バンドーラ「おぉ、何て美しいんだろう。荒れ果てた大地。この月こそ、私の住む場所に相応しい」(第2話)
概要
放射状に生えた複数のタワーや、頂上に鎮座する天球儀のような球体、それに入口の上部に掲げられたネオンサイン等といった独特の外観を持ち、内部にはバンドーラやその配下が集う広間や、プリプリカンの工房等が設けられている。また、広間と繋がっているバルコニーには、「ドーラスコープ」と呼ばれる望遠鏡も置かれており、バンドーラはこれを通して地上の様子を探ることもできる。
どちらかと言えばアットホームな一味の雰囲気を反映してか、この手の悪の組織の本拠としては内装もシックながらも明るめなものとされているのも、バンドーラパレスの特徴の一つと言える。
1億7千万年に亘る封印から解かれた後、バンドーラが自らの魔法で築いたものであり、当初は人間達にその力を誇示すべく、東京都心の複数のビルを一箇所へと集め、その中の一つであるタワービルの屋上に融合する形で、その姿を現している。もっとも、バンドーラにしてみれば生まれ故郷とは言え、生き物や自然がひしめき合う「汚い」地球に長居するつもりもなかったようで、ジュウレンジャーとの初戦の後バンドーラパレスは月面へと移り、以降物語最終盤に至るまでここを住処と定めている。
後にジュウレンジャーと、大サタンを擁したバンドーラ一味との間で最終決戦が始まると、バンドーラパレスも高層ビルを結集させた上で再度地上に姿を現すが、決戦の果てにバンドーラが魔力を失い大獣神によって封印されると、彼女の魔法に依拠していたと見られるバンドーラパレスもまた、跡形もなく姿を消すに至った。