スペック(データ)
全高 | 70m |
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重量 | 40000t |
出力 | 6500万馬力 |
テーマソング | 銀河を守れ! メガボイジャー(歌:坂井紀雄) |
概要
5機のボイジャーマシンが「銀河合体」することにより完成する。I.N.E.T.の開発した巨大ロボとしては唯一となる、「メンバー各人に与えられたマシンが変形合体する」ロボでもある。
合体後、月からジャンプすると、すぐに地球に降り立つという奇妙な登場の仕方が有名。
主武装として、胸部の4門の砲口から放つビーム「ボイジャーパルサー」、それにシャトルボイジャー2の機体をそのまま転用した「ボイジャーシールド」を装備。頻度こそ少ないものの、ギャラクシーメガのメガサーベルも使用したことがある。
また出力はスーパーギャラクシーメガをも上回る6500万馬力を叩き出し、「ボイジャーパンチ」や「ボイジャーキック」等、主にジャンプ力を活かした空中攻撃も得意とする。もっとも、自由自在な空中戦までは可能という訳ではなく、この難点の克服は後のメガウインガーの投入と、それに伴って誕生した新形態・ウイングメガボイジャーの登場まで待つこととなる。
必殺武器は、ロケットボイジャー3の機首をそのまま右腕に装備した巨大ミサイル砲「ボイジャースパルタン」。発射の際にはメガレッドが「左→上→下→右」の順に操縦桿をコマンド入力する必要がある。一度の戦闘で1回しか使用できないものの、その威力は非常に強力であり、さらなるエネルギーの充填でより高威力の一撃を繰り出すことができる。
作中ではメガボイジャーの全エネルギーを込めた「ボイジャースパルタン・フルパワー」、それにメガウインガーやスーパーギャラクシーメガのエネルギーも合わせた「トリプルメガスパルタン」がこれに該当し、いずれも強敵相手に使用された。
初陣では、マッドギレールの猛攻に傷つき倒れたギャラクシーメガの窮地を救い、以降これに代わる主力機として、ネジレジアとの激戦を戦い抜いた。
最終決戦では、I.N.E.T.月面基地壊滅の際のダメージで70%までしか性能を発揮できない中、Dr.ヒネラーの駆るグランネジロスとの決戦に臨み、左腕を失いながらもクラスメイト達の声援もあって善戦。
そしてグランネジロスの自爆から市街地を守るべく、これを抱え込んだまま上空へと飛び上がった後、そのまま爆発に巻き込まれて大破したが、操縦していた健太達はすんでのところで脱出に成功、事なきを得ている。
備考
DX玩具は番組後期の主力商品として発売されたものの、発売後にソーサーボイジャー4とロケットボイジャー3を接続するジョイントの不具合により、合体が困難となるという欠陥が発覚。これに伴いDX玩具も回収を余儀なくされ、機会損失による玩具売上高の低下(※)に繋がることとなった。
また、メガボイジャーの初陣であるマッドギレールとの対決では前述の通り坂井紀雄氏が歌うメガボイジャーのテーマソング『銀河を守れ! メガボイジャー』が流れ、マッドギレールにトドメを刺すべくボイジャースパルタンを使うシーンの歌詞はタイミングのいいことに「きめろ! ボイジャースパルタン!」の部分という粋な歌詞再現な演出がなされた。
本作の英語版ローカライズ作品『パワーレンジャー・イン・スペース』では、原典と同様に「メガボイジャー」の名で登場。原典から名称がそのまま使われた数少ないケースである。
同作ではアストロメガゾードが単なる巨大戦力のみならず、パワーレンジャーの移動基地をも兼ねている関係で登場時期が前倒しされ、巨大戦での登場頻度もアストロメガゾード(アストロデルタメガゾード)とほぼ交互になるように、エピソードの流用順序を調整されている。
原典と同様に、タンケンシュタイン(グランネジロス)との戦闘で相討ちになり消滅。
(※ 作品総売上74億円のうち玩具売上高は48億円で、前年比としては25%の低下となった)
関連タグ
電磁戦隊メガレンジャー パワーレンジャー・イン・スペース 戦隊ロボ
ダイボイジャー、キュウボイジャー:いずれも「ボイジャー」の名を冠した、戦隊ロボ(メカ)の後輩達。また後者の一種であるギガントホウオーは、メガボイジャーと類似した変形合体機構を備えている