概要
タイムレンジャーが所持する装備の一つ。
三角形に近い形状をしており、本体部のカラーは黒、表面にはタイムレンジャーのシンボルマークが銀色でデザインされ、外縁部は金色になっている。そしてシンボルマークを取り巻く形で「TIME RANGER」や各メンバーのカラーのアルファベット表記が、独特のフォントで配されているのが特徴である。
主な役割の一つとして、メンバーの身分を証明するというものが挙げられる。言うなれば警察手帳のようなものであり、ロンダーズファミリーとの戦闘でタイムレンジャーが名乗りを挙げる際、5人のうち1人、もしくは全員がこれを掲げる事が多い。掲示の際には掲示すると同時にエンブレムが展開し、中央と外縁に配された計4ヶ所の発光部が明滅するという機能がある。
そしてもう一つの役割が、圧縮冷凍されたロンダー囚人の回収である。囚人との戦闘の末に圧縮冷凍が完了した後、圧縮冷凍された囚人の身体の上にタイムエンブレムをかざす事で圧縮冷凍カプセルが出現、そのまま囚人をカプセル内に収納して回収できるようになっている。
こういった用途が周知されている為か、ロンダー囚人の大半はこのエンブレムを掲げられた際、たじろぐ素振りを見せる事もある。
タイムファイヤー専用エンブレム
シオンが製作した、タイムファイヤー専用のタイムエンブレム。Case File.45のラストにてトゥモローリサーチの「危機」を救った礼として、シオンが以前から用意していたそれを変身者の滝沢直人にプレゼントした。
所持者のタイムファイヤーに合わせてカラーリングが変更されており、本体部はタイムファイヤーのパーソナルカラーである赤になり、それ以外にも表面のシンボルマークが金色、外縁部が銀色と通常のエンブレムとはカラーリングが逆転している。
このエンブレムはあくまでシオンが製作したオリジナルで、時間保護局が発行している正規品ではない事、またそもそも直人も時間保護局には属していない事から、本来の用途の一つである身分証としての役割を果たす訳ではない(おそらく本来のタイムファイヤー用の正規のエンブレムは、デザインも上記のタイムレンジャーのものと変わらないと思われる)。
とはいえ、搭載された機能は正規のエンブレムと同じで、登場時期が時期なだけに作中での使用回数は僅かではあるものの、Case File 46にて囚人の回収、Case File 47にて名乗りの際の掲示と、一通りその機能を活用している。
関連タグ
海賊戦隊ゴーカイジャー:2011年放送のスーパー戦隊シリーズ第35作目。同作の第40話にてタイムエンブレムが登場しており、こちらでは立体映像を再生してメッセージを伝えるという、原典とはまた異なる機能も披露されている