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爆弾魔ジェッカー

ばくだんまじぇっかー

爆弾魔ジェッカーとは、特撮テレビドラマ『未来戦隊タイムレンジャー』に登場する敵怪人の一人。
目次 [非表示]

「20世紀のビルも壊しがいがあるぜ!」


CV:宗矢樹頼

登場話数:Case File.2「見えない未来」


概要

ロンダー囚人の一人で、作中で最初に圧縮冷凍より解凍され、20世紀の世界で犯罪行為に及んだ犯罪者でもある。

人間でいうところの胸の辺りから頭部が伸びている、マシンとも生物ともつかぬ特異な見てくれが特徴で、背中からのジェット噴射によって自在に空を飛び回ることができる。右手の指先からは、ペンチレーザートーチなどといった工具ユニットを伸ばすことができる他、巨大化後は前腕全体を槍状に変化、これを武器として振るう。また巨大化前後で共通して、右手の指先(巨大化後は槍のスリット)や口から放つ弾丸を攻撃手段としている。


西暦30世紀において、結晶状の小型時限爆弾を使った多数のテロを実行し、その罪で圧縮冷凍120年の刑を受けていた。また後述の通り、要求が通っても約束を反故にするなど、いかにも悪党らしい卑劣な性格の持ち主でもあるが、こうしたわかりやすい行動パターンは同時に自身の命取りともなった。


作中での動向

タイムレンジャーとの初戦の後、ドルネロ達はロンダーズファミリーを立ち上げ、アジトとしたロンダー刑務所に収監されていた囚人達を使って金儲けをすべく行動を開始。その一環として、ギエンの手により最初に解凍されたのがジェッカーであった。


解放された後、ジェッカーはデモンストレーションとしてとある高層ビルを爆破し、さらに様々なビル時限爆弾を設置した上で、それを所有する企業に対し爆破を止める見返りとして「ビル一つにつき1億円」を要求するテロ行為を開始。

そのターゲットの中には浅見グループも含まれており、グループ側は要求を飲んで1億円を支払おうとするが、このことを知った竜也は父のに対し自らが受け渡しに出向くこと、そして爆破を防いで1億円を無事に持ち帰れた場合、渡の薦める会社への就職を強制しないという賭けを持ちかけ、さらに自分と「同じ境遇」に立たされていたユウリ達4人に、共に「明日を変える」べく協力を持ちかける。

そのようなやり取りが裏で繰り広げられているとは露知らず、とある埠頭にて脅迫先の企業から要求通りに大金をせしめ、警官隊をも寄せつけずにいたジェッカーは、1億円を持ってやってきた竜也からの約束を守るかどうかの念押しに対しても、それを反故にして起爆に及ぼうとする悪辣さを見せるが・・・実は竜也が持ってきたケースの中身こそ、ジェッカーの仕掛けた爆弾であり、その事実を明かされたジェッカーを狼狽させることとなる。

ジェッカーの手口や行動パターンは、既にタックの持つデータを通して竜也達の知るところであり、竜也はユウリたちの協力を得ることで爆弾を回収し、テロを未然に防いでみせたのであった。


事情を知って逆上したジェッカーは、自らの前に立ち塞がったタイムレンジャーと戦闘に及び、飛行能力などを活かして彼らを苦しめるが、その最中にタイムレッドから受けた攻撃の弾みで左肩の「巨大化抑制シール」が剥がれてしまい、リバウンドを起こした末に巨大化してしまう。

巨大化したジェッカーはそのまま市街地にて破壊活動を開始し、対抗する術を持たないタイムレンジャーをも追い詰めるが、彼等に止めを刺そうとしたその時、タックからの要請が通って緊急システムが発動、30世紀よりやって来たタイムジェットによって妨害され、これらが合体したタイムロボとの巨大戦へともつれ込むこととなる。

最初に相対したタイムロボβとは空中戦を展開し、一旦は優位に立ちながらも相手の機動力に翻弄された上、タイプチェンジしたタイムロボαには銃撃やビルを投げつけての攻撃も通用しないまま、プレスブリザードを喰らって圧縮冷凍され、縮小されたジェッカーの身柄はカプセルに収められる形で再逮捕された。


備考

物語終盤では、この時の戦闘で緊急システム発動の許可がなかなか下りずにいた理由について、20世紀の世界にやってきたリュウヤ隊長が明かす一幕がある。それによると、「本来の歴史」ではユウリたち4人は巨大化したジェッカーの攻撃によって全滅することになっていたのだが、とある事情から彼女たちを生かしておく必要があったため、その「歴史的事実」をねじ曲げる形で緊急システムを発動したのだという。


デザインは森木靖泰が担当。企画初期のアイディア出しの段階で提出した案の一つであったようで、頭部の位置を変えることで、特異なプロポーションや彼なりの有機的で悪そうなロボットのイメージを狙ったものとなっている。またデザイン画稿では六角形をした目元などは、成田亨からの影響を受けたものであることを後年のインタビューにて明かしている。背中の模様からファンの間ではテントウムシがモチーフと推測されているが公式からの言及は無い。


関連タグ

未来戦隊タイムレンジャー ロンダー囚人 爆弾魔


マトリックス:アメリカのSF映画。前述したジェッカーとタイムロボβとの空中戦の演出は、同作のアクションシーンのそれから影響を受けていると指摘する向きもある。

ジェンコ・コパミーノ:『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』に登場する敵怪人の一体。ジェッカーと同様に爆弾魔である他、彼の持つルパンコレクションもタイムレンジャーにちなんだものでもある。

ブリガロン:シルエットがそっくりなポケモン


本編最初の一般怪人

岩石サイマ獣マグマゴレム爆弾魔ジェッカータービンオルグ/プラグマオルグ

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