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時間保護局

じかんほごきょく

時間保護局とは、特撮テレビドラマ『未来戦隊タイムレンジャー』に登場する組織の一つ。
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概要編集

30世紀の世界において制定された「時間保護法」に基づき、人類による時間内移動を管理するべく設立された公的機関。

所謂タイムパトロールなのだが、本作の未来世界での警察機構は「インターシティ警察」であり、時間保護局はあくまで時間犯罪者の取り締まりのみに特化している。


作中世界では西暦2990年頃に、タイムマシン等のタイムワープ技術が確立・実用化されたのだが、一方でそれを悪用した犯罪者による不法な時間内移動が横行し、その結果として30世紀が消滅の危機に瀕するという深刻な問題も発生していた。

時間保護局はそうした問題を受け、個々の人間の都合による時間内移動を完全に禁止する「時間保護法」成立と共に、万が一の事態に備えて発足したものであり、同局に所属する職員は時間保護法の下で「地球の歴史を保護する」という任務を帯び、時間保護法違反者を常に警戒・監視している。


タイムレンジャーは、この時間保護局のレンジャー隊隊員達や、彼等の緊急戦闘モードを指しての総称であり、クロノチェンジャータイムロボ等の各種装備もまた、時間保護局によって開発・管理されているものである。

所属する職員は共通して白い隊員服が支給されており、ユウリ達も30世紀ではこの制服を着用していた。『海賊戦隊ゴーカイジャー』でドモンが客演した際の出で立ちも、やはりこの制服姿である。一方で上層部の面々は黒い制服を着用している。


関連する人物として、作中ではユウリ達メインキャラ4人の他、数名の上層部と思しきメンバーや、リュウヤ隊長の指揮下にあるレンジャー隊、それに本拠地であるプロバイダーベースに常駐する武装係員や警備ロボット等の各ロボットが登場している。メンバーには地球人だけでなく、シオンのように優秀な知能を持った異星人も多数含まれている。


時間保護局では、隊員の時間移動や派遣にも最大限の警戒をしており、時間への影響を最小限に抑える為に、時間犯罪が発生した緊急時においても、犯罪者を追跡して時間移動を行い現場で対応する隊員は、原則時間保護局が設定している1チーム(5人)のみである。

移動先の時間での滞在可能期間も、VR装置によってインプットされた移動先の時間に関する情報の有効期限である最長1年間のみで、このような限定的な条件下で任務を遂行する為に開発されたのが、タイムレンジャーの装備なのである。


とはいえ、それを差し引いても時間犯罪者の取り締まりは非常に制限が多く、かなり過酷な任務となり易いのだが、この辺りは本作の場合は、そもそも時間移動技術が確率されてまだ数年しか経っていないのも大きな要因だと言える。

つまり、時間移動にしてもその取り締まりにしてもノウハウ自体が足りておらず、まだまだ様々なものが発展途上なのである。そういった事情もあって時間移動の経験を持つレンジャー隊トップのリュウヤ隊長が、時間保護局の中でも時間移動のメンバーの選抜から、タイムジェット等の使用権限の全権を掌握しており、上層部にすら口出しはできない。


最終回後編集

TVシリーズ最終回で発生した歴史改変後の31世紀も、引き続き時間保護局は存在しており、2011年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』では、豪獣ドリルの管理・発進を時間保護局が受け持っている描写も見られる他、第40話では局員の一人としてドモンも登場している。


関連タグ編集

未来戦隊タイムレンジャー

タイムパトロール


Endless_Love:『ポプテピピック』第2期の最終回。同エピソードの展開について、時間保護局に属するある人物の行動のパロディではないか、と指摘する向きもある

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