概要
マシンロボ クロノスの大逆襲とは、1986年~1987年にテレビ東京系列で放送されたロボットアニメである。
『ミクロチェンジ』や『ダイアクロン』の対抗馬として作られたバンダイの玩具シリーズ『マシンロボ』(1982年)。その後の『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』(1985年)のヒットを受けて後追いで作られた販促番組なのだが、当時大人気だった『北斗の拳』のテイストがミックスされて、ロボット武芸悵の側面が強くなってしまった、ある意味「販促って何だろうね?」的なアニメ。一応ロボットアニメの原点回帰を掲げてはいるのだが(その点でもガンダムテイストあふれるTFとは対照的である)。
物語の舞台となる惑星クロノスには無機質(マシン)生命体しかいないとされ、当初はロボット以外を登場させてはならないとされた。
スタッフはそれでは芝居が出来ないと苦慮し、主人公兄妹を含むヒューマノイド系種族「クロノス族」は、ヘルメットが髪に見えるようなデザインされた。
(初代OPのレイナに髪は無い。一方、EDではヘルメットの下に髪があった、と言うかヘルメットを脱いでいる)。
後に、「人間の俳優が着ぐるみを着ている」ような描写に変わっていった。
(右の絵はED再現)
あらすじ
クロノス星には永遠の命を司るエネルギー「ハイリビード」がどこかに存在するという。
犯罪組織ギャンドラーは配下の妖兵コマンダーへハイリビードを手に入れようとする。
ロム・ストールとレイナ・ストールの兄妹と、ブルー・ジェット、ロッド・ドリル、トリプル・ジムの一行は、その野望をくい止めるために戦い、ハイリビードを探し出すために旅を続ける。
用語
ハイリビード
クロノス星に伝承される正体不明の超エネルギー。ビムラーやジャパニウムと同じと思えばよい。
剣狼
ロムがキライに授けられた束が金色の剣。鍔に狼の紋章が刻まれている。翳す事によりケンリュウやバイカンフーになる。この世に一本しか無く、時を超え、次元をも超える存在として、その時代の悪を断つ。使い手によって奇跡にも似た神秘の力は異なる。
流星
『りゅうせい』ではなく『ながせ』と読む。剣狼によく似た剣で、鍔に白い尾を引く赤い星が刻まれている。
ロムトロン
マシンロボの主要エネルギー源。基本的には体のどこかにある投入口から補給するが、クロノス星に自生する植物にも含まれている。間違ってもどこかの惑星のロボット部隊や種族ではない。
主題歌
OPテーマ
『マシンロボ・炎』
歌:マーチン 作詞:三浦徳子 作曲:馬飼野康二 編曲:あかのたちお
『勝利のマシンロボ』
歌:子門真人 作詞:伊藤アキラ 作曲・編曲:渡辺宙明
EDテーマ
『青いハートのストレンジャー』
歌:渡辺絵麻 作詞:三浦徳子 作曲:馬飼野康二 編曲:あかのたちお
挿入歌
『ENDLESS』
歌:マーチン 作詞:三浦徳子 作曲・編曲:あかのたちお
『戦え!バイカンフー』
歌:子門真人 作詞:伊藤アキラ 作曲・編曲:渡辺宙明
『星のDream』
歌:渡辺絵麻 作詞:三浦徳子 作曲・編曲:あかのたちお
関連タグ
超音戦士ボーグマン…別番組ではあるが、響リョウは『ティラノ』の劇中に於いて剣狼に認められレイナと共に名前が連なっている。