ラウンドベース
らうんどべーす
フラッシュマンの本拠である巨大移動要塞。
全長は145.3メートル、大型の格納スペースと、その上部に設けられた円盤状のメーンコンソールからなり、格納スペースにはスターコンドルを始めとする各種メカニックを収容・整備する機能を有する。スターコンドル発進の際には、本体中央のブロックのみが90度回転し、その中からスターコンドルが姿を現す。ただし、物語中盤より戦力として加わったフラッシュタイタンの格納スペースまでは設けられていないようで、そちらは平時ではラウンドベースの前に駐車されている。
また最上部には、コクピット・ルームやメディカルルームを備えた艦橋も設けられており、その下部には2門の巨大ミサイルが装備されているが、全編を通してこれが用いられる機会はなかった。この他、基地内部には居住区も完備されており、ジン達にとっては単なるメスとの戦いのための拠点だけでなく、地球において5人が寝食を共にする住処としても重要な役割を持つ。
ラウンドベースはジン達がフラッシュ星から地球に向かう際、秘密格納庫から無断で借用したものであるが、元々はフラッシュ星人達が彼らのために建造していたものでもあり、結果的には意図せずしてフラッシュ星人達からの「餞別」を受け取っていたこととなる。
また初期状態では、重力圏脱出のための大型ロケットブースターが底面に4基備わっており、これで宇宙空間での航行も可能としているが、地球に到着した際にこれらは全て切り離されたため、航行機能を喪失している。このような事情から、最終決戦の後にジン達が地球から離れる際にはスターコンドルが利用され、ラウンドベースはそのまま地球に残される格好となった。
放送当時には、スターコンドルのポピニカおよびプラデラとも連動した玩具も発売されているが、こちらでは前述した発進時の格納スペースの変形が簡略化(前面のハッチを開閉するのみ)されたものとなっている。
撮影に使用されたミニチュアのうち、メーンコンソールと艦橋は後に『特捜エクシードラフト』に登場する情報探査衛星シムに改造されている。