概要
新帝国ギアの本拠地。南極大陸の奥地のクレバスに所在する巨大要塞都市で、地上部の構造物は380m、地下も250mとかなりの規模を擁する。
ドクターマンとビッグスリーが作戦を立てる2階建て式の司令室では、世界中のあらゆる情報をその場にいながら収集することができ、第25話ではモンスターとジュウオウが、遠く離れた日本のテレビ番組を視聴していたこともある。この他にも、メカジャイガンを始めとするの各種兵器の工場や、それらの格納庫を備えており、ネオグラードの下部に設けられた後者は、常時数体のメカジャイガンが待機できるだけの広大なスペースが確保されている。
基地の外部には、輸送カプセルも多数取り付けられており、メカジャイガンやネオメカジャイガンはこれに収納・射出される形で発進を行う他、メラージュ戦闘機もこの基地より出撃する。
作中では物語後半において、バイオハンター・シルバの侵入によりカノンメガスが奪われるというアクシデントが発生している他、物語最終盤ではギアとの決着を付けようとするバイオマン、それにバルジオンの奪還を狙うシルバとプリンス2世(に扮した蔭山秀一)の同時侵入に遭うという、ドクターマンにとっては屈辱的な事態に見舞われてもいる。
その後ドクターマンは報復として、キングメガスの地底ミサイルでバイオベースへの攻撃に及ぶも、そのキングメガスがバイオロボとの死闘に敗れたことで、これに連動するようセットされていたネオグラード内の反バイオ爆弾が作動。致命傷を負ったドクターマンも、基地もろとも地球を木端微塵に吹き飛ばそうと最期のあがきを見せるが、結果的にこの爆弾が作動することはなく、彼の死と共に主を失ったネオグラードは南極の雪に静かに埋もれていった。
備考
基地全景の撮影については従来のシリーズ作品のようなミニチュアではなく、バイオベースと同様にデザインを手掛けた出渕裕によるイラストをそのまま使用するという、マットペイント的な手法が採用されている。
関連タグ
要塞・鉄の爪:『太陽戦隊サンバルカン』に登場する基地の一つ。南北の違いこそあれど、地球の極地に設けられた要塞という点で共通項を有する