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鹿鳴館香

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ろくめいかんかおり

鹿鳴館香とは、スーパー戦隊シリーズ第15作『鳥人戦隊ジェットマン』の登場人物である。

「足が折れたって戦うわ!」(第50話『それぞれの死闘』より)

演:岸田里佳、小出由華(第19話・6歳時)

概要

鹿鳴館財閥の令嬢で、ラディゲの宣戦布告の際に外を眺めていたところ、偶然空から降り注いだ白色のバードニックウェーブを浴び、ホワイトスワンに変身する能力を得た。

普段は「じいや」と呼ばれる執事と暮らしており、両親は第43話に登場した(香の父は『桝田徳寿』氏が、香の母は『五十嵐五十鈴』氏が演じている)。

人物

序盤では、世間知らずでわがままな一面が強く、メカの扱いが苦手だったが、激しい戦いと自分を信頼している人物との出会いで、戦士としても人間としても大きく成長し、リーダーのをも支えるまでになった。

負けん気が強く根性があり、じいやから習った剣道が得意。第19話では「香ちゃん憲法」という自分ルールを持っていることも判明。戦いを通じて、メンバーの中でも一、二を争うほどの高い射撃能力を獲得し、更には序盤の「メカの扱いが苦手」という設定はどこへやらと思わせる、調査機器を用いた敵の能力及び状況の正確な分析をもこなせるようになった。また第27話では、魔界に向かった竜を地上から祈りの力で彼をサポートする巫女のような活躍を見せた。

普段はおっとりしており口調も丁寧だが、怒ると怖く、口調も乱暴になる。(第4・8話)

隠された深層心理は「金持ち丸出しの僻み屋」。(第11話)

戦うトレンディドラマ」と呼ばれるほどの複雑な人間関係の中心人物であり、彼女の人間的成長こそが『ジェットマン』の本質と見る向きもある。

来歴

香「私、戦います!ジェントルマンとして!」

小田切ジェットマンよ。」

(第1話『戦士を探せ』より)

最初はジェットマンのことを「ジェントルマン」と勘違いしており、第1話のみ天堂竜「竜様」と呼んでいた。

竜が初めてスカウトしたのが香であり、竜以外の4人の中では唯一進んでメンバー入りを決めた人物である。

しかし、それはお嬢様として何不自由なく暮らしてきたために「退屈な毎日から飛び立ちたい」というのが理由であり、シリーズ序盤では世間知らずゆえのわがままな一面がクローズアップされていた。

「惚れるんなら俺に惚れろ!似合いだぜ、俺達なら…」

竜「自分の弱さに勝て、香!」

(どちらも第5話『俺に惚れろ』より)

凱「俺を見てくれ!俺を見ろ!お前に惚れてる男がここにいる!」

香「竜。私、あなたが私のことをどう思おうと…私はやっぱり…あなたが好きです!」

(上の凱の台詞は第13話『愛の迷路』から。下の香の台詞は第14話『愛の必殺砲』から。)

戦士として戦うことを選んだ香だったが、精神的なショックから足が動かなくなってしまう。それでも戦おうという気丈な姿に結城凱は心を動かされ、猛烈なアプローチをかけるようになる。

だが香は、「自分の弱さに勝て、香!」と自らを導いた天堂竜に片思いしており、第14話で他のメンバーの前で告白した。(その直後凱は「何故俺の気持ちが通じねぇ!…」と、泣きながらバイクを駆った。)

しかし、当の竜は第1話で死んだ(と竜は思っていたが実際は洗脳されてマリアとなっている)藍リエが未だに忘れられず、彼女が眠っている(と竜は思っていた)墓地へと香を案内する。そして竜は香と凱を引き合わせようとするが、その行為が凱の怒りを買ってしまい、チームワークを乱してしまう。

凱「そんなに血が欲しいなら!俺の血を採れ~!!」

香「やめて~!私、本当はあなたのことが…!」

(第30話『三魔神起つ』より)

そんなある日、一方通行の三角関係に転機が訪れる。三魔神のひとり、ムーが復活し、真の戦士の血で残りの魔神・ラモンゴーグを復活させようと、香を攫った。そうはさせまいと凱はムーを追いかけ、身を挺したアプローチに香は凱に思いを寄せるようになる。

戦いを終えた後。ある木陰で、傷ついた男の手を優しく握る女の姿があった。(その一方、ラディゲの血でラモンとゴーグは復活した。)

凱「香…俺もバカだな…どうしようもないぜ…」

(第32話『翼よ!再び』より)

復活した魔神との戦いに遅刻した凱と香を叱責する竜に、ついに凱は香を連れて脱退を宣言した。だが、香は凱がジェットマン、特に竜のことを強く気にかけていたことを察知していた。「ジェットマンのことなんざ忘れろ!」と凱は悪ぶってみせるものの、マリアリエと同一人物であったことを知り、茫然自失した竜の姿を見ると、凱は思いの丈をぶつけた後、戦場へと舞い戻った。

その後、自らを取り戻した竜はリエの墓の前で、救い出してみせると誓いを立てると共に、他の4人と手を合わせた。ここにようやくジェットマンはひとつにまとまったのだった。

晴れて両思いになった凱と香だったが、長くは続かなかった。自由を愛する凱にとっては、窮屈な上流階級生活はうんざりし、外国から帰って来た香の両親に凱を紹介したことが、破局の決定打となってしまうのだった。以降は戦友としての関係になっていく。

香「今の竜を見たら、きっとリエさん悲しむわ。今の竜は戦士じゃない。ただ闇雲に突っ走っているだけ。リエさんは、戦士としての竜を愛した筈よ?」

香「お願い、竜…リエさんの気持ちを、無駄にしないで!」

(第50話『それぞれの死闘』より)

藍リエをラディゲに殺され、復讐の鬼と化した竜。それをたしなめたのは、かつて竜に支えられていた香だった。

そこには世間知らずでわがままな姿はなく、激しい戦いや複雑な人間関係にぶつかったことで、戦士としても人間的にも、強く立派な女性に成長していたのだ。

上記の「足が折れたって戦うわ!」という台詞に、彼女自身の成長が垣間見える。

凱「今日はめでたい日なんだ。親友が結婚する。」

(最終回『はばたけ!鳥人よ』より)

次元戦団バイラムを壊滅させてから3年。香は結婚することになり、バージンロードの先で彼女を待つ新郎は、天堂竜であった。

かつてジェットマンのメンバーだった、大石雷太早坂アコ小田切長官が祝福する中、ひとり式に遅れた結城凱はその道すがらでひったくり犯に傷を負わされてしまう。

かつての恋人と恋敵でもあった親友が共に幸せを掴んだ姿を見て凱は安堵の笑みを浮かべ、煙草を一吸いして目を閉じた…

竜「早く大きくなれよ、凱。」(特別編より)

バイラムとの戦いから6年(結婚からさらに3年後)。ふたりはアルバムを見ながら長い戦いを回想する。

そして、ふたりが授かった愛の結晶の名前は「凱」であることが明かされた。

余談

香を演じた岸田里佳氏は他のスーパー戦隊作品でも以下のような形で登場している。

第9話にてリポーター

桃井タロウ鬼頭はるかが向かった配達先のおばさん役

 なお、パンフレットには彼女の本名が書かれており・・・

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    こんにちわ。いきなり更新です。今日特訓するのは数美先生と香さんです。恋愛要素をふんだんに取り入れたジェットマンで天堂竜と結城凱で揺れ動く事が多かった香さんを数美先生が優しく勇気づけます。
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    ■鳥人戦隊ジェットマン、最終回AパートとBパートの間にある空白の3年間の物語です。 ■話の主軸は竜と香の物語。11話目は竜と香のお話。 ■時期は1992年の4月あたり。 ■詳細は1話目のキャプションで。 ■表紙はお借りしました、ありがとうございました。 ※ まさかの10年半ぶりに更新したものの、実はまだ最後まで書き終えられていません。ストックを出し切ったらまた長く更新がされないものと思われます。死ぬまでに書き終えたい。
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    ■鳥人戦隊ジェットマン、最終回AパートとBパートの間にある三年間の物語をずっと書いてみたいと思っていました。五人+小田切長官の空白の三年間にどんな物語があったのか、色々な想像を巡らせている人も多いと思いますが、私もその一人です。 ■ジェットマン五人と小田切長官のその後の物語ですが、主軸は竜と香の物語です。リエを失った竜はまだ相当立ち直れていません。かなり痛々しいです。そんな竜でもお付き合いいただける方はお進みください。 ■時代設定はドラマの冒頭で「199X年」とされ、何月何日という詳細までは触れられませんが、この小説内での時間軸は基本、放送日を基準にして考えています。つまりバードニックウェーブが飛散したのは初回放送日の1991年2月15日、バイラムを倒したのは最終回放送日の1992年2月14日、といった具合です。この小説はバイラムを倒した約半月後、1992年3月のあたまからスタートします。 ■ほぼ書き終えてはいるのですが、まだ終盤が納得いかず、現在もずっと書き直してばかりです。自分を追い込むためにもそろそろアップしていくことにしました。 続きはまた後日上げます。全部で14話程度の予定です。 ■表紙はお借りしました。 http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=37693084素敵な表紙をありがとうございました。 ■1話目の設定は1992年3月初旬。
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    ■鳥人戦隊ジェットマン、最終回の空白の3年間。主に竜と香の物語。詳細は1のキャプション欄にあります。 ■2話目の時期は1話目の3日後、1992年の3月初旬。 ■表紙は引き続きお借りしたものを使用しています。ビルと青い空がジェットマンのOPにも似ていて、イメージ通りでしたのでこの素敵な写真を使わせていただきました。http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=37693084ありがとうございました。

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