「我が名はユガンデ!ネジレジアの行動隊長」(第8話)
概要
邪電王国ネジレジアの敵幹部で、行動隊長。一人称は「俺」(ヒネラーに対しては「私」)。
Dr.ヒネラーに作り出されたロボットだが、シボレナとは異なりロボット然とした容姿をしている。
好戦的な性格で力押しの作戦を好み、単純に破壊すれば良いのではないかと提案してはよくヒネラーやシボレナ等にどやされることが多いが、それでもヒネラーに対する忠誠心は厚く、知略派のシボレナとの軋轢はなかった。またヒネラーもユガンデを息子のように扱っていた。
戦いでダメージを負うたびに強化改造を受けて復活している。
武器はダークサンダーという剣。目から光線を出したり頭部を分離させて攻撃することも可能。
メガレッドの好敵手だが、メガブラックともそれなりに交戦しており、第8話で自身からレッドを守るために立ち向かったブラックに重傷を負わせた。
巨大化してギャラクシーメガとの戦いでは分身戦法を見せるがメガフライングカッターに敗れる。
ネーミングは「歪む」から。
ユガンデ・リライブ
第8話でのギャラクシーメガとの戦闘でダメージを負ったユガンデがパワーアップした姿。第9話で初登場。右肩はねじれた形状に変化し、巨大化した右腕は第13話でドリルセイバーをへし折るほどのパワーがあるが、当初は体が改造に馴染んでいなかったためかなかなか出撃できなかった。
この出来事はヒネラーの怒りを買い結果的にネジレジアの崩壊に繋がっていくことになる。
ユガンデ・ストロング
第30話でギレールに利用され、瀕死の重傷を負ったユガンデがさらにパワーアップした姿。第33話で初登場。
左腕の形状が変わり、右腕や顔、左胸にメカパーツが追加された。バトルライザーの攻撃も簡単に跳ね返せるほどのパワーと防御力を誇り、武器もダークサンダーから3つのボタンがついた剣、ダーククライシスに強化され、赤のボタンを押すと炎を帯びた剣で相手を攻撃する「ダークファイヤー」、黄色のボタンを押すと斬撃を飛ばす「ダークブレード」、青のボタンを押すとビームを放つ「ダークライトニング」、3つのボタンを押すと必殺技の「トリプルクラッシャー」が発動する。
バーニングユガンデ
第50話でユガンデが死を厭わない覚悟でシボレナに頼んでネジリアクターを体内に埋め込んだことで更に強化された最終形態。全身が赤に変色し、シボレナの協力でI.N.E.T.の月面基地に侵入し壊滅させ、メガシルバーとの戦闘を経て巨大化しメガウインガー、ギャラクシーメガ、デルタメガとの戦闘になるがメガウィンガーを倒し、デルタメガをダークファイヤーで粉砕し、ギャラクシーメガを振り払い地上に向かい、地上でギャラクシーメガとの戦闘になるも圧倒的なパワーでギャラクシーメガを追い詰め、剣で胴体を貫いて機能停止に追い込むが、時間切れによるネジリアクターの副作用によって弱体化、等身大に戻ってしまう。それでも戦闘を続行し、最期はレッド以外の4人の必殺技を受けながらも立ち向かうが、自分をかばってメガレッドにシボレナが倒されたことに逆上し、メガレッドとの一騎打ちの末にセイバースラッシュを受けて爆散し、遂に倒された。
余談
声を演じる鈴置氏は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となったが同時に2006年8月6日に亡くなったため、このユガンデ役が同シリーズにおいて最初で最後の出演となった。
収録現場では、特撮特有のアフレコに不慣れだった若手俳優陣に親切に指導を行い、彼らから感謝されたという。並樹瞬/メガブルー役の松風雅也はこの時の経験がきっかけで声優業の道に進んでいる。
ちなみに氏は劇団員時代にスーツアクターのアルバイトをしていた時期があり、『ゴレンジャー』のショーにも出演した経験がある(痩身だった為にモモレンジャーの担当だった)。
関連タグ
ガードノイド・ガッシュ、グレイ:過去の戦隊に登場する黒を基調とするロボット幹部繋がり。前者とは最期までボスへの忠誠心が高かった点、後者は特定の戦隊メンバーと何度も因縁の対決を繰り広げた点が共通している。
岩石サイマ獣マグマゴレム:2年後の戦隊に登場する怪人で、外見が微妙に似ている。
流星のデレプタ:13年後の戦隊に登場する劇中で何度もレッドと因縁の対決を繰り広げたパワーファイター系の幹部繋がり。ただし、こちらは当初はボスへの忠誠心が高かったが最終的にボスへの忠誠心を捨てて個人的な復讐に走った点は異なる。