「いーや、お前は敗けたんだよ!この俺との賭けにな!」
「せめて、最後の賭けを…」
概要
Case File 13「バトルカジノ」に登場するロンダー囚人。
嘗て30世紀に違法カジノを経営していた罪で圧縮冷凍20年の刑を受けており、囚人番号は[64]。
20世紀の現代でも同様にゼニットを従業員に違法カジノを開き、格闘家を戦わせて客に金を賭けさせ、イカサマで掛け金を総取りした。本体は非常に小さく、ボディースーツを着用している。戦闘時はスーツ両肩から触手を放って相手を捕縛する。劇中にて彼が取っていた行動から、ドルネロによって解凍されたと思われる。
活躍
何時も通り格闘家同士を戦わせる闇カジノでイカサマを働き、客から金を巻き上げようとしていたが、潜入していた竜也達5人に正体を気づかれてしまったため、スーツに乗って逃走。
無論タイムレンジャーが見逃すはずもなく、追い掛けて来た5人をスーツの両肩からの触手で攻撃するも、ベクターハーレーで両肩に大ダメージを負った弾みでスーツから離脱。今度は自身の生身の身体で5人に体当たり攻撃を仕掛けるも、ピンクのボルスナイパーの射撃に怯んだところにボルテックバズーカを撃ち込まれて圧縮冷凍された。
その際、最後の悪あがきと言わんばかりに上記下段の台詞を吐きながら、スーツの右腕から巨大化抑制シールを剥がして巨大化させる。
タイムロボβに襲い掛かるスーツだったが、相手の体当たりときりもみキックを叩き込まれる。幸いにも本体であるベリトは圧縮冷凍されて無人機だったため、そのまま出力最大で放ったフライヤーマグナムの射撃を叩き込まれたスーツは爆散した。
余談
彼のみ本人の体ではなく、ボディースーツ部分に巨大化抑制シールが貼られていたことから、ベリト自身は「スーツ部分は普段は本人の意思とリンクして稼働するが、分離後はAIによる自動操縦で動く」という仕様になった生体ロボットあるいはサイボーグであると考えられる。そのことから、ベリトはスーツの機能をロンダー刑務所の看守達からうまく隠し、スーツの方に抑制シールを貼らせたものと推測される。また小柄な体格のためか解凍後にシールの無い本体がリバウンドを起こしていない唯一の事例でもある。
カジノの格闘家は高岩成二、竹内康博、今井靖彦などのスーツアクターが顔出しで演じている。
声を演じる水鳥氏は『アンドロメロス』以来、17年振りの特撮出演となり、同時に今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となったが、2010年7月に亡くなった為、これが最初で最後の戦隊出演となった。
某動画サイトでCase File 13が配信された際には、「ボルテックバズーカが初めて圧縮冷凍に成功した」ということでそれまで(圧縮冷凍に関しては)失敗や負け続きだったボルテックバズーカが賞賛されるコメントが多数流れていた。
関連タグ
未来戦隊タイムレンジャー ロンダーズファミリー ロンダー囚人
タイラー星人ダーデン、ルレッタ・ゲロウ:同じく違法カジノを経営する犯罪者繋がりの戦隊怪人の後輩達。
ハッテナー:16年後に登場する戦隊怪人で、ダミーボディに乗っかった本体と言うベリトと似た身体構成である。