ドクターマン「シルバとバルジオンも敗れたか。あくまでも、歴史は私をヒーローにしたいようだ…。「バイオマンを倒し、新帝国ギアを築いたのは、偉大なるドクターマンである」とな…。私は負けない!ギアは私一人の!私だけの帝国!バイオマン!バルジオンよりも強い私の最高傑作! 私の全てを注ぎ込んだキングメガスに勝てるか!?」(第50話)
登場話:第50話「突撃ネオグラード」、第51話(最終話)「さよなら!ピーボ」
概要
新帝国ギアの総統・ドクターマンが自分自身の専用機として開発した最強最後のネオメカジャイガン。
「キング」の名を冠すに相応しく、王冠を思わせる刺々しい頭部や全身金色の眩いボディが特徴的である。
これまでのメカジャイガンとネオメカジャイガンだけでなく、バルジオンを解析して作られた反バイオ同盟の技術の結晶であり、パイロットのドクターマンも「自らの最高傑作」や「最高最先端の科学が創り上げた」と自負している。
バルジオンよりも高性能なバイオ粒子探知機や反バイオ粒子エネルギーの他、両手の掌からの反バイオ粒子ビーム、腹部からの地底ミサイル、両肩のキングメガスレーザー、膝部分からのキングメガスミサイル、トラバサミのような両腕、通常の腕に変形させて武装する大剣等の非常に豊富な武器を持つ。
仮に破壊された場合、ネオグラードの指令室に仕掛けられた時限式の反バイオ爆弾が起動する二重構造も備え、反バイオ爆弾は1時間後には地球を木っ端微塵に吹き飛ばしてしまう程の威力がある。
活躍
第50話「突撃ネオグラード」
ネオグラードの格納庫に収められている姿が確認できる。
第51話(最終話)「さよなら!ピーボ」
自らバイオマンに最後の決着を挑むことを決意し、ドクターマンが自ら乗り込み、ネオグラードから出撃する。
高性能バイオ粒子探知機でこれまで発見できなかったバイオベースの場所を特定し、腹部からの地底ミサイルを発射して襲撃する。
バイオロボとの対決でも優位に立ち、キングメガスミサイルで攻撃し、反バイオ粒子ビームで操縦者のバイオマン諸共苦しめ、バルジオンの時と同様にピーボと合体してパワーアップしたバイオロボに対してもキングメガスレーザーで攻撃し、ピーポを回路から引きずり出す。
大剣で追い詰めるが、バイオロボとピーボが再び合体した際に形勢を崩され、強化バイオ粒子斬りに怯み、最期はスーパーメーザーで頭部を貫かれて爆散した(その際に頭部内の操縦席にいたドクターマンも致命傷を負い、ドクターマンは爆散直前にメラージュ戦闘機で脱出した)。
しかし、キングメガスの爆発と同時に反バイオ爆弾が起動し始め、後1時間で地球がバイオ星のように木っ端微塵に吹き飛ぶ秒読みが開始された。
余談
武器の大剣は『大戦隊ゴーグルファイブ』のクマコングの武器「ダークソード」を流用している(ダークソード自体も『電子戦隊デンジマン』のダイデンジンの武器「デンジ剣」の流用)。
脚部はミイラカンスを流用している。
元ネタは『スーパーロボットレッドバロン』のキングデビラーである。
書籍ではバルジオンと共に「スーパーフラッシュ」という技で倒されたように記載されているが、劇中では使用されたのは「バイオ粒子斬り」であり、この呼称はされていない。
デザイン担当である出渕裕は、「ドクターマンが操縦する最後のメカ」ということから、全身金色にしてゴージャス感を出している。しかし、デザインを納入した後になってから「ドクターマンがバルジオンを手本に創った」という設定を知らされたため「可能だったらもっとそれらしいデザインに直したかった」と回想。後年に出した自身の画集の一つ『-NEOS-ネオス』に、バルジオン風のよりヒーロー然としたグレート・キングメガスIIのイラストを掲載した。
関連タグ
超電子バイオマン 新帝国ギア ネオメカジャイガン ネオグラード ラスボス
本編最後の一般巨大戦力
クマコング←キングメガス→ギガノイド第11番「不滅」
メギド王子/ファイヤースフィンクス←ドクターマン/キングメガス→星王バズー