妖怪エネルギーの落雷
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ようかいえねるぎーのらくらい
妖怪エネルギーの落雷とは、特撮テレビドラマ『忍者戦隊カクレンジャー』に登場するエネルギー、および巨大化プロセスの一つ。
「こうなったら、大きくなってやる!」
作中に登場する妖怪達が追い詰められた際、巨大化のために用いる手段。
上空に黒雲を呼び起こし、そこから妖怪エネルギーを落雷として浴びることで身体を巨大化させる。
前年の『五星戦隊ダイレンジャー』に登場した巨大化爆弾と同様に巨大化の効果には永続性がなく、巨大戦で倒されたり致命傷を負ったりしなければ、一定時間後に元のサイズに戻ることもできる。
巨大化の際に妖怪達は上記の台詞を口にするのがお約束となっているが、これについてはバリエーションもいくつか存在し、「大きくなって(やる)」の部分が「巨大になって」に変化したり、その言葉の後に「やっつけてやる」や「踏み潰してやる」の他、「叩き潰してやる」や「切り刻んでやる」等と、各妖怪の個性が現れる部分となっている。
妖怪エネルギーを放出する黒雲の正体は、「人間の怒りや憎しみ等といった、負の感情の集合体」とも言うべきものである。この事実は物語の早い段階で既に提示されており、そして最終決戦においても重要なテーマを担うこととなる。
その最終決戦では、この黒雲からのエネルギーが巨大化したヤマンバにさらなる力を与え、同時にダメージも回復するといった効果を見せており、さらに妖怪大魔王も妖怪エネルギー、ひいてはその元となる負の感情を発する人間達の存在こそが、妖怪を不滅の存在たらしめるのだと語っている。
つまるところ、これまで描かれてきた巨大化という現象もあくまで、「妖怪エネルギーのもたらす力のほんの一端でしかない」ことが示唆されているのである。
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