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ドーラトトイス

どーらとといす

ドーラトトイスとは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場するドーラモンスターである。
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「よっしゃ、あいつが最初の実験台でやんす」

CV:加藤治


概要編集

トットパットブックバックが作り上げたドーラモンスター

二足歩行のワニガメの背中の甲羅に信号機がくっ付いた外見をしており、背中の甲羅には黄色く書かれた「00」の数字がある。何故か関西弁で喋り、「~でやんす」口癖

ドーラジン以来2体目となるプリプリカン製ではないドーラモンスターなのだが、自身の生み出すドーラモンスターを「芸術作品」と評するプリプリカンからの評価は芳しくなく、「出来損ないの際物」だの「自分の作品と一緒にしないで欲しい」だのと本人からボロクソに扱き下ろされている。


能力はそのまま頭部にくっ付いた信号機に因んだ物で、ここからシグナル光線発射する。発射されるシグナル光線は色ごとに効果が異なり、赤はそのまま当たった相手を金縛りにして動きを停止させ、青は当たった相手に同じ行動の繰り返しを強要する(※黄色の効果は不明)。

そしてらしく、腕を甲羅に引っ込める事で左右それぞれ異なる武器を取り出す事が出来、右手にバット、左手にはフックを装着。そして首を引っ込めれば大砲が出て来る。

右手のバットボールを打って攻撃するだけでなく、鈍器として直接攻撃にも使われる。

尚、これ等の武装は生み出す際にブックパックが隠し味として仕込んだ小さなバット、野球ボール、大砲のミニチュア、海賊のハンドフック、メリケンサックと言った5種類の素材に因んだ物である(※メリケンサックの武装だけは未使用に終わった)。


コミカルな見た目や口調に反して凶悪な能力と高い戦闘力を保持しており、ボーイが到着するのが遅かったらジュウレンジャーは敗北していた程の強敵である(ドーラガズラーが出るまではどう見てもプリプリカン作のドーラモンスターより強かった)。


もしバンドーラ巨大化したドーラトトイスに即、青のシグナル光線を発射させていたら地球は文字通りの地獄絵図となっていた事は言うまでもないだろう。


弱点はエスポア山にのみ自生する「安らぎの花」の花粉。


活躍編集

新たな女幹部ラミィの登場で立場が危うくなったトットパットとブックバックが、今後の出世と名誉挽回作戦の為に無断で作り出す形でこの世に生を受ける。


地球に繰り出すと、公園で子供(その中にあるおまじないをきっかけにボーイに命を救われた少年・ワタルも含む)達とドッジボールをしているボーイを実験台と称して青色のシグナル光線を浴びせるが、ボーイが疲れでしゃがんだせいで回避されてしまう。

光線はボーイの代わりに一緒に遊んでいた子供達に命中したものの、実験自体は成功。改めてボーイにも同様の光線を浴びせ、彼が走り去るのを見届けるとトットパット達と共に撤退する。


その後、TVを通じて日本全国の人々をシグナル光線で苦しめようと目論み、手始めにシグナル光線で街を混乱に陥れる。

全国中継しようとした所をタイガーレンジャー以外のジュウレンジャー4人に阻止された為に交戦となる。右手に甲羅を引っ込めて取り出したバットでボールを打って攻撃し、隙を突いてティラノレンジャー以外の3人を赤色のシグナル光線で動けなくさせると、続いて頭部からの大砲で砲撃する。だが、ティラノレンジャーがレンジャーガンで射撃して来た為に怯み、その場を撤退する。


不思議仙人バーザは2万年も生き続けるトトイスの伝承から、「唯一の弱点が『安らぎの花』の花粉」という事を突き止める。

安らぎの花が生えているエスポアの山はトトイスの魔力(特に青のシグナル光線)にかかった者にしか見えない為、彼のシグナル光線によって走り続けるボーイが花の採取に向かう。


一方、バンドーラパレスにドーラトトイスと共に帰還したトットパットとブックバックは、バンドーラから自分達の活躍を大いに賞賛され、「ジュウレンジャーを倒した暁には大幹部にする」とまで約束される始末であった。


その後、ドーラトトイスは巨大な姿で出現すると、ジュウレンジャーを誘き出す為に街中を暴れ回っての破壊活動を行う。ボーイが安らぎの花を持って来るまでの間、時間稼ぎの為に出撃して来た守護獣ティラノザウルスを上述の能力などで圧倒するが、そこへドラゴンシーザーが参戦して来た為に劣勢に立たされる。ドラゴンシーザーとティラノザウルス両名との連携に怯むドーラトトイスだったが、降参に見せかけての不意打ちで2体に赤色のシグナル光線を浴びせて動けなくさせる事に成功する。


自らのシグナル光線で動けなくなった2体に止めを刺そうとするが、そこへタイガーレンジャーが安らぎの花を持って駆け付けた為に形勢は逆転。

彼の撒き散らした花粉を浴びた為にドーラトトイスは弱体化し、シグナル光線の効力も消え去ったところに、止めのドラゴンハーレーとティラノソニックを連続で喰らって爆散。同時にトットパットとブックバックの大幹部の夢も潰えた。


余談編集

モチーフは信号機。名前の由来は「トータス(Tortoise)」。


関西弁という設定はことわざの「鶴は千年亀は万年」を「~でまんねん(登場回のタイトルも「カメでまんねん」である)」にかけたもので、背中の甲羅に黄色く書かれた「00」と言う番号は、本番組が放送されていた同じ92年に活躍した阪神タイガースの野球選手・亀山努氏へのオマージュと思われる。


声を演じた加藤氏は第14話に登場した妖精ドンドンの声も当てており、このドーラトトイスとは兼ね役となった。ジュウレンジャー以降は特撮作品には関わっておらず、2017年12月18日に亡くなった為今作が最後の出演となった。


関連タグ編集

恐竜戦隊ジュウレンジャー バンドーラ一味 ドーラモンスター

 信号機

カメバズーカ:大砲でカメといえばこれ。

ロードジゲン前作に登場した先輩信号機怪人。


ネコシグナル:『超力戦隊オーレンジャー』の劇場版に登場する信号機モチーフの後輩。


シグナルマン:『激走戦隊カーレンジャー』における信号機モチーフのキャラで、こちらはヒーローサイド。


シグナルオルグ:『百獣戦隊ガオレンジャー』に登場する信号機モチーフの後輩で、こちらも色に応じて効果の異なる光線を放つ。


ジャグリングオルグ:同じく『百獣戦隊ガオレンジャー』の怪人で、コメディリリーフ担当の幹部が他の幹部を出し抜こうとした作戦に参加した戦隊怪人の後輩。こちらもギャグキャラながら相当な実力者。


トリノイド11年後の恐竜スーパー戦隊に登場する怪人たち。こちらも動物を含めた複数モチーフの合成かつ、コミカルな者が多い。


オニゴッコワルド:『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場した怪人。こちらも一見コミカルな能力だがその実態はドーラトトイスに近い程のエゲツない物となっている。

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