ミケラ「フン、アバレキラーめ、まんまと乗ってきおった!私達の本当の目的に気づいてもおらん!!」
ヴォッファ「不滅が出撃した時が、奴の最期…!」(第42話)
概要
ヴォッファがニールセン作曲の交響曲第4番「不滅」をモチーフに作り出したアバレキラー専用のギガノイド。本編に登場した最後のギガノイドである。
牛のような角を頭部を持ち、全身に緑色の鎧を着込んだ騎士という外見をしている。
ヴォッファが全ての爆竜のデータを分析した上でそれを凌ぐ性能を持たされたギガノイドであり、巨大な弓から放つ光の矢の連射で辺り一面を廃墟にする「エターナルアーチェリー」が必殺技。
ここまで書けば同じ弓矢を扱う先のギガノイド第5番「狩」と一緒だが、このギガノイドの弓は矢を射るだけに留まらない万能武器である。
先ず、矢を射る他にもブーメランとして使用できるために遠くの相手を吹き飛ばすことが可能で、次いで巨大な波動エネルギーを放って相手を薙ぎ倒すこともできる。そして重量感もあるおかげで、振り下ろせば一撃で地面を粉々に砕く程の威力を発揮する等、近接武器としても十分強力で、苦手な距離が存在しない。
劇中ではアバレキラーを利用してデズモゾーリャを復活させると言う、壬琴本人にも秘密の作戦のために作られ、運用された。
活躍
第42話「アバレキッドに潜みしもの」
ヴォッファの手によって生み出されると、邪命神デズモゾーリャを復活させるためにアバレキラーを利用し、世界中に邪命体をばら撒こうと目論む。
計画の一環として街中に出現し、エターナルアーチェリーで高層ビルを破壊して回る破壊活動を開始する。これを受けて駆けつけたアバレンオースライドンと互角の激戦を繰り広げ、弓からの波動エネルギーで圧倒。そのまま壬琴から止めを刺すように命じられるが、ヴォッファの命により本来の作戦を実行するため、壬琴を体内に取り込むと姿を消す。
第43話/「アバレキラーは不滅!?」
その後、壬琴と一体化したことによって彼の意思で動き出すようになると、巨大化した生命の樹と融合する。
命の実からギガノイド・ルネッサンスを出現させ、日本中に生命の樹の根を張り巡らせていくが、アバレキラーに体内から脱出されてしまい、しかも「奇跡」が倒されると同時に生命の樹も枯れたため、再度アバレキラーを取り込もうとする。
妨害するトップゲイラーをエターナルアーチェリーで迎え撃つもアバレンオーに阻止され、「爆竜最強合体」によって誕生したオオアバレンオーに挑もうとするが、最期は爆竜必殺オオアバレフルスロットルを喰らって爆散した。
作戦こそ失敗に終わったが、この戦いを経てリジュエルに取り憑いているデズモゾーリャは完全復活するのだった……。
余談
モチーフは騎士。
作中では壬琴から「キラーギガノイド」と称された。
スーツは後に『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』の怪重機パレットビューに改造された。
デザインを担当したさとうけいいち氏は『百化繚乱[下之巻]』にて、「古代ローマの騎士をモチーフにしたが、名前を何故『不滅』にしたのかは全く記憶にない」とコメントしている。
関連タグ
爆竜戦隊アバレンジャー エヴォリアン ヴォッファ ギガノイド
ニールセン:元ネタの作曲者。
ドーラタロス:恐竜スーパー戦隊第1作目『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の巨大怪人で、同じく製作者最後の作品となった。操縦者を内部に取り込む点や騎士の外見も共通している。
「悲劇的」←「不滅」
本編最後の一般巨大戦力