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バイオドラゴン

ばいおどらごん

バイオドラゴン(メイン画像左上のマシン)とは、特撮テレビドラマ『超電子バイオマン』に登場する巨大戦力の一つ。
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スペック編集

全長:120m

重量:1800t

最高飛行速度:マッハ7

最高走行速度:550km/h


概要編集

バイオマンの巨大戦力の一つである、巨大戦闘母艦。スーパー戦隊シリーズにおいて、変形ギミックを搭載した最初の母艦でもある。

バイオ星の科学力によって建造され、物語開始から遡ること500年前に滅亡寸前のバイオ星から、ピーボバイオジェット1号2号を乗せて脱出、その末に15世紀末の日本・富士山の裾野へと辿り着くに至った。

そしてそれから500年の後、新帝国ギアの活動開始に呼応してバイオベースが起動したのに伴い、バイオドラゴンもまたバイオマンの戦力として機能することとなったのである。


主な機能編集

機体後部に主翼・尾翼を備えた平たい箱型のフォルムが特徴で、陸海空のみならず宇宙空間での航行も可能。厚い装甲はギアが繰り出すメラージュ戦闘機のビームも難なく凌ぐほどの耐久性を備えている。

バイオベースからの出撃時には、岩壁にカモフラージュされたゲートより、基本形態である戦艦形態」で発進。垂直上昇後に機体の四隅に備え付けられている、履帯式のランディングギアを畳んで飛行体勢へと移行する。

さらに発進の後、空中で主翼・尾翼を畳み、上層部や艦首・両舷の各パネルを展開、艦橋が右舷側にスライドすることにより空母形態」への変形を完了。着陸状態もしくは滞空状態からそのまま、甲板上に駐機していたバイオジェットを垂直離発着させる。


コックピットは艦首に設けられており、その形状はバイオジェット2号に近似しているが、搭乗可能な人数は5人となっている点で相違している。操縦は1名からでも可能で、バイオマンの他にもピーボが搭乗し、バイオロボを援護することもある。

船内への搭乗の際には、着陸後に前部ランディングギア内から伸びるエスカレーターを利用するパターンと、「ゲット・オン」の掛け声と共にバイオマンが空中へと飛び上がり、航行中のバイオドラゴンへと直接搭乗するパターンの2種類あり、後者は物語後半から特に多く見られるようになっていった。


主だった武装として、船体の両側面に搭載された2連レーザー砲が使用可能で、これによりメラージュ戦闘機を迎撃する。この他にもオートコントロール装置や磁力クレーン、それに艦底部のスラスターからの煙幕放射など、様々な装備が搭載されており、バイオロボが戦闘中に行動不能に陥った際には、この煙幕を張りつつ牽引ビームでロボを艦底へと吸着させ、この状態でバイオベースへと回収する。


備考編集

デザイン段階においては、「バイオムサシという仮称が付けられている(初期企画書より。サイドにBIO MUSASHIというロゴが入る)が、飛行空母というよりも宇宙戦艦のイメージが強いネーミングとなるため、やはり日本の軍艦である空母「飛龍」から、龍を英語読みに変える形で「バイオドラゴン」としたという経緯を持つ。

仮称としてはこの他にも「バイオペガサス」という案も存在する他、没となったデザイン案の中には自動車をモチーフとしたものも存在し、この没デザイン案は後年、ターボランジャー(『光戦隊マスクマン』)という形で日の目を見ることとなる。


前述の搭乗用エスカレーターの撮影には、東京都練馬区東大泉に所在するショッピングセンター「プラッツ大泉」のシースルーエスカレーターが使用されている。同施設は『バイオマン』が放送される前年、1983年4月に東映東京撮影所の敷地内にてオープンしたばかりであり、本作以降もこのエスカレーターや、主要テナントであるリヴィンオズ大泉店を中心に、現在に至るまで東映特撮のロケ地として頻繁に登場。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でロケ地として使用された際には公式サイトにおいても、「バイオマンの聖地のとあるエスカレーター」とまで明言されている(参考リンク)。

また、2020年にスーパーミニプラとして発売された「ビッグスケール バイオドラゴン」(2021年2月発送)では、この搭乗用エスカレーターの展開もギミックの一つとしてしっかり盛り込まれていたりもする。これらを見るにつけ、ある意味では機体そのもの以上にファンの印象に残るポイントの一つ・・・なのかも知れない。


関連タグ編集

超電子バイオマン

ピーボ バイオロボ


超電子鬼:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する敵怪人の一体。『バイオマン』を意識した要素を持つ怪人で、作中では前出の搭乗用エスカレーター(の、ロケ地)を活かした演出も見られた


ダイジュピターバイオドラゴンシャトルベース

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