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ギガノイド第10番「悲劇的」

ぎがのいどだいじゅうばんひげきてき

ギガノイド第10番「悲劇的」とは、ヴォッファが生み出した第10のギガノイドである。
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リジュエル 「誓いなさい。『子供など捨て、このギガノイドの親になる』と。そうすれば、天国のような日々が訪れます」


概要編集

ヴォッファマーラー作曲の交響曲6番「悲劇的」をモチーフに作り出したギガノイド第10番。紫色の枯れ木を思わせる人型の外見をしており、腹部には嘆き悲しむ表情をした髑髏の顔がある。


自身の分身として不思議な仮面をした等身大の男達を街に放ち、子育てに疲れた親達を幻想的なハンドオルガンの曲で惑わせる。劇中ではこうして親達を操っては自らが擬態した教会に集め、親が消えて悲しむ子供達の涙の結晶から、宝石を作ろうと目論むリジュエルの作戦を補佐する。

自身も「悲劇スモーク」と呼ばれるを吹き付け、相手を悲しい気持ちにする事で全身の力を抜けさせる事が出来る。


活躍編集

エヴォリアンの王妃」となったリジュエルにヴォッファが命令されて生み出す形で誕生すると、子供達の涙の結晶から宝石を作ろうとする彼女の目的の為、自らの分身に次々と親達を教会に集めさせる。

子供を罵倒した母親を尾行するブルーイエローの元に分身を送り込み、教会に駆け付けたアバレンジャーの3人をリジュエルが捕える手助けをするも、亡き兄夫婦の娘・を育てている凌駕の決死の説得によって親達はそれぞれの子供を思い出した為に正気に戻ってしまい、涙の結晶から作られた宝石も粉砕してしまう。


そして教会内の自身の像をレッドに破壊された事で正体を現し、キラーオーと共にアバレンオーマックスオージャを迎え撃つ。

悲劇スモークでアバレンジャー共々2体を弱体化させるが、そこへバキケロナグルスディメノコドンパラサロッキルアンキロベイルスの4体が駆け付け、マックスオージャが彼等とマックスリュウオーに爆竜合体した為に形勢は逆転。

為す術も無く、そのまま爆竜必殺リュウオーバスターを喰らい爆散した。


後の第43話にて、不滅と融合した生命の樹に生える命の実から召喚されて再登場を果たす。


余談編集

モチーフは樹木の他、何とワイアール星人も含まれる。


デザインを担当したさとうけいいち氏は『百化繚乱[下之巻]』にて、「『ウルトラセブン』のワイアール星人が大好きだった為、ワイアール星人へのオマージュとして枯れ木をモチーフにした」とコメントしている。


上述の通り、このギガノイドの元ネタはマーラー作曲の交響曲第6番なのだが、シューベルト作曲の交響曲第4番の曲名も同じ「悲劇的」である為に間違え易い(※スタッフ側の配慮なのか、一応教会で分身がマーラーの方の「悲劇的」を演奏している)。


関連タグ編集

爆竜戦隊アバレンジャー エヴォリアン ヴォッファ ギガノイド


マーラー:元ネタの作曲者。


バンバ(チェンジマン):『電撃戦隊チェンジマン』に登場した、同じく家庭から親を奪って子供を嘆き悲しませた先輩。

エンラエンラ:『忍者戦隊カクレンジャー』の戦隊怪人で、こちらも人間を悲しませる煙を噴射する事が出来るが、他にも笑わせたり痺れさせたりする煙も出せる。

バラペテン:『超力戦隊オーレンジャー』に登場した、同じく大人の心の弱さに付け込んで家族の絆を引き裂いた戦隊怪人繋がり。

幻獣ユニコーン拳ハク4年後怪人で、同じく人間を誘導、拉致する事で悲しみを生み出す能力を持つ繋がり。ただし、こちらのターゲットは子供。


ワイアール星人:デザインのオマージュ元。



「奇跡」←「悲劇的」→「不滅」

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