ロクロクビ(カクレンジャー)
げんだいのろくろくび
「待ってぇ~!私の坊やを返してぇ~!」
CV/演:鈴鹿景子
その名の通り首が長く伸びる「ろくろ首」と呼ばれる妖怪で、サングラスをした蛸のような頭とボディコン風の衣装が特徴。原典通り伸縮自在の首が最大の能力だが、中国版ろくろ首とも言うべき飛頭蛮のように首と胴体を分離させて戦闘することも可能である。
ちなみに首の付け根の部分には牙の生えた口があり、普段はこれで胴体に噛みついている。
作中では何とカッパの奥さんであり、彼のことを「ダーリン」と呼ぶ程のバカップルぶりを見せつけた。普段は眼鏡を掛けた人間の女性に化けて東京ガリバーというゲームセンターの店員として働いている。尚、カッパと共に住んでいる家は東京ガリバーと繋がっている模様。
かつては息子がいたらしいが人間の毒で死んだらしく、人間の子供を息子と見間違えるなど、精神的に相当追い詰められていたらしい。しかも息子はゲームが得意だったらしく、同じようにゲームが好きな少年に息子の面影を重ねて心を慰める日々を送っていた様だ。
EDでも夫のカッパに続く形で登場している。
東京ガリバーの店員として働いていたところ、セイカイと遊んでいた正一を目撃すると、彼を特製のレーシングゲームに誘う(※セイカイは別の部屋に案内してもてなした)。
実はロクロクビには一人息子がいたのだが数年前に人間の毒によって喪っていた。息子はゲームが得意だったのか、それ以来は同じ様にゲームの得意な人間の少年を連れてきては、息子が帰って来たと思い込んでは自分の心を慰めていたのである。
だが、ゲームセンターと繋がっていた自宅で夫のカッパと共に正体を現して話している所を正一に目撃されてしまったため、逃げ出した彼を追ってカクレンジャー達と交戦。居合わせたセイカイを捕えるも、先祖にドロンチェンジャーを授けられた彼はニンジャイエローに変身してしまう。
そこへ空から妖怪のエネルギーが落雷となって降り注ぎ、頭部は夫と共に巨大化してニンジャレッドの変化した獣将レッドサルダーと、残された等身大の胴体は残りのニンジャホワイトやイエロー・ブルーらとそれぞれ交戦。レッドに取り付き、蛸の触手で締め上げつつ、首を丸呑みにする様にして拘束し、悶え苦しめた。しかし先に等身大の胴体がホワイトのくの字斬りで倒されたことで悶絶し、カッパと共に怯んだところに残す頭部もレッドサルダーのレッドスライサーによりカッパもろとも爆散した。
カッパ「ハ~ニぃ~……(泣)」
ロクロクビ「ダ~リ~ン……地獄で一緒に暮らしましょうね~……ダ~リン……♡」
こんな断末魔ではあるが彼女らも妖怪である以上、地獄ではなく封印の世界に逆戻りさせられており、実際カッパの方は最終回でも封印空間にいるのが確認できる。