そこのけそこのけ WON WON ウォンタイガーの お通りだい
走れや走れ WON WON 邪魔立てするのは利口じゃない 寄ると 触ると ウォンタイガー
データ
概要
物語中盤より新たに誕生した、キバレンジャーの操る虎型の気伝獣。龍星王と同様に気伝武人への変化と、他の気伝獣との合体の中核を担う役割を備える。コックピットも同様に5人分の水晶球が配置されているが、登場当初のキバレンジャーが正体を秘匿していた事情などもあり、ウォンタイガー単体での操縦時には一貫してキバレンジャーが単独で操縦を行っていた。
キバレンジャーの登場から程なくして、ダイレンジャーとゴーマ族の双方とも新たな気伝獣の誕生を察知しており、両者の間での熾烈な駆け引きの末、五丈平においてダイレンジャー5人と気伝獣、そして道士・嘉挧が力を合わせ誕生に導いた。
物語後半では、キバレンジャーがとある事情から行方をくらます状況が発生するが、その間にもキバレンジャーによる召喚なしで巨大戦に参加したこともある。
前作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場したドラゴンシーザーと同様に、巨大ロボの中核を担うメカを変えることで全く新たな合体形態とする、というスタイルがウォンタイガーにも取り入れられているが、大連王との強化合体システムや天空気殿との連動機能がウォンタイガーには存在せず、あくまでも完全な選択制となっているという差異も存在する。
玩具においても、「DXドラゴンシーザー」に盛り込まれていたライト&サウンドギミックが音声面を強化する形で踏襲されている。また本体の白成型のパーツには黒い粒子を含むことで、大理石調の表現が施されている独自の処理も特徴であり、2018年に「戦隊職人」レーベルで再発売された際にもこの処理が再現されている。
戦闘能力
気伝獣形態における主要な攻撃技は口からの吠え声により、衝撃波を発生させる「ウォンタイガー・大咆吼」。また気伝武人龍星王をその背に跨がらせ、連携しての戦闘も可能となっている。
気伝武人形態では変形前の尻尾に当たる、金色の刀身が特徴の片刃剣「黄金剣」を武器とし、キバレンジャーの動きをトレースして「タイガーパンチ」や「タイガーキック」といった技も繰り出す。さらに気力技として、コックピット背面に備え付けられた7つの「気伝宝珠」を用いた「虎の子大秘術」を駆使することもでき、作中に登場しなかったものも含め、七曜になぞらえる形で以下の技が存在する。
- 日:強力な光を放つ
- 月:カッタービームを発射
- 火:火山のマグマを地面から噴き上げ発生させた灼熱地獄と、胸部の口からの無数の火球で敵を焼き尽くす。作中では「虎の子大秘術 火炎玉」として唯一使用された
- 水:強烈な水流を放出
- 木:木霊を利用したショックウェーブ
- 金:金属物質を生成して攻撃
- 土:咆哮により地震と地割れを発生させる
海外版
スーパー戦隊シリーズの英語版ローカライズ作品『パワーレンジャー』シリーズにおいては、第2シーズンに「ホワイトタイガーゾード」の名称でウォンタイガーが登場する。
虎型からバトルモード(気伝武人)への変形、それにサンダーゾード・アサルトチーム(天空気殿)と合体し「メガタイガーゾード」(牙大王)となる点は原典と同様だが、同作ではホワイトレンジャーの持つ魔法の白い剣「サーバ」(白虎真剣)によって制御されるという設定が追加されており、これが敵の手に渡るとゾードのコントロールも奪われてしまう。
第2シーズンの主力として活躍した後、第3シーズン序盤でのリト・レボルト率いる再生モンスター軍団との戦いで敗北、サンダーメガゾード(大連王)と共に破壊された。そのためホワイトレンジャーの専用ゾードとしての役割は、第3シーズンではファルコンゾード(ツバサマル)が引き継ぐ事となる。
メガゾード・バトルモード(大獣神)と同様に、『パワーレンジャー』への登場に当たっては新デザインでの登場も想定されており、実際に複数のパターンのデザイン画稿も起こされていた。デザイン案の中にはテトラボーイよろしく、キャノン砲形態への変形機構を備えたものも存在する。
関連タグ
タテガミライオー - 特命戦隊ゴーバスターズに登場する巨大戦力のひとつ。「ネコ科動物がモチーフ」「単独で変形して人型になれる」「レッドの操る巨大戦力とは合体以外のコンビネーションを有する」「そのレッド以外の巨大戦力と合体する形態がある」など、様々な共通項を有する
大いなる獣レイ - 轟轟戦隊ボウケンジャーに登場する敵怪人の一体。デザインモチーフとして気伝武人ウォンタイガーが採用されている
虎王機:白虎モチーフのメカ繋がり。こちらは他の機体と合体する事で人型となる。
追加戦士が使用する巨大戦力