「染めてますよ?なんかちょっといいかな...と思って...3歳の頃から...似合いませんか?」(Case File.4)
「そして...僕たちの使命は...決して命を奪うことじゃない!」(Case File.32)
演 - 倉貫匡弘
概要
「スーパー戦隊シリーズ」第24作である『未来戦隊タイムレンジャー』の登場人物で、タイムグリーンに変身する。
戦争で滅んだハバード星人の生き残りの少年で、メンバー最年少の17歳。戦隊シリーズ初の純粋な異星人メンバーである。
性格は人懐っこくて無邪気、素直で心優しい。敵味方・年齢問わず誰にでも敬語で話す。
ハバード星が滅んでから研究所でずっと実験材料にされ続ける生活に耐えかねて時間保護局に逃げ込んだ経緯から、竜也達が初めての友人といえる存在であり非常に慕っている。また、竜也と反目していた滝沢直人に対しても悪い感情は持っていない。
ハバード星人は宇宙でもトップクラスの優秀な頭脳の持ち主とされており、それに違わず頭脳は極めて優秀で、かつメカニックとしても敏腕。戦闘面では他の4人に比べると経験が浅いこともありやや苦戦する場面が目立つが、その優秀な頭脳を活かした武器の開発や敵の情報収集等を担当するメンバーの参謀役。
ハバード星人の特徴として1年に1度丸1週間眠り続ける「睡眠期」が存在するが、普段は睡眠がいらないためトゥモローリサーチでは5人の中で最も稼ぎが良かった。
事実その睡眠期が訪れた際はトゥモローリサーチの売り上げは激減し、竜也達は困窮生活に陥る羽目になっている。
TV本編では髪色をしょっちゅう変えている(薄紫→青緑→茶色寄りの金髪)。Case File.4で自ら「染めてますよ」と打ち明けていたが、未来人メンバー全員もハバード星人の身体的特徴だと思っていたのか触れないでいたらしく驚いていた(竜也は「宇宙人っぽい」と嬉しがっていたが)。なお実際に倉貫氏が地毛を脱色していたようで(よく見ると髪の根元が黒くなっていたりする)、最終的に茶(金)髪で落ち着くことに。これは倉貫氏が「長期間染めると髪が傷む」と申し出たことによる。
「地球の人間」ではないので、「地球の歴史」の影響を受けない。その為、リュウヤによる歴史改変によってそれぞれが一番望む(であろうとリュウヤが考えた)環境となった30世紀においても、「戦争によって滅亡したハバード星唯一の生き残り」という点は変わらなかった。
「シオン」「タイム」がどっちも植物の名前のせいか、七草粥の話でお粥に春の七草の代わりに普通の雑草を詰めて出すギャグが出たこともあり、ブルースリー以来の名前の由来が二つあるメンバー説が濃厚である。
余談
現時点で、スーパー戦隊シリーズの歴代戦士では生まれた時期が最後となっている(パラレルワールドが舞台の作品を除く全シリーズが同次元と仮定した場合)。
関連タグ
白鳥スワン/デカスワン、海賊戦隊ゴーカイジャー(初期メンバー)、宇宙戦隊キュウレンジャーの5名(赤・橙・銀・緑・黄):後に登場したヒューマノイド型宇宙人の戦隊ヒーロー&戦隊ヒロイン。
ドン・ドッゴイヤー/ゴーカイグリーン:後の戦隊作品に登場する緑の戦隊メンバーで通称『ハカセ』。更に『地球以外の星の出身』で『メカニック関連のスキルに長けており、機械を扱うのが得意で作中でも新しい武器を製作した』という共通点があるが、メンバーから重宝されたり頼られているシオンとは異なり、ハカセはストーリー上やメンバーからの扱いが不憫な描写が目立つ。
メルト/リュウソウブルー:後に登場した変身後の色と同じ髪色の戦隊メンバー(ただしシオンと違い、こちらは設定上地毛だがウィッグ着用で演技している)。
羽衣ララ/キュアミルキー:19年後の1時間違いの世界に出てくる、シリーズ初の異星人戦士で、同じカラーリング繋がり。
シオン(牙狼):同名の特撮キャラ繋がり(倉貫氏は別の役で出演している)。こちらは女性であり、彼女の恋人の中の人は滝沢直人と同じ。