「今、お前は正義の荒野に踏み出す!」
データ
全高 | 52m |
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重量 | 920t |
装甲材質 | 特殊金属ジルバイオン |
飛行速度 | マッハ3 |
合体コード | 「合体!ハイパークロス」 |
テーマソング | バイオロボの歌 |
概要
バイオジェット1号とバイオジェット2号が合体して誕生する巨大ロボ。劇中冒頭に於いてバイオマンとなる五人の先祖にバイオ粒子を浴びせた。何気に数百年もの時を経ても起動し続ける程の劣化耐性を誇る。
人語は喋らないが意思を持っており、バイオマンの五人と初めて出会った時に会釈で挨拶をしている。
内部に爆弾などの危険物が持ち込まれると、緊急警報が鳴る。
また、バイオマンにも危害が及ぶと判断すると、強制的に排出する。
通常はバイオベース内の格納庫で待機しており、バイオマン達が話しかけたり清掃をするなどコミュニケーションの場になることもある。
基本は母艦バイオドラゴンに格納され発進するが、回が進むにつれ直接ロボ形態のまま出撃することも多くなり、バイオドラゴンの出番は少なくなっていく。
合体プロセス
レッドワン「合体!ハイパークロス」
2号の3人「ハイパークロス!」
レッドの号令に他の4人が応じ、超電子頭脳に入っている合体マニュアルに従い、1号を上半身・2号を下半身として合体する。
武器
スーパーメーザー
バイオロボの必殺剣。雷100万発分のエネルギーを持つ(雷は約15億Jくらいなので、1500兆J、300キロトン級核爆弾に匹敵する)が、第31話ではメタルメガスに折られてしまう(剣を折られるのは、シリーズ初の出来事である)。
バイオシールド
バイオロボと同様、特殊金属ジルバイオン製で出来た頑強な盾。
必殺技
- バイオロボミサイル
腹部から発射するミサイル。第15話でカエルカンスが撒くデビル菌を中和するワクチンを詰めて発射したのが最初。第37話では同じ場所から毒ガス中和剤を取り出した。
- スーパーミサイル
肩から発射するミサイル。こちらは純粋な武器として使われる。ジェット1号時にも使えるが使用する場面はない。劇場版で初使用。
- バイオフラッシュ
目から放つ閃光。相手を威嚇する際に使用。
- バイオロボビーム
目から放つビーム。
- バイオ粒子光線
バイオマン5人の先祖に浴びせて後にバイオマンとして選ばれるようにし、ギアとの戦いの開始の際、5人を探す際にも用いた。26話ではゴーストカンスの幻影を打ち破る際にも使用。バイオ粒子斬りの前座にエネルギーを注ぐのもこれと思われる。
- スーパーキック
ジャンプして放つキック。
スーパーメーザーを用いた剣技
バイオロボは、歴代戦隊ロボの中でも随一の多彩な剣技を持ち、シリーズ前半のメカジャイガン戦では、超電子頭脳が効果的だと判断した技で敵を倒した。
後半のネオメカジャイガンに対しては、バイオ粒子斬りで倒すようになったが、前半の決め技も連携技として使用された。
書籍では実際に呼称されていない技が掲載されていることが度々ある。シャドウカッター、ピンホールスティング等。ウェイトアタックがグレートアタックとして間違われていたりもする(カッコ内の話数は、その回での決まり手である)。
- ストレートフラッシュ(第1、6、11、13、21、27、29話):正面から敵の胴を突く。
- ダッシングビーム(第2、9、22、23、26話):走ってすれ違いざまに横一閃に切り裂く。第29話では連携技として使用。
- コンセントレーション(第3、5、15、17話):剣先で円月を描いて敵を斬る。
- チェーンソーカッター(第4、12話):輝く剣を左右に舞わせつつ、袈裟斬りを放つ。
- コメットカッター(第8、18話):チェーンソーカッターと同じモーションで放つが、エフェクトが違う。25話と劇場版では失敗。
- 十文字斬り(第10、14話):5人が特訓して編み出した剣技。初使用の第10話は、初代イエローフォーの殉職回でもある。
- 逆転一文字斬り(第16話):仰向けに倒れて敵をかわし、下から一文字に斬りつける攻防一体の技。
- ウェイトアタック(第24、28、30話、劇場版):跳躍し、自由落下しながら一撃を放つ。
- スーパーメーザー・バイオ粒子斬り(第31~49話):シリーズ後半での決め技。バイオマンが特訓の末に編み出す。空高く飛びエネルギーを溜め、前宙転しながら超低空で横一閃に斬る。
- スーパーメーザー・スーパーフラッシュ(第50、51話):バイオロボがピーボを取り込むことで、バイオ粒子斬りがパワーアップ。バルジオンを倒した。第51話(最終話)では更にもう一太刀を加えて、キングメガスを倒した。この名称は書籍によるもので、第50、51話では呼称されていないが、第26、33話ではスーパーメーザーから強い光を放って敵が作った暗闇を破る技として呼称(おそらくこちらの技を最終回に使用したと編集者が勘違いしたものと思われる)。
その他
- 『199ヒーロー大決戦』では、グレートファイブと同時に剣技を放った。『バイオマン』と『マスクマン』の2作品は、試験的に6人目の戦士が登場した作品である。(『バイオマン』ではマグネ戦士、『マスクマン』ではX1マスク)
- 歴代の戦隊ロボでも出番が多く、オープンセットでのアクションも多いため、通常1年通して一つのロボに1体分しか着ぐるみが作られないのに対してバイオロボは劇場版からもう一体分着ぐるみが作られている。第1話から使用されているものはへその部分が黒いが、劇場版から使用されたものはへその部分が白く、関節部分もやや異なる。
- 着ぐるみの足の部分は『時空戦士スピルバン』のグランナスカ・コンバットフォーメーションが蹴り・ふみつぶし技「ナスカハイパークラッシュ」を使用する際の撮影用に使用されている。(よく見るとつま先や足裏、腿の部分がバイオロボのそれで、グランナスカの物とは異なる)また、腕部分は「五星戦隊ダイレンジャー」の歌舞伎ロボットに使用されている。
- 2019年にパチンコ台『Pフィーバースーパー戦隊』(SANKYO) のためにダイデンジンとバイオロボの着ぐるみが新造され、2021年放映の『機界戦隊ゼンカイジャー』で歴代戦隊ロボが敵戦力として召喚された際にはほとんどのロボが(等身大立像のため)突っ立っている中、この2体だけが立ち回りを演じている。
関連イラスト
関連タグ
ジェットイカロス、ギガフェニックス、タイムロボ、デカウイングロボ、セイクウオー、ルパンカイザー:同じく飛行メカのみが合体して完成する戦隊ロボの後輩達
ギャラクシーメガ:平成戦隊における2台の飛行メカが合体して完成する戦隊ロボ
スカイメイジ:令和戦隊における2台の飛行メカが合体して完成する戦隊ロボ