概要
バイオ星の超科学によって生み出された物質の一つ。
他の物質の活性化を促進させる効果を持ち、人間がこれを浴びるとその身体能力が向上し、超人的な力を発揮することができるようになる。中には郷史朗のように、動物との意思疎通能力を引き出されたような者までいる。
また飛躍的にエネルギー効率を高める性質から、バイオ星における科学技術、とりわけ超電子頭脳の発展にも繋がり、バイオロボのようにバイオ粒子のエネルギーを動力源とし、自我を持ったロボットなども作られるようになったが、一方ではバイオ粒子の存在そのものを巡り、バイオ星平和連合と反バイオ同盟の二大勢力による激しい内戦、ひいてはバイオ星そのものの滅亡という悲劇までも引き起こしている。
バイオマンは、500年前の地球に飛来したバイオロボにより、このバイオ粒子を浴びた者達の子孫によって構成されており、このことからバイオ粒子の効果は数百年単位で持続することが示唆されている。
反バイオ粒子
バイオ粒子と対極をなす物質で、その効果を打ち消す働きを備えている。
そのため、前述の通りバイオ粒子やそのエネルギーに依拠するところが大きいバイオマンやバイオロボにとっては、正しく致命的な事態をもたらす存在であり、実際に物語前半では反バイオ粒子を利用した「バイオキラーガン」での攻撃により、バイオマンもその能力を一時喪失・弱体化するという事態が発生。イエローフォーこと小泉ミカに至っては仲間をかばって多量の反バイオ粒子エネルギーを浴びた結果、その生命を散らすという結果にも繋がっている。
他方で、バイオ粒子のエネルギーが一定量を超えると、前述した働きも無効化されてしまうようで、作中でもバイオハンター・シルバの銃撃からピーボを守るべく、バイオマン全員がスクラムを組むことで反バイオ粒子を打ち消してみせた他、そのシルバとの最終決戦でも、ピーボと合体したバイオロボの放つ凄まじいレベルのバイオ粒子エネルギーの放射により、それまでこれを苦戦させていたシルバとバルジオンの優位が覆され、敗北に追い込まれている。
反バイオ粒子は、前述のバイオ星の滅亡によってその生成技術が失われており、これを利用して稼働するマシンで現存しているものは、作中で確認される限りではバイオハンター・シルバとバルジオンのみとなっている。
ギアも前述のバイオキラーガンを開発した際には人工衛星を使い、宇宙空間にわずかに漂っていた反バイオ粒子を集めることでどうにか必要分を賄わざるを得なかったほどである。後にバルジオンの技術を解析し、ドクターマンも反バイオ粒子の生成技術を確立したものの、その技術が搭載されたキングメガスの撃破、そしてドクターマン自身の死により、反バイオ粒子の生成技術も完全に失われることとなった。
関連タグ
バイオ粒子→アースフォース
バイオゾイド:『ゾイド』シリーズに登場する生命体の一つ。こちらも「バイオ粒子砲」という兵器を装備した個体が存在するが、その効果については多分に相違したものとなっている