概要
第13話「射て!黄金の矢」に登場した、プリプリカン制作のドーラモンスター。
太古の神々が大切に育ててきた黄金の林檎の木を我が物にした怪物・ラドゥーンを模した姿をしており、頭部に黄金の林檎の意匠が見られる金の大蛇の胴体に、複数の緑色の蛇が寄り集まった四肢がくっ付いた様な外見を持つ。
主な能力は、頭部にあるリンゴからの魔力を込めた矢を放ち、その矢からばら撒いた林檎の種を子供達の頭上に植え付けると言う物。この種子はやがて子供の頭上に林檎の木を生やし、宿主である子供の若さを吸い取る事で成長。やがて子供は成熟したリンゴと化してしまう。劇中ではリンゴにされた子供達を夢と共に食らう事で、永遠の若さを手に入れようというバンドーラの目論見の為に動く。
他にも戦闘では右手の蛇から放つ光弾や、腹部辺りまで大きく裂けた口から100匹の蛇を吐き出して攻撃する事も出来る。更に尻尾もムチとなる。
リシヤ族伝説の英雄・リシヤンテウスの力を受け継いだプテラアローだけが自身を倒せる唯一の武器である為、同じ弓使いであるプテラレンジャーは彼にとって唯一の天敵である。
活躍
バンドーラに永遠の若さをもたらす為の前段階として、自身にとって唯一の脅威であるプテラレンジャーことメイの排除を一味は画策。バンドーラが直々に魔力を込めた呪いの毒林檎をトットパットがメイに食べさせた為、彼女はまんまとバンドーラの呪いに苦しみながら倒れてしまう。
メイが倒れたのを良い事にドーララドゥーンは行動を開始。自身の放つ矢を介し、次々と子供達に林檎の種を植え付けてはリンゴの成熟を促す。
そこへジュウレンジャーの残りの4人が駆け付けた為に交戦となるも、上記の右手の蛇からの光弾や腹部まで開いた口からの無数の蛇、そしてムチの様にしならせての尻尾攻撃で4人を苦戦させる。だが、そこへ呪いに冒されて倒れた筈のプテラレンジャーが戦線に復帰した為に形勢は逆転。彼女の放つ一矢によって頭部のリンゴを破壊された為に弱体化し、止めのハウリングキャノンを喰らい爆散。同時にリンゴにされた子供達も元に戻った。
一方、バンドーラは永遠の若さが手に入れられなかった事を相当悔しがりトットパット、ブックバック、プリプリカンの3人に八つ当たりで粘土を投げ付けていた為に巨大化させなかった。
余談
モチーフは言うまでも無くラードーン。
尚、原典のラードーンはギリシャ神話に登場する百の頭を持つドラゴンであり、黄金の林檎の番人であり、断じて本編で語られる様な林檎泥棒ではない。
声を演じた河合氏は第7話でドーラゴブリン、第44話でドーラキマイラの声を担当した。