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ギャラクシーメガ

ぎゃらくしーめが

ギャラクシーメガとは、特撮テレビドラマ『電磁戦隊メガレンジャー』に登場する巨大ロボの一つ。
目次 [非表示]

破壊の群れもバキッ! と一撃

強いぜ! 俺たちのスーパーロボット


データ(スペック)編集

全高55m
重量20000t
出力5000万馬力
装備
  • メガサーベル
  • メガシールド
  • ブースターライフル
  • メガダッシュカッター
  • メガフライングカッター
  • メガサイドカッター
  • メガクロスカッター
  • メガハングカッター
  • ギャラクシーランス
  • メガフラッシュアロー
  • サーベル電磁ムチ
テーマソング電磁合体!ギャラクシーメガ

概要編集

メガレンジャー1号ロボ

I.N.E.T.の前線基地である宇宙ステーションメガシップスペースシャトルを模した小型宇宙挺メガシャトル「電磁合体」することにより完成する。合体シークエンスは初合体時などに見せたように宇宙空間で行われる他、大気圏内でも問題なく合体可能となっている。


青を基調としたカラーリングと、胸のMを模した赤いエンブレムが特徴でコックピットは頭部を構成するメガシャトルのそれがそのまま用いられている。

操縦はメガレンジャーの他、彼等の不在時には久保田博士や機体内部に搭乗しているクルー達がこれを代行することもある。また作中では一度だけ、自動戦闘プログラムを実装しての戦闘も行われたが、敵が計算以上の強さであったことに加え、メガレンジャーの無茶苦茶ながらも臨機応変な戦い方こそが、「パイロットと共に成長する」ギャラクシーメガに適していると判断されたことで、正式な実装は見送られている(第5話)。

この時プログラムを解除しようとして窮地に陥った久保田博士を間一髪で救ったくだりや、物語後半でのマッドギレールとの戦闘(第31話)等、作中ではメガレンジャーから大切な「仲間」として親しみを持たれていることが、折に触れて強調されてもいる。


機体には高度なショックアブソーバーやシールドシステムが組み込まれているため、ロボ形態でも中にいるクルー達が戦闘時に生じる振動や衝撃に巻き込まれることはないが、過度なダメージによってこれらが機能しなくなると、戦闘による影響が機体内部にも直接及ぶようになってしまうという危険性も抱えている。

実際、マッドギレール戦でこのような事態が発生したことを受けてか、新たな主力機であるメガボイジャーの完成後には月面基地にて長期間の修理に入り、I.N.E.T.本部としての機能もそのまま月面基地に移されている。もっとも、月面基地完成後はダメージ有無にかかわらず本部機能を移籍させる予定だった。

物語終盤でのネジレンジャーとの最終決戦でようやく復帰し、さらにバーニングユガンデが月面基地を急襲した際には他のロボとこれを迎え撃つが、月面基地の破壊と地球への逃走を許してしまい、これを追って地上で再戦に及ぶも戦闘不能に追い込まれてしまう。

このため、久保田博士等による懸命な復旧作業にもかかわらず(加えて、メガレンジャーを敵視する一般市民が半ば暴徒化して押しかけてきたため、最終回ではまともに修理できないどころか壊されそうになった)、Dr.ヒネラーが駆るグランネジロスとの最終決戦には間に合わなかったが、ネジレジア壊滅後も新設された地上中継基地内にて再修復が進められており、後日談に当たるOV『星獣戦隊ギンガマンVSメガレンジャー』では再び主力として返り咲きを果たした。


武装・能力編集

前述の通り、その戦闘スタイルにはメガレンジャーの若者であるが故の型にはまらない部分が強く反映されており、これにより本来のデータ以上の強さを発揮し、想定にない技などを繰り出すことも可能となっている。


主武装は長剣「メガサーベル」。右腕を前に突き出すことで出現し、全長約35mもの刀身はイオンフィールドを発生させることにより、摩擦ゼロの状態で対象を両断するほどの切れ味を発揮する。また刀身は電子化させて自在に形状を変化させることもでき、これを活かしてムチのように振るう「サーベル電磁ムチ」、さらに応用技としてその先端をの顔に変化させた「サーベル電磁ヘビ」といった技を繰り出したこともある。

この他にも、メガシャトルのブースターが変形し、強力なイオンビームや冷凍ガスを発射可能な「ブースターライフル」メガビームライフルではない)、それに大気圏突入時の高温状態から、機体を保護する役割も担う円形の「メガシールド」も装備している。


メガサーベルを駆使した多彩かつ必殺級の剣技を持ち、戦隊ロボとしては珍しく必殺技をバンクで済ませることが非常に少ないのも、ギャラクシーメガの特徴の一つとなっている。作中では以下の技が登場している。


  • メガダッシュカッター

ダッシュしながら敵をすれ違いざまに切り裂く。宇宙空間を初めとした足場のない場所では背面のブースターでダッシュを行って使用。作中では最初に披露した技であり、敵戦艦のネジレクラッシャーを宇宙で撃破した。


  • メガサイドカッター

同様に敵に突進し、横一線に斬り抜ける。


  • メガクロスカッター

正面から敵をX字に斬り裂く。


  • メガフライングカッター

大ジャンプの後、落下の速度を加える形で敵を頭上から両断する。ギャラクシーメガの数ある必殺技の中でも特に使用頻度が多い。


  • メガフラッシュアロー

刀身にエネルギーを込めた状態でメガサーベルを敵に投げ付け、これを貫く。


  • メガストレートカッター

横一線に敵を斬りつけた後、さらに腹部を貫いてそのままサーベルを振り上げる。


  • メガハングカッター

敵を刺し貫いた状態からそのまま持ち上げ、空中で爆発させる。


  • ギャラクシーランス

刀身を電子化させて伸ばし、そのまま敵を穿く。


海外版編集

スーパー戦隊シリーズの英語版ローカライズ作品パワーレンジャーシリーズにも『メガレンジャー』を原典とした第6シーズン『パワーレンジャー・イン・スペース』にアストロメガゾードの名でギャラクシーメガが登場。

原典と同様に、同作でも巨大戦力とパワーレンジャーの移動基地をも兼ねる重要なポジションであり、本機が破壊されることは即ち拠点陥落を意味する。そのため、後継機であるメガボイジャーが登場時期を前倒しされ、登場エピソードもこれと等分になるように調整されている。


さらに『星獣戦隊ギンガマン』を原典とした第7シーズン『パワーレンジャー・ロスト・ギャラクシー』にも、引き続きアストロメガゾードが登場。同作では1号ロボの名称が「ギャラクシーメガゾード」とされており、些かややこしい事態となっている。

物語当初は博物館として保存されていたが、その後は前シーズンと同様に移動基地として活用されるようになった。また、作中でロボ形態に変形したのは物語後半での共闘編のみで、あくまでも宇宙空間移動用の手段として扱われており、最終決戦では敵母艦に特攻し相打ちとなるも、後年の『パワーレンジャー・ワイルド・フォース』の歴代レッド集結イベント「FOREVER RED」において、同形の後継機が登場している。


備考編集

企画段階では「メガディアス」という仮称が付けられていた(『25大スーパー戦隊シリーズ完全マテリアルブック』下巻より)。


ギャラクシーメガは、分類としては2機のマシンによる「合体ロボ」に属するものの、実質的にはその片方であるメガシップがボディの大部分を構成する、単体の「変形ロボ」と見る向きも根強くある。一例として、書籍『スーパー戦隊 Official Mook 20世紀』では出力比較研究の項にて、「電磁合体は(合体ロボか)微妙なのでここ(変形ロボ)に」という記述とともに、変形ロボの括りに入れられている。

戦隊ロボに5体合体が導入されて久しい中でこのような構造のロボになった理由として、当時バンダイに所属していた野中剛は、DX玩具の胸部に振動センサーと連動したライト&サウンドギミックを搭載する都合上、2機合体となったと後年のインタビューで言及している。


スーパー戦隊レジェンドウォーズではメガレッドのレジェンドカードとビクトリーカードのスーパースキルで登場。いずれも宇宙空間でのメガダッシュカッターを繰り出し、ビクトリーはメガレンジャー6人によるファイナルシュート(6人版はゲームオリジナル)の後に放つ。


関連タグ編集

電磁戦隊メガレンジャー 戦隊ロボ


バイオロボ:『超電子バイオマン』に登場する巨大ロボの一つ。「飛行マシンによる2体合体」や、「剣を駆使した多彩な必殺技を持つ」といった共通項を有する

ズカンガミ:『轟轟戦隊ボウケンジャー』に登場する敵怪人の一体。デザインモチーフとしてギャラクシーメガが採用されている

電磁鬼ング:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に登場する敵怪人の一体。公式での言及こそないものの、こちらもデザインモチーフの一つとしてギャラクシーメガが採用されていると見る向きもある


大気圏突入(ガンダム):ガンダム名物である大気圏突入を、ギャラクシーメガは何度も披露している。


歴代1号ロボ

RVロボギャラクシーメガギンガイオー

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