「伝説の毒蜘蛛、ドーラタランチュラとは俺の事だ!」
概要
醜さを追求して作られたモンスターであり、バンドーラが自ら悪魔の魂を注ぎ込んでいる所から、相応に精魂込めて作られた一作である事が窺い知れる。
タランチュラと名の付く通り、蜘蛛を無理矢理二足歩行にさせた様な姿を持ち、児童公園の虫を捕食して体内の毒素で生み出した「悪魔の蝶」の白い鱗粉を散布する事で、人間を眠り病に陥れる能力を持つ。更には電撃を放つ蜘蛛の糸や頭部から飛ばす棘状のミサイル、口から吐く溶解液等、武器も多彩である。
「ダハハハハ!」と言う野卑な笑い声も特徴の1つ。
劇中では生前にゴウシと知り合った津村という芸術家が平和の祈りを込めて制作した妖精の記念碑を破壊し、代わりに用意された偽物の記念碑に憑依する事で人間を苦しめる道具として悪用した。
尚、記念碑の本物と偽物の違いは妖精の頭部の髪飾りであり、本物が花の髪飾りをしていたのに対して偽物は蛇の髪飾りをしている。
活躍
「最も醜いドーラモンスターを誕生させろ」というバンドーラからの脅しに近い要求を受けたプリプリカンから生み出されると、そのままバンドーラに悪魔の魂を込められて活動を開始。
トットパットとブックバックが盗み出した妖精の記念碑を破壊し、代わりに用意された偽物に憑依すると公園中の虫を捕食して白い悪魔の蝶に変え、その鱗粉で子供達を次々と眠り病に陥らせる毒虫作戦を決行。行く行くはバンドーラの嫌いな子供をこの世から残らず消そうと動き出す。
だが、記念碑に白い蝶が群がっている事に違和感を覚えたゴウシと、亡くなった津村の息子の大作によって記念碑を偽物と見抜かれてしまい、マンモスレンジャーのモスキャノンで記念碑を破壊されて遂にその姿を現した。
上記の台詞を述べて自己紹介すると同時に、本物の記念碑は既に破壊された事を暴露すると、そのまま「俺は公園中の昆虫を食って、俺の体内に溜まった毒素で悪魔の蝶に作り替え、子供達を眠り病にしてやったのだ!ダハハハハハハハ!」と、自らの毒虫作戦の事までバラした所へグリフォーザーとゴーレム兵が援軍に現れて戦闘に突入。
ゴーレム兵を生身で一掃した4人が遅れて変身し、グリフォーザーと交戦するマンモスレンジャーを援護しようとするも、ドーラタランチュラが糸を吐いて動きを封じ、グリフォーザーが止めを刺そうとする。だが、そこへ飛び上がったマンモスレンジャーから、レンジャーガンによる怒りの猛反撃を喰らってしまう。
そこへバンドーラが投げたドーラセプターで巨大化すると、今度は大獣神と交戦。上記の武器を駆使して相手を追い詰めるが、加勢に現れたドラゴンシーザーが大獣神が剛龍神へと合体した為に形勢は逆転し、最期は腹を超爆裂龍神突きで貫かれて爆散した。
余談
モチーフはそのままタランチュラ。
声を演じた依田氏は第11話でもドーラジンの声を担当した。
関連タグ
ビッグフットの筋グゴン:『天装戦隊ゴセイジャー』におけるタランチュラモチーフの後輩。