきちんと「©東映」の版権表記がなされている