概要
第22話より登場した、ドラゴンシーザーを始めとする4体の守護獣が「合体!ドラゴンミッション!」する事で完成する巨大神。神という扱いではあるものの、大獣神のように自我がある描写や、ジュウレンジャーとの会話は作中では見られなかった。
主に大獣神では倒せない敵に当たった場合、もしくは初期メンバーが揃わずダイノミッションが不可能な場合に用いられる、緊急形態ともいうべき側面を有する。
合体の際にはドラゴンシーザーが頭部・胴体となり、そこにジュウマンモスが両腕と背中、トリケラトプスが左足、サーベルタイガーが右足として合体する。大獣神には存在した中間形態、即ちダイノタンカーに相当する形態はなく、直接この姿を取る。
上記の通りドラゴンシーザーを中核とした合体形態であるものの、パートナーたるドラゴンレンジャーが操縦を担当することはなく、基本的には大獣神と同様に初期メンバーによって行われる。また合体に参加しないティラノサウルスとプテラノドンは召喚されないか、もしくは協力して戦闘に参加することになる。
初合体は、ドラゴンレンジャーとドラゴンシーザーがジュウレンジャーの一員になったことを祝して披露されるという珍しいパターンとなっており、本格的な初陣は次回へと持ち越された。
戦隊ロボとしては初めて「巨大ロボの中核を担うメカを変える事で全く新たな合体形態とする」パターンが取り入れられており、翌年以降も牙大王を始め同様のパターンを踏襲したものが度々登場するなど、後年の戦隊ロボにも多大な影響を与えた一体である。
武装・能力
パワー主体の大獣神とは対照的に、高い機動力を活かしたスピード主体の戦闘スタイルを得意とし、頭部の角を白熱化させて投げつける「ヒートホーン」や、ドラゴンシーザーの胸部(ブレストラー)と尾によって構成される「剛龍槍ドラゴンアントラー」を駆使する。後者は武器としてのみならず、高速回転によって「アントラーバリヤー」を発生させて敵の攻撃を防ぐことも可能である。
必殺技はドラゴンアントラーを高速回転させ、エネルギーを集中させつつ敵を貫く「超爆裂龍神突き」。相手を貫いた後の風穴もしっかり描写され、倒れて爆発する際にはその風穴からエネルギーが竜巻状に放出されることもある。
関連イラスト
外部リンク
「牙大王 剛龍神」の検索結果(Q&A) - Yahoo!知恵袋:俗に言う「1.5号ロボ」に関する問答集。
関連タグ
強龍神:名前の読みこそ同じだが、まるで似て非なる存在な巨大ロボ
野中剛:生みの親の一人。剛龍神の「剛」の字は彼の名に由来する
邪悪竜リンドム:轟轟戦隊ボウケンジャーに登場する敵怪人の一体。デザインモチーフとして剛龍神が採用されている