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「なんでや!?なんでワイがテレビに映らんと、アイツらが映るんや!」

演/CV:松村明


概要編集

妖怪の1体で、白菜擬人化させた案山子のような姿をしている。

人間態はアパート暮らしで関西弁を喋る小太りのダサい男性「泥田 坊」。何故か目元を青い四角のメイクしている(テレビ画面を表現しているのか?)。

昔の「泥田坊」は田んぼや畑に出る妖怪だったが、文明が進んで畑が余りなくなった現代の泥田坊は居場所を失った惨めな存在らしく、引きこもりとなってしまっていた。

それがテレビにすっかり嵌まってしまい、劇中では自分もテレビに映ろうと思って悪事の限りを尽くす。しかしその結果、カクレンジャー(主にジライヤ)の引き立て役にされた挙げ句に倒されてしまうのは因果応報と言えばそれまでだが、やはり惨めとしか言い様が無い。


戦闘では当たると痺れて動けなくなる「泥んこ玉」を投げ付けたり、両目からの光線や片手を振り上げて起こす爆発といった技を繰り出して来る。


活躍編集

アパートに引きこもって見ていた時代劇『お助け侍』に夢中になっている中、隣のおばさんにゴミ出しの件で文句を言われて逆ギレする。


その後、お助け侍に扮して自身も映ろうと生中継中のラーメン屋に押し入って暴れた所、その場に居合わせたジライヤサイゾウに襲い掛かるも返り討ちに遭ってテレビに映される。そして天気予報の撮影にパネルを破って乱入するや正体を現し、変身したブラックブルーに「泥んこ玉」を投げ付けて応戦。だがその結果、親子でクイズ番組『スーパーバトルクイズ』に出演する予定だった利夫という少年の父親に怪我を負わせてしまい、ブラックの怒りの反撃に遭ってその場は撤退する。


アパートに帰宅後、自分の活躍をテレビで見ようと思っていたドロタボウだったが、映ったのは「勇敢に妖怪に立ち向かった若者」としてテレビに中継されるジライヤ達の姿ばかり。自分が映っていない事に憤慨し、テレビの音がうるさいと文句を言って来た隣のおばさんに逆ギレし、何としてでもテレビに映ろうと目論む。


「こうなったら、テレビに映してくれるまで、何でもやるぞ~!」


テレビに映るためにドロタボウが取った行動は大規模な破壊工作であった。ビルの屋上から人々に泥んこ玉を人々に投げつけ、両目からの光線で高層ビルを破壊。当然ながらジライヤ以外の4人が駆けつけるが戦いもせずに逃走する。そして怪我をした利夫の父親の代わりに彼と共に『スーパーバトルクイズ』に出演していたジライヤが全問正解した所に乱入し、ジライヤに「金網デスマッチ」での空手剣術ボクシングの3番勝負を挑むが結局は敗北。テレビに映るという目的は達せられただろうが、無様な負け姿を晒す事となった。


直後に妖怪エネルギーの落雷を浴びて巨大化すると、両目からの光線でサスケ達に襲い掛かる。負けじと五獣将と一体化して向かって来るカクレンジャーに対し、片手を翳すと同時に発生させる爆発で迎え撃ち、ブラックガンマーと激戦を繰り広げるも、隠流忍法・砂嵐で飛ばされる無数の岩石を受け、怯んだところに5体が合体した無敵将軍の火炎将軍剣を止めに喰らって爆散した。


余談編集

妖怪モチーフは泥田坊。他に西洋風の案山子も含まれる。『百化繚乱[上之巻]』によると、デザイン画の時点では1本足だった。


彼が登場した第9話では、『電撃戦隊チェンジマン』のチェンジペガサス/大空勇馬や『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のドラゴンレンジャー/ブライを演じた和泉史郎氏がお助け侍役、『鳥人戦隊ジェットマン』のホワイトスワン/鹿鳴館香を演じた岸田里佳女史がリポーター役、『特捜ロボジャンパーソン』で三枝周平を演じた子役の富田樹央氏が利夫役、更に声優として数多くの戦隊怪人の声を演じる西尾徳氏が『スーパーバトルクイズ』の司会者役(※ちなみに俳優としての出演は『太陽戦隊サンバルカン』の松原正助役以来)でそれぞれゲスト出演した。


演じる松村氏は今作がスーパー戦隊シリーズ及び特撮初出演となり、それ以降も多くのドラマに出演しているが、特撮自体への出演は今作品以降無い。


関連タグ編集

忍者戦隊カクレンジャー 妖怪(カクレンジャー) 泥田坊


アゼミドロ:『侍戦隊シンケンジャー』に登場する、泥田坊繋がりの後輩


ドロタボウ(魔化魍):『仮面ライダー響鬼』に登場する、同じく泥田坊繋がりのライダー怪人

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