データ
全高 | 77.5m |
---|---|
重量 | 199t |
最高飛行速度 | マッハ2.5 |
出力 | 800万hp/t |
概要
ジェットイカロスとジェットガルーダが、「合体!グレートスクラム」のコールで合体した超巨大ロボ。
上記2体のロボ単体でも勝てなかった強敵・魔獣セミマルに対抗するため、各ロボを所有するジェットマンとディメンシアチームが共同で改造を行い、合体可能となった。さらにもう一つの合体パターンとして、各々がマシン形態で合体した「ハイパーハーケン」も存在する。
作中での描写から、合体の際には最低でも4人揃っている必要がある(※)。またメンバー5人の操縦席の他、後部には固定式の座席が設けられており、最終決戦で小田切長官がジェットガルーダを操縦して戦列に加わり、そのままグレートイカロスに合体した際にこの座席が活用されている。
主武装として、頭部から「グレートビーム」という強力なエネルギー光線を発射することができる。もっともこの技はあくまで牽制目的で使われることが多く、基本的にはクロー状の両手を活かした格闘戦を得意とする。また、設定上では胸両脇の2か所の円形部からも、「ブレストビーム」と呼ばれる光線を発射可能である。
必殺技は、両手のクローを開き、胸の前でエネルギーを収束させた後、胸の鳥型のエンブレムから超高圧光線を発射する「バードメーザー」で、この技を食らった相手は、赤と青のエネルギー球に包まれて爆発四散する。この技が通用しなかった魔神ロボベロニカに対しては、バードメーザーにテトラボーイを乗せて突っ込ませるという大技を使用し、これを撃破せしめている。
数々の強敵を打ち破ってきた必殺技である一方、前出のベロニカのように相手によっては防がれるケースもあり、その際には直撃したメーザーのエンブレムの形が崩れるという形で表現された(第44・48・51話)。
(※ 第27話では香、第48話では竜が不在の状態でグレートイカロスに合体しており、また第31話では「香と凱がいないため合体できない」と、雷太が言及する場面がある)
ハイパーハーケン
全長:88.6m
重量:199t
飛行速度:亜光速
グレートイカロスの別合体形態である超巨大戦闘機。イカロスハーケンとバードガルーダが、「合体!ハーケンスクラム」のコールと共に前後に連結する形で合体したもので、2機のエンジンを直列に接続しバードガルーダの主翼を閉じることで、上記の通り最高で光速に近い速度を叩き出す。
機体下部の砲門より高威力の破壊ビーム「ハイパーバスター」を発射する他、機体の周囲に次元の歪みを発生させ、さらに機体全体からビームを発しながら超高速で敵に突撃する「ハイパーGアタック」という必殺技を有する。
この技を応用して異空間への突入を行うことも可能で、作中では竜が一計を案じてテトラボーイをバイラムに鹵獲させ、同機からの発信信号を頼りにバイラムの本拠である魔城バイロックへ突入した際に活用された。
備考
いわゆるスーパー合体ロボでありながら、従来のように2号ロボが分離して1号ロボの追加装甲になるという形式ではなく、1号ロボであるジェットイカロスもパーツ単位にまで分離した上で人型を再構成する、というスタイルが採用されており、マシン形態での合体という要素も含め、それまでのスーパー合体ロボとは一線を画したものとなっている。
作中での扱いとしては前作『地球戦隊ファイブマン』のスーパーファイブロボからの傾向を引き継ぐ形で、そしてそれに輪をかける形で苦戦や破損の描写が目立った。特に腹部に穴を開けられることは複数回あり、直してもまた攻撃を食らって貫かれたり、内部に侵入されて味方を拉致されることまであったほどである。
ジェットガルーダのDX玩具のサイズは、ハイパーハーケンの形態から逆算したものであるといい、これが設定並びに玩具としての対比が、ジェットイカロスよりも大きくなった要因となっている。
またDX玩具での合体に際しては、この形態を想定したジョイントがそれぞれのロボの側に備わっていないこともあり、ジェットガルーダに付属する台座状のパーツに2台のメカを並べて乗せる事で、この形態を再現している。後年スーパーミニプラとして発売された際には、一旦ガルーダ側のジョイントパーツを差し替える必要はあるものの、DX玩具とは異なりきちんと2台のメカが接合可能な設計となっている。