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ドーラガズラー

どーらがずらー

ドーラガズラーとは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場するドーラモンスターである。
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「花だ!花だ!大好物のリシヤムの花!美味しそ~♪」

CV:横井弦之助


概要編集

プリプリカンが作り上げたドーラモンスター

食虫植物の一種であるウツボカズラを思わせる姿を持ち、目は頭部ではなく両肩から生えた突起に付いており、両腕は鋭い牙を覗かせた口の様な形の鋏になっている。また、植物らしく両肩からは更に沢山の蔓が垂れ下がっているのも特徴。

この外見は嘗てメイの故郷・リシヤ国に出現したガズラーと言う怪物その物であり、恐竜時代に生育していた「リシヤムの花」が好物。


その能力は飲み込んだ花を牙のある毒花に変えると言う物で、この花の牙に噛まれると体中に毒が回り、やがて衰弱死してしまう。しかも毒自体もかなりの強酸性を持つらしく、ジュウレンジャーの強化スーツすら溶かしてしまう程である。

劇中では世界中の全ての花を自身の能力で毒花に変えて行き、その毒による人類の滅亡を目論む。


花を毒のそれに変える以外にも戦闘力は高く、目の付いた両肩の突起から光線を発射する他、巨大化後には突きや蹴りと言った格闘技、更には口から爆発する花弁を吐く技も披露している。


総じて「馬鹿にしていたドーラトトイスの方が強いじゃないか」と散々言われていたプリプリカンの面目躍如とも言える前半戦最後を飾る傑作とも言える力を持った怪人である。


活躍編集

某所の庭園で花を吸い込んでいる所へメイと彼女が知り合った少年のマサルが駆け付けた為、口から毒花を吐き出して襲わせる。

温室まで逃げて現代に残ったリシヤムの花を持って行こうとするマサルを襲撃するが、メイから錐揉み&懸垂キックを連続で喰らった為に怯んでその場は撤退する。


その後、ヒマワリの咲く広場でサッカーに興じる少年達を始め、街中に大量の毒花を撒き散らして人々を襲わせると、次はマサルの友達の少女・サユリのマンションを襲撃。部屋に遭った花瓶の花を食べ、毒花に変えてサユリを襲わせる。ゲキ達が駆け付けるも手遅れで、ドーラガズラーは直ぐに逃げ出した。


次のターゲットの花を捜してか、噴水のある広場を走っていると、其処へ伝説の武器を持ったゲキ達5人が宙返りして立ちはだかった為に交戦するも、高い格闘スキルで簡単にいなしてしまう。

意を決してダイノバックラーで変身し、応戦するジュウレンジャーだが、ドーラガズラーは毒花を吐き出してジュウレンジャーに噛み付かせ、自身も両目から光線を発射して5人を追い詰める。スーツも花の毒で溶かされピンチに陥るジュウレンジャーの様子を受け、バンドーラは駄目押しとばかりにドーラセプターを地球に投げ、ドーラガズラーを巨大化させる。


何とか毒花を引き剥がすジュウレンジャーに対し、ドーラガズラーは両目の光線で5人を攻撃し、そのまま踏み潰そうとするも、ドラゴンレンジャーの加勢によって阻まれてしまう。

転倒から立ち直り、改めて街中の花を大量に吸い込んでいくドーラガズラーに対してジュウレンジャーは剛龍神で対抗。ドラゴンアントラーで風を起こして花の吸引を阻止し、そのまま戦いを繰り広げるも、ドーラガズラーはドラゴンアントラーを腕のハサミで防ぎ、身軽な動きで剛龍神を攻撃していく。そして口からの無数の花弁で剛龍神を転倒させ、そのまま敗退に追い込んでしまった。


一方、毒花の毒に冒されたサユリは病院のベッドで苦しんでいた。「僕が花をあげたりしなければ、サユリちゃんはこんな目に遭わなかったんだ……」と自責の念に駆られたマサルは自暴自棄になり、庭園の花を燃やしてしまう。そこへメイが現れて「花に罪は無いわ!悪いのは花を利用したバンドーラよ!」と言って止めると、マサルは彼女に泣きつく。花を愛するマサルの心までも踏み躙るドーラガズラーの暴挙に怒りを覚えたメイは、丁度咲き始めたリシヤムの花にドーラガズラーの打倒を誓うのだった。


その後、巨大化を解いて花を捜していたドーラガズラーは花が咲き乱れる広場を発見し、その場へ急行。広場にはマサルの育てたリシヤムの花を身に付けたメイも横たわっていた。

それは嘗てリシヤ国に現れたガズラーを当時のプリンセス・ユイが退治した故事に倣っての作戦だった。メイの作戦など露知らず、上記の台詞と共にリシヤムの花ごとメイを捕食しようとしたドーラガズラーは、口が開いた瞬間をメイにプテラアローで射貫かれると同時に、花を毒花に変える能力を失ってしまう。


「毒花で人々を苦しめ、花を愛する人の心までも踏みにじったドーラガズラー!リシヤ族のプリンセス・メイが許しません!」


そう啖呵を切るメイの元に駆け付ける残りの4人に対し、ドーラガズラーはゴーレム兵を嗾けて応戦。ゲキ達を光線で怯ませた所へ、右腕の鋏でメイを捕えて捕食しようとするも、駆け付けた守護獣プテラノドンに阻止され、最期は変身した5人の放つハウリングキャノンを喰らって爆散した。


余談編集

モチーフはウツボカズラ。名前の由来もウツボカズラ+英語で「捕食者」を意味する「ガズラー」。


ウツボカズラがモチーフの怪人は珍しく、食虫植物モチーフの怪人は『バトルフィーバーJ』のハエジゴク怪人/ハエジゴクロボット以来の登場となった。


関連タグ編集

恐竜戦隊ジュウレンジャー バンドーラ一味 ドーラモンスター

ウツボカズラ


ドーララドゥーン:同じくリシヤ族に因縁の有るドーラモンスター。

ドーラタランチュラ:こちらは虫を悪魔の蝶に変えるドーラモンスター。


ケンドロス;花を弄んで子供の心を踏み躙った繋がりのウルトラ怪獣

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