ヴォッファ 「お前のリクエスト以上の出来を!見て驚け!!」
概要
ヴォッファがモーツァルト作曲の交響曲41番「ジュピター」をモチーフに作り出したギガノイド第8番。
ロケットや人工衛星等を寄せ集めて出来た兎型のロボットの胸部に、左目しかない鋭い牙を生やした木星が埋め込まれた様な姿を持ち、ヴォッファ曰く「最強のギガノイド」。
木星を地球にぶつける作戦を遂行する為、仲代壬琴の命によって生み出された存在であり、惑星の軌道すら狂わせる不思議な引力と磁場を秘めた咆哮を上げる。更に特殊な電磁波を飛ばして木星内部のエネルギーを活性化させ、核融合反応を誘発させる事で木星をまるで太陽の様な灼熱の星に変える事も可能である。
尚、木星のサイズは地球の318倍とされている為、これだけでも能力のスケールが途轍も無く壮大なギガノイドである事が分かるだろう。加えて「ジュピター」自身の戦闘力も高く、そのロケットの発射口のような腕から放たれるビームは1発で山を跡形も無く消滅させる程の威力を誇る為、最強のギガノイドと言うヴォッファの評価は決して伊達ではない。
活躍
壬琴に命令されたヴォッファによって誕生すると、自身の能力で地球目掛けて木星を衝突させようと動き出す。
しかも壬琴は恐ろしい事に、木星をただ普通に地球にぶつけるのではなく、「ジュピター」の能力によって木星を燃え盛る炎の星に変えた上で地球に衝突させて地球を死の星にしようと言うのだから、その考えは常軌を逸している(※この冷酷非道さはレッドをして「人間じゃない!」と言わしめる程であった)。
計画の遂行の為、中央宇宙局管制センターを襲撃した「ジュピター」は、センターと一体化する事で管制室のコンピューターをジャック。そしてアンテナから咆哮と電磁波を木星に向けて発射し、木星を灼熱の星に変えた上で軌道を狂わせて地球へと向かわせるが、其処へ管制室に駆け付けたブルーとイエローにアバレイザーで射撃される。
アバレマックスが大気爆裂マックスフィールドでアバレキラーに勝利した後、新しい心臓ができ始めた為に姿を現す。
現れた「ジュピター」は3人揃ったアバレンジャーを踏み潰そうとするが、逆にアバレマックスに投げ飛ばされてしまう。負けじとマックスオージャを両手からの光線で攻撃するも通用せず、逆にランフォゴールドによる二刀流で返り討ちにされ、止めのマックスサンダースパークを喰らい爆散。木星の軌道も元に戻った。
余談
この回で天文所所長を演じたのは爆竜ブラキオサウルス役の銀河万丈、そして職員にも爆竜バキケロナグルス役の相田さやか、爆竜ステゴスライドン役の飯田浩志、爆竜プテラノドン役の篠原恵美が起用され、中の人の顔出し出演となった。
スーツは次回作の『特捜戦隊デカレンジャー』の怪重機ハンタージェットに改造された。
関連タグ
爆竜戦隊アバレンジャー エヴォリアン ヴォッファ ギガノイド
モーツァルト:元ネタの作曲者。
平原綾香:ジュピター繋がり。同年2003年12月17日に発売された彼女のデビュー曲「Jupiter」は、翌年2004年の2月度月間でオリコン1位、2004年度年間でオリコン3位を記録する大ヒットとなった。ただこちらのジュピターはホルストである。
ババルウ星人:こちらはウルトラの星の軌道を狂わせて地球へぶつけようとした。
セーラージュピター(美少女戦士セーラームーン):東映作品とジュピター繋がり。篠原恵美の顔出し出演でリスペクトを感じた視聴者多数。