「わしの芸術と一緒にしないで欲しいわい、プリプリ……」(第24話)
概要
妖精レプラコーンの流れを汲むバンドーラ一味の幹部。老いた獣人のような外見をしている。
モンスター図鑑を参考に、粘土をこねて一味が使役する怪人のドーラモンスターや戦闘員のゴーレム兵を造り出す。
腕は確かだが職人気質ならではの気難しい性格の持ち主で、プリプリと苛立っている。また自らの生み出したドーラモンスターを自身の「作品」(「傑作」と評する場面も)と見る芸術家肌の持ち主なのか、人間の作った芸術作品を高評する一面もある。
ま作ったドーラモンスターにはそれなりの愛着があるらしく、第2話でドーラスケルトンを差し向ける際には「幸あらん事を……」と十字を切って見せた。
その一方で、自身が気に入らない造形だったためにネンドーラに入れなかったドーラモンスターを、その能力に着目したバンドーラの命令で渋々誕生させられるエピソードも度々あるし、自身に無断でトットパットとブックバックにドーラトトイスなるドーラモンスターを勝手に作られた場面もある。特に後者に関しては「出来損ないの際物」と扱き下ろしていた様子から、ドーラモンスターに実用性や実利ばかりを求め、自身のように芸術性を慮る気持ちがまるで無い幹部達に囲まれた苦労人とも見て取れる。
粘土細工以外の物品も作れるらしく、最終話で再封印された後、グリフォーザーとラミイの間に子供が出来た際には「ゆりかごを作る」と意気込んでいた。
余談
名前の由来は不機嫌さを表す擬音語である「プリプリ」と『レプラカーン(レプラコーン)』から。
デザインはレインボー造型企画の前澤範がモデルとなっており、当初は樹木のモンスターの設定であったが、造形段階で変更されて今の姿になった。
声を演じる大山氏は2年前の『地球戦隊ファイブマン』にて、コウモルギン、カマキラーギン、ゴリワシギンの3怪人の声を兼任していた。
6年後の『テツワン探偵ロボタック』では、ハラッパ国の長老の声で準レギュラー出演している。
関連タグ
創造の使徒ミケラ、無限の使徒ヴォッファ:恐竜スーパー戦隊次回作における怪人作り担当の後輩。
喜びの戦騎キャンデリラ、怒りの戦騎ドゴルド、哀しみの戦騎アイガロン:恐竜スーパー戦隊3作目における怪人作り担当の後輩。
クレオン:恐竜スーパー戦隊4作目に登場する怪人作り担当の後輩。周りの幹部に振り回される面も共通している。
クランチュラ:令和スーパー戦隊第1弾の怪人作り担当の後輩。こちらも芸術家肌の持ち主であると同時に、実利主義の幹部陣営に振り回される場面もある。