「女の恨みは怖いのよ!」
概要
Case File 22「桃色の誘惑」に登場。
結婚詐欺の常習犯として圧縮冷凍の刑を受けていたロンダー囚人。
薄桃色の頭部にはまるでメドゥーサのように多くの蛇が生えているが、これは全て彼女の髪の毛である。胴体も胸部と両肩と両膝に目玉が付いた、ピンク色のパワードスーツに身を包んでいる。
劇中では広末恭子という美女に化け、結婚詐欺師らしく数多くの男達から金や宝石を貢がせようとした。
依頼人の男性には清楚なお嬢様タイプ、竜也には古風な大和撫子、ドモンにはセクシーな女性、アヤセには所謂ツンデレを演じ分けていずれも虜にする辺り、男女関係の駆け引きには通じていることが分かる。
トレードマークと言うべき蛇型の頭髪は原典のメドゥーサのように石化こそできないが、どこまでも伸びて噛みつく他、電撃攻撃を繰り出せる。
活躍
上記の通り、広末恭子の姿で結婚相談所に登録し、男性を騙して小金を巻き上げようと画策するも、思ったよりも金が集まらない結果に焦り始め、シオンを除くタイムレンジャーの男性陣をその美貌で虜にし、殺し合いを画策する。
その後、ある意味で自爆に近いユウリの行動によって3人は正気に戻ったため、正体を現してタイムレンジャーに襲い掛かる。
蛇型の頭髪で攻撃するバーベラだったが、アクセルストップを発動したピンクに髪を切断され、そのままボルテックバズーカのプレスリフレイザーで圧縮冷凍されかける。
だがその直前、上記の台詞と共に右腕から巨大化抑制シールを剥がして巨大化。
巨大戦ではタイムシャドウとタイムロボαを髪からの電撃で攻撃するも、等身大の時と同じように2体に髪を切断された挙句、シャドウアルファのバーチャルネットで動きを止められ、そのままブリザードスラッシュを喰らって圧縮冷凍された。
その後、Case File.38で魂の活動屋グロカンが召喚する怪人の1体として登場した。
余談
モチーフはメドゥーサ。
演じる東風平女史は今作がスーパー戦隊シリーズ初出演となった。ちなみに彼女は、Case File 22の脚本を担当した井上敏樹氏が過去にメイン脚本を担当していた『超光戦士シャンゼリオン』にて南エリ役としてレギュラー出演していた。
そして井上氏も今エピソードを最後に『海賊戦隊ゴーカイジャー』の第28話まで11年間も戦隊シリーズの脚本を書いておらず、翌年には平成ライダーシリーズの脚本へと移行した。そして本編から22年後の『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でメイン脚本を担当することになる。
関連タグ
未来戦隊タイムレンジャー ロンダーズファミリー ロンダー囚人 結婚詐欺師
スケコ星人マシュー:『特捜戦隊デカレンジャー』に登場する、同じく相手の恋心を弄ぶ犯罪者繋がり。
メドウメドウ、メルダメルダ:『星獣戦隊ギンガマン』に登場したメドゥーサ繋がりの戦隊怪人。こちらも原典の様な石化能力は披露していない。
ボイスロイミュード:『仮面ライダードライブ』に登場する結婚詐欺師のライダー怪人。