概要
ギエンがネジや金属の破片などの有り合わせのジャンクから造った兵士。
ギエンはこれを「ジャンクドロイド・ゼニット」と呼んだ。
ネジから生み出され、薄茶色や金色の体色を持つ2種類が存在する。劇中ではロンダー囚人が必要時にネジをばら撒く形で大量に召喚される場合が大半。
過去の戦闘員の例に漏れず人間に化ける事が可能で戦闘のみならずエステティシャン・ドミーロのアシスタントの様な様々な雑務もこなす。但し、唯一の欠点としてロボットらしく動きが堅い為、タイムレンジャーからは直ぐに判別される恐れがある。ちなみに人間の姿で活動する際には、リラと共に買い物をする事が多い。
戦闘ではマシンガンにもなる大型の剣を武器とし、金属音を鳴らしながらダンスの様なリズムのステップ(その年の前年に流行っていたアイドルユニットの曲を意識したのだろうか)を踏みながらタイムレンジャーと戦い、終盤でシティガーディアンズの攻撃を耐えるようになり、タイムレンジャーでも一撃で倒せない程に強化された。
彼等を語る上で忘れてはならないのは、タイムファイヤー/滝沢直人を(※生身の無防備な状態での不意打ち、とある黒幕によって仕組まれた事とはいえ)銃殺する大金星。
余談
名前の由来は銭+ロボットから。
「剣と銃を兼ねた武器」を扱う戦闘員は他に賊兵ヤートット・使い魔インプス・魔虫兵ビービ等がいる。
戦闘員がヒーローを抹殺する例はスーパー戦隊シリーズにおいて『バトルフィーバーJ』以来の快挙となり、カットマンも初代バトルコサック/白石謙作を生身の無防備な状態で銃殺している。
デザインを担当した原田吉朗氏は『百化繚乱[下之巻]』にて、「初期の設定では指揮官クラスの個体と兵卒クラスの個体が存在し、指揮官クラスのスーツはかなり高い素材を使っていた(当時はあまり使用されなかったメタリックに光る少し特殊な素材だった)」とコメントしている。
ちなみに、頭部の黒い大きな空洞はそのまま覗き穴になっていて、視野が広くて担当したスーツアクターには好評だったとか。
関連タグ
ドロイド(デカレンジャー):『特捜戦隊デカレンジャー』に登場。
小型部品から変形して犯罪者たちに使役されるロボット戦闘員の後輩たち。
蛮機兵ウガッツ:『炎神戦隊ゴーオンジャー』に登場。こちらもスクラップから作られているので素材的にはゼニットと近い。
ネジレッタ:こいつらもネジをばらまいて呼び出される。
歴代スーパー戦隊の戦闘員